Androidで画面録画する方法! スクリーンレコードで内部音声まで撮影しよう

スポンサーリンク
Android

本記事では、Androidで画面を録画撮影する方法を紹介します。

次のようなニーズにピッタリですよ。

  • ゲームのプレイ動画を配信したい
  • スマホの操作画面を説明したい

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

(基本編)Androidで画面録画する方法

このパートでは、具体的なスクリーンレコーダー(スクレコ)の設定方法として、3パターン紹介します。

方法 条件 内部音声の録音
①:OS標準のスクリーン
レコード機能を使う
Android 11以降
②:アプリAZスクリーン
レコーダーを使う
Android 5以降
※Android 10以降のみ
③:デバイス独自のスクリーン
レコード機能を使う
機種による 機種による

Android 11以降であれば①、Android 10以前であれば②をどうぞ。ただし内部音声の録音は、いずれの方法もAndroid 10以降が条件です。

また一部機種は、OSバージョンに関わらず、独自機能が搭載されます(③)。

Android OSバージョンを調べる説明

OSバージョンは、設定のデバイス情報から確認できる。

各方法について、順番に解説します。

方法①:OS標準のスクリーンレコード機能を使う(Android 11以降向け)

Android 11よりOS標準機能として、スクリーンレコードが搭載されました。

サードパーティ製アプリ不要で、画面を録画撮影可能となります。

Xperia 10 II(Android 11)を例に説明します。

まずクイック設定パネルを開き、クイック設定パネルのスクリーンレコードアイコンスクリーンレコード→ 開始 で撮影が始まります。

OS標準のスクリーンレコード機能を使う手順1

スクリーンレコード中は、ステータスバーにステータスバーのスクリーンレコードアイコン専用アイコンが表示されます。

撮影を終えたい場合、通知ドロワーから タップして停止 すればOK。

OS標準のスクリーンレコード機能を使う手順2

(左)撮影中の画面 (右)通知から撮影を停止できる

通知をタップすれば、そのまま撮影した動画を再生できます。

動画ファイルは mp4 形式で、内部ストレージ直下「Movies」フォルダへ保存されます。

OS標準のスクリーンレコード機能を使う手順3

(左)タップで再生できる (右)Moviesフォルダに保存される

以上、スクリーンレコード機能の基本操作です。

ここからは、よくある質問と解決策を紹介します。

質問 解決策
スクリーンレコーダーがない クイック設定パネルの編集から追加する
内部音声が入らない 撮影前の設定を見直す
タッチポインタが表示されない 撮影前の設定を見直す

Q.スクリーンレコーダーがない→A.クイック設定パネルの編集から追加する

もしクイック設定パネルにクイック設定パネルのスクリーンレコードアイコンスクリーンレコードが見当たらない場合、クイック設定パネルのペンアイコンペンアイコンから編集画面を開き、タイルを追加しましょう。

クイック設定パネルでスクリーンレコードを追加する手順1

編集画面を開き(左)、ドラッグ&ドロップで追加する(右)。

操作動画です。

クイック設定パネルでスクリーンレコードを追加する手順2

なお繰り返しになりますが、スクリーンレコードはAndroid 11から導入された機能です。

もしお使いの端末のOSバージョンがAndroid 10以前の場合、クイック設定パネルの編集画面にも存在しないため注意して下さい。

クイック設定パネルでスクリーンレコードを追加する手順3

例えば、Android 10だとスクリーンレコード機能を使えない。

Q.内部音声が入らない→A.撮影前の設定を見直す

クイック設定パネルのクイック設定パネルのスクリーンレコードアイコンスクリーンレコードをタップすると、録音設定が表示されます。

内部音声を入れたければ、デバイスの音声 または デバイスの音声とマイク を選択しましょう。

スクリーンレコードで內部音声を録音する手順

各メニューの比較表です。

メニュー 外部音声 内部音声
マイク
デバイスの音声
デバイスの音声とマイク
外部音声は自分の声や周囲の音、内部音声はゲームのBGMや効果音まで録音できます。
外部音声○だと、スマートフォン本体から流れる音も一緒に拾います。自分の声だけ録音したい場合、音量を最小にして端末から音が出ないようにしましょう。

Q.タッチポインタが表示されない→A.撮影前の設定を見直す

クイック設定パネルのクイック設定パネルのスクリーンレコードアイコンスクリーンレコードをタップしてから、画面上のタップも記録する を有効にしましょう。

これで現在触れている場所にポインタが出現し、録画にも映ります。

開発者向けオプションでもタッチポインタを有効にできますが、画面録画中には映らない仕様となっています。動画に残したい場合は、ここで紹介する手順をどうぞ。

スクリーンレコードでタッチポインタを表示する手順

以上、OS標準のスクリーンレコード機能の使い方でした。

セキュリティの観点からも、Android 11以降の端末をお使いであれば、まず第一候補となる画面録画方法ですよ。

方法②:アプリAZスクリーンレコーダーを使う(Android 10以前向け)

Android 10以前の場合、画面の動画撮影はサードパーティ製アプリが必要です。

その中でもオススメなアプリ、AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーを紹介します。

まず初期設定では、画面に従って各種権限を付与します。

アプリAZスクリーンレコーダーの使い方1

(左)権限付与の画面例 (右)トップ画面まで進めばOK

AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーが起動すると、画面にAZスクリーンレコーダーのフローティングボタンフローティングボタンが出現します。

タップしてAZスクリーンレコーダーのシャッターアイコンシャッターアイコンを選択、撮影を 今すぐ開始 でスタートします。

アプリAZスクリーンレコーダーの使い方2

スクリーンレコード中は、ステータスバーにステータスバーの画面キャストアイコン専用アイコンが表示されます。

撮影を終えたい場合、通知ドロワーから 停止 すればOK。

アプリAZスクリーンレコーダーの使い方3

(左)撮影中の画面 (右)通知から撮影を停止できる

表示されるポップアップから、撮影した動画を再生できます。

動画ファイルは mp4 形式で、内部ストレージ直下「AzRecorderFree」フォルダへ保存されます。

アプリAZスクリーンレコーダーの使い方4

(左)タップで再生できる (右)AzRecorderFreeフォルダに保存される

以上、AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーの基本操作です。

ここからは、よくある質問と解決策を紹介します。

質問 解決策
内部音声が入らない 撮影前の設定を見直す(Android 10以降のみ)
録画中のフローティングボタンを消したい 設定から非表示に変える
タッチポインタが表示されない 開発者向けオプションから有効にする

Q.内部音声が入らない→A.撮影前の設定を見直す(Android 10以降のみ)

AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーの設定で、音声の録音をする を有効にしましょう。

もし内部音声だけ録音したければ、「オーディオソース」で 内部オーディオ にチェックを入れればOK。

AZスクリーンレコーダーで內部音声を録音する手順1

各オーディオソースの比較表です。

オーディオソース 外部音声 内部音声
マイクロフォン
内部オーディオ
外部音声は自分の声や周囲の音、内部音声はゲームのBGMや効果音まで録音できます。
外部音声○だと、スマートフォン本体から流れる音も一緒に拾います。自分の声だけ録音したい場合、音量を最小にして端末から音が出ないようにしましょう。

ただしAndroid 9以前では「オーディオソース」の設定がなく、代わりに下記メッセージが表示されます。

現在、内部音声の録音はGoogleによって許可されていません

ヘルプページにも掲載があるとおり、Android 9以前では内部音声を録音するために必要なAPIが提供されないのが原因です。

このようにアプリ側ではなく、Android OS側の仕様が起因しているため、今後も改善される見込みはないでしょう。
AZスクリーンレコーダーで內部音声を録音する手順2

(左)表示されるメッセージ (右)ヘルプページにも記載がある

Q.録画中のフローティングボタンを消したい→A.設定から非表示に変える

AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーは無料版でも、ウォーターマークは入りません。

ただデフォルトのままだと、録画中も画面にAZスクリーンレコーダーのフローティングボタンフローティングボタンが映ります。

これは設定の 録画時に録画ウィンドウを非表示にします で消せます。

AZスクリーンレコーダーで録画中のフローティングボタンを消す手順

(左)設定画面 (右)撮影中にフローティングボタンが自動で消える

Q.タッチポインタが表示されない→A.開発者向けオプションから有効にする

画面上でタップしている箇所にポインタ(マウスカーソル)を表示したい場合、開発者向けオプションが便利です。

Xperia 10 II(Android 11)を例に説明します。

AndroidでAndroid設定アプリのアイコン設定の システム から 開発者向けオプション を開き、

AZスクリーンレコーダーでタッチポインタを表示する手順1

タップを表示 を有効にします。

これで現在触れている場所にポインタが出現します。

AZスクリーンレコーダーでタッチポインタを表示する手順2

さらに ポインタの位置 を有効にすれば、X軸・Y軸で詳細な位置が表示されます。

デベロッパー向けの機能です。

AZスクリーンレコーダーでタッチポインタを表示する手順3

以上、AZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーの使い方でした。

その他、動画のトリミング(一部カット・切り取り)等、編集機能も充実しています。

AZスクリーンレコーダーで動画を編集する手順

編集画面例。トリミング(左)や画面切り取り(右)など対応する。

スクリーンレコードが搭載されないAndroid 10以前のユーザーはもちろん、加工処理までまとめて実施したいニーズがあれば、ピッタリのアプリですよ。

方法③:デバイス独自のスクリーンレコード機能を使う(一部機種向け)

一部メーカーの端末であれば、アプリなしで独自のスクリーンレコード機能が搭載されます。

OSバージョンに依存しないため、例えばAndroid 9以前であっても内部音声の録音が可能なケースも。

ここでは一例として、Huaweiの手順を紹介します。

HUAWEI P20 lite(Android 9)で検証しています。

まずクイック設定パネルを開き、クイック設定パネルのスクリーン録画タイルのアイコンスクリーン録画をタップで撮影が始まります。

HUAWEI独自のスクリーンレコード機能を使う手順1

(左)クイック設定のタイル (右)撮影中の画面

タイルが見当たらない場合、クイック設定パネルのペンアイコンペンアイコンから編集画面を開き、クイック設定パネルのスクリーン録画タイルのアイコンスクリーン録画を追加しましょう。

HUAWEI独自のスクリーンレコード機能を使う手順2

編集画面を開き(左)、ドラッグ&ドロップで追加する(右)。

オーディオソースはマイクをタップして切り替えできます。

マイク有効アイコンマイク有効で外部音声あり、マイク無効アイコンマイク無効で内部音声のみとなります。

HUAWEI独自のスクリーンレコード機能を使う手順3

以上、Huaweiにおける例でした。

お使いの機種でも対応している可能性があるため、調べてみることをオススメします。

例えば、Galaxyや中華系の端末(例:OPPO)で該当ケースがあります。

Android 10以前であっても、「アプリなしで画面録画したい」・「内部音声を録音したい」等のニーズがあれば、ピッタリですよ。

参考 HUAWEIヘルプ – スクリーン録画方法について

参考 Galaxyヘルプ – 画面録画をする方法を教えてください。

 

(応用編)Android 10の隠し機能で画面録画する方法

前パートでも触れたとおり、Androidの画面録画は3パターンあります。

方法 条件 内部音声の録音
①:OS標準のスクリーン
レコード機能を使う
Android 11以降
②:アプリAZスクリーン
レコーダーを使う
Android 5以降
※Android 10以降のみ
③:デバイス独自のスクリーン
レコード機能を使う
機種による 機種による

うち方法①は、Android 11以降が条件となっています。

が、実はAndroid 10の内部システムには、スクリーンレコード機能が搭載されています。

大人の事情(おそらくセキュリティ関係)でリリースは見送られ、Android 11でようやく解禁された、という経緯があります。

この”隠し機能”は、パソコンからadbコマンドを使えば無理やり解放することが可能です。

Android 10向けの内容です。Android 9以前は非対応ですのでご留意下さい。

事前準備:パソコンのadb環境等を用意する

すでにadb環境がある方は、コチラをタップして次の手順へジャンプ。

まずはadbコマンドを実行できる環境を整えましょう。

【adbコマンドとは?】 – adb(Android Debug Bridge)コマンド。通常の設定画面からは行えない、高度なカスタマイズ指示をAndroidへ与えられるGoogle公式ツール。

なんだか難しそうですが、、プログラムの知識がない一般ユーザーであっても、割と簡単に操作できるツールとなっています。

初めて使う場合、次の事前準備が必要です。

  1. パソコンのadb環境等を用意する
  2. 開発者向けオプションでUSBデバッグを有効にする
  3. adb devicesで接続確認する

1. パソコンのadb環境等を用意する

お使いのパソコンでadbコマンドを使用できる環境を用意して下さい。

Windows・Macそれぞれにおける手順は関連記事で解説しています。

Windowsでadbコマンドを使う方法! Android SDKを入れてパソコンのコマンドプロンプトから操作しよう
この記事では、Windows PCでadbコマンドを使う方法を解説します。
Macでadbコマンドを使う方法! Android Studioを入れてmacOSのターミナルから操作しよう
この記事では、Macでadbコマンドを使う方法を解説します。

正しく設定できているか検証するため、次のコマンドを実行して下さい。

adb

Windowsでadbの動作検証をする手順1

長々とコマンドが表示されれば成功です。

Windowsでadbの動作検証をする手順2

一方、次のメッセージが表示される場合、正常に設定できていません。

'adb' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
Windowsでadbの動作検証をする手順3

Windowsの例。Macでも何らかのエラーメッセージが出る。

改めて、お使いのパソコンでの設定状況を確認して下さい。

特にWindowsの場合、システム環境変数の「Path」が間違っている可能性が高いです。

また、パソコンとAndroidを接続するケーブルが必要です。

スマートフォンのUSB端子形状(micro USB / Type C)に合わせ用意しましょう。

2. 開発者向けオプションでUSBデバッグを有効にする

AndroidでAndroid設定アプリのアイコン設定の システム から 開発者向けオプション を開き、

開発者向けオプションを開く手順

USBデバッグを有効にします。

開発者向けオプションでUSBデバッグを有効にする手順

この状態でAndroidとパソコンをUSB接続します。

もしUSB接続の選択画面が出る場合、「ファイル転送モード」を選べばOK。

USB接続の用途を「ファイル転送モード」にする説明

3. adb devicesで接続確認する

adb環境を用意したパソコンで、次のコマンドを実行します。

adb devices
adb devicesで接続確認する手順1

Windowsの例。コマンドプロンプトで入力する。

次のようなメッセージが表示され、接続したAndroid実機を認識できればOKです。

xxxの部分は、そのデバイス固有の識別情報が英数字で表示されます。
List of devices attached
xxx(デバイス情報) device

adb devicesで接続確認する手順2

なお初めて接続するパソコンの場合、Android側で下記メッセージが出るので、このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する にチェックを入れましょう。

USBデバッグを許可しますか?
このパソコンのRSAキーのフィンガープリント:

adb devicesで接続確認する手順3

一方、次のメッセージが出る場合、Android実機を認識できていません。

List of devices attached
xxx(デバイス情報) unauthorized

adb devicesで接続確認する手順4

次の2点が原因であるケースが多いので、確認して下さい。

  • AndroidのUSBデバッグを有効にしているか
  • 「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れたか

以上が、adbコマンドを使用する事前準備です。

方法:adbコマンドでAndroid 10のスクショ動画を解禁する

次のadbコマンドを実行します。

adb shell settings put global settings_screenrecord_long_press true

adbコマンドでAndroid 10の隠れスクリーンレコード機能を設定する手順1

これで電源メニュー 画面の保存 を長押しすると、スクリーンレコードを開始できるようになります。

通常、画面の保存 長押しは、静止画のスクリーンショットが撮影されるだけです。adbコマンドが通っていれば、隠れ機能が解禁されます。

adbコマンドでAndroid 10の隠れスクリーンレコード機能を設定する手順2

スクリーンレコード中は、ステータスバーにステータスバーの画面キャストアイコン専用アイコンが表示されます。

撮影を終えたい場合、通知ドロワーから 停止 すればOK。

adbコマンドでAndroid 10の隠れスクリーンレコード機能を設定する手順3

(左)撮影中の画面 (右)通知から撮影を停止できる

通知をタップすれば、そのまま撮影した動画を再生できます。

動画ファイルは mp4 形式で、内部ストレージ直下「Movies」フォルダへ保存されます。

adbコマンドでAndroid 10の隠れスクリーンレコード機能を設定する手順4

(左)タップで再生できる (右)Moviesフォルダに保存される

以上、Android 10で隠されたスクリーンレコード機能の基本操作です。

ここからは、よくある質問と解決策を紹介します。

質問 解決策
adbコマンドを実行したのに撮影できない OSバージョン10か確認する
内部音声が入らない 撮影前の設定を見直す
タッチポインタが表示されない 撮影前の設定を見直す
隠れ機能をオフに戻したい 再度adbコマンドを実行する

Q.adbコマンドを実行したのに撮影できない→A.OSバージョン10か確認する

今回紹介した手順は、Android 10向けです。

例えばAndroid 9の端末で試した場合、電源メニュー スクリーンショット を長押しで何も反応しません。

Android 9は隠れ画面録画機能が搭載されない説明

(左)何も反応がない (右)Android OSバージョン9の例

Q.内部音声が入らない→A.撮影前の設定を見直す

電源メニュー 画面の保存 を長押し後、ナレーションの録音 にチェックを入れてから開始すれば、音声も録音できます。

Android 10のスクリーンレコード設定に內部音声を含める手順

Q.タッチポインタが表示されない→A.撮影前の設定を見直す

電源メニュー 画面の保存 を長押し後、タップの表示 にチェックを入れてから開始しましょう。

これで現在触れている場所にポインタが出現し、録画にも映ります。

Android 10のスクリーンレコード設定にタッチポインタを含める手順

なおAndroidの場合、開発者向けオプションでもタッチポインタを有効にできます。

ただし画面録画中には映らない仕様となっているため、動画に残したい場合は、上記で紹介した手順をどうぞ。

Q.隠れ機能をオフに戻したい→A.再度adbコマンドを実行する

次のadbコマンドを実行します。

adb shell settings put global settings_screenrecord_long_press false

Android 10の隠れスクリーンレコード設定をオフに戻す手順1

電源メニュー 画面の保存 を長押しで、静止画のスクリーンショットが撮影されれば元に戻っています。

Android 10の隠れスクリーンレコード設定をオフに戻す手順2

以上、Android 10の隠れ機能スクリーンレコードの使い方でした。

adbコマンドの入力が少しハードル高めですが、アプリなしで実現する方法をお探しであればどうぞ。

かつてAndroid 10のベータ版(Android Q)では、開発者向けオプションから有効にする手順も存在しました。が、Android 10の正式版では削除されたため、現在ではadbコマンドによる操作が必要となります。

 

(応用編)rootアプリで内部音声を録音する方法

前パートでも触れたとおり、Androidの画面録画は3パターンあります。

方法 条件 内部音声の録音
①:OS標準のスクリーン
レコード機能を使う
Android 11以降
②:アプリAZスクリーン
レコーダーを使う
Android 5以降
※Android 10以降のみ
③:デバイス独自のスクリーン
レコード機能を使う
機種による 機種による

機種によって異なる③を除き、内部音声の録音はAndroid 10以降が条件となっています。

これはアプリの問題というより、OS側の仕様が原因であるため、通常は諦めるしかないです。

が、root環境があればこの制約を突破して、Android 9以前の端末でも内部音声を入れて、画面録画できます。

Androidの数ある操作の中でも、root関連はトップクラスに危険な行為です。「何が起きても自己責任で解決が必要」という点を承知の上で、お試し下さい。

操作は次の流れです。

  1. Androidのroot環境を用意する
  2. 専用アプリとMagiskモジュールをインストールする
  3. 録音する音源を内部音声に変える

1. Androidのroot環境を用意する

お使いのAndroid端末で、root環境を用意して下さい。

2. 専用アプリとMagiskモジュールをインストールする

PlayストアアプリのアイコンPlayストアから、ScreenCam Screen RecorderのアイコンScreenCam Screen Recorderをインストールします。

ScreenCam Screen Recorder
ScreenCam Screen Recorder
開発者: Orpheusdroid Apps
金額: 無料

そのままでは内部音声を録音できないため、追加でMagiskのアイコンMagiskのモジュールを入手します。

トップメニューから ScreenCam Magisk Moduleplaystore と進み、

ScreenCam Screen RecorderとMagiskを設定する手順1

モジュールをダウンロードします。

ScreenCam Screen RecorderとMagiskを設定する手順2

次にMagiskのアイコンMagiskの「モジュール」タブより、ストレージからインストール で先ほどダウンロードしたZipファイルを選択、インストール後に 再起動 します。

通常、内部ストレージ直下の「Download」フォルダに「ScreenCam-Magisk-V2.0.0(Unity)-play-Signed.zip」のようなファイル名で保存されています。

ScreenCam Screen RecorderとMagiskを設定する手順3

長かったですが、下準備は以上です。

3. 録音する音源を内部音声に変える

ScreenCam Screen RecorderのアイコンScreenCam Screen Recorderで「Audio Source」として Internal Audio (=内部音声)にチェックを入れます。

ScreenCam Screen Recorderの音源を內部音声に変える手順1

実際にスクリーンレコードしてみましょう。

ScreenCam Screen Recorderの音源を內部音声に変える手順2

(左)ビデオアイコンで録画開始 (右)通知から録画終了

撮影した動画は、ScreenCam Screen RecorderのアイコンScreenCam Screen Recorderの「Videos」タブより確認できます。

録画中に流れたゲームBGMやシステム音がしっかり入っていれば成功です。

スクリーンレコード中、内部音声は一時的にミュート状態となります。が、しっかり録音はされています(アプリの仕様であり、バグではないようです)。
ScreenCam Screen Recorderの音源を內部音声に変える手順3

(左)撮影した動画一覧 (右)共有メニューより取り出しも可能

最後にアンインストール時の留意点です。

ScreenCam Screen RecorderのアイコンScreenCam Screen Recorderをそのままアンインストールしても、完全に消すことができません。

ScreenCam Screen Recorderをアンインストールする手順1

(右)まるでプリインストールアプリのような表示が残る

合わせて、MagiskのアイコンMagiskモジュールの削除も忘れず実行しましょう。

ScreenCam Screen Recorderをアンインストールする手順2

モジュールを削除して(左)、再起動する(右)。

以上、rootアプリScreenCam Screen RecorderのアイコンScreenCam Screen Recorderを使った手順でした。

root必須のため、かなり条件は厳しいですが。。。Android 9以前かつ、端末上の操作だけで内部音声を録音する方法をお探しであればどうぞ。

なお他にも、fooViewのアイコンfooViewRecMe Screen RecorderのアイコンRecMe Screen Recorderといったアプリが候補としてあります。

ボクの環境では、残念ながらうまく動作しませんでした。。。

詳しい手順は「fooView Magisk」や「RecMe Magisk」等で検索してみて下さい。

参考 XDA Forums – [GUIDE] [All devices] [NO ROOT/ROOT] [Lollipop-Pie] How to record internal audio

ちなみに昔はSCR Screen RecorderのアイコンSCR Screen Recorderというアプリも有名でしたが、Android 7以降に対応していません。

参考 XDA Forums – [APP][4.0+][ROOT] SCR Screen Recorder

 

補足:スマホのスクショ動画に関するアレコレ

このパートでは、スクリーンショット動画(スクショ動画)に関連する、細かい情報を補足します。

興味のある方は、どうぞ。

説明の流れ
  • 補足①
    フルスクリーンで画面録画する方法
  • 補足②
    スマホ画面をPCにミラーリングする方法
  • 補足③
    スクリーンショット撮影方法まとめ

フルスクリーンで画面録画する方法

ステータスバーとナビゲーションバーを隠して撮影したい場合、全画面表示への切り替えがオススメです。

例えばサードパーティ製アプリ(例:Immersive SettingsのアイコンImmersive Settings)を使えば、自由に全画面表示のコントロールが可能となります。

Androidでフルスクリーン表示へ切り替える説明

Chromeアプリの例。通常画面から(左)、フルスクリーンへ切り替えた(右)。

Androidの全画面表示は奥が深く、説明が長くなるため、詳細は関連記事【Androidを全画面表示する方法! ステータスバー/ナビゲーションバー/ホームボタンを隠してフルスクリーンモードへ】で解説しています。

Androidを全画面表示する方法! ステータスバー/ナビゲーションバー/ホームボタンを隠してフルスクリーンモードへ
この記事では、Androidを全画面表示する方法について解説します。ステータスバー/ナビゲーションバーを隠して、スマホをフルスクリーンで楽しみましょう。

スマホ画面をPCにミラーリングする方法

Androidの画面は、様々な方法でパソコンへ投影できます。

例えばscrcpyのアイコンscrcpy(スクリーンコピー)を使えば、Wi-Fi経由でミラーリングできます。

ダウンロード GitHub – scrcpy

WindowsとMac両方に対応します。
scrcpyの紹介1

scrcpyでAndroid画面をミラーリングした例。

このような情報をまとめて、関連記事【スマートフォンをPCにミラーリングする方法とおすすめアプリまとめ! iPhoneやAndroidの画面をパソコンに映して操作しよう】で解説しています。

スマートフォンをPCにミラーリングする方法とおすすめアプリまとめ! iPhoneやAndroidの画面をパソコンに映して操作しよう
この記事では、スマホとPCを画面共有する方法を解説します。Wi-FiやUSB接続、内部音声の出力にも対応しています。

スクリーンショット撮影方法まとめ

静止画の画面撮影であれば、様々な応用があります。

例えばAssistive TouchのアイコンAssistive Touchというアプリを使えば、画面上の仮想ボタンをタップして撮影できます。

Assistive Touchでスクリーンショット撮影する説明

スクリーンショットをタップで(左)、撮影できる(右)。

AndroidでAssistiveTouchを使う方法! ナビゲーションメニューで画面に白い丸を表示しよう
この記事では、AndroidでAssistiveTouchを再現する方法を解説します。サードパーティ製アプリやユーザー補助機能、またはGalaxy・HUAWEIの独自機能で実現可能です。

このようにAndroidのスクリーンショット撮影を強化する豆知識を、関連記事【Androidのスクリーンショット設定まとめ! 画面キャプチャをショートカットで撮影しよう】で解説しています。

Androidのスクリーンショット設定まとめ! 画面キャプチャをショートカットで撮影しよう
この記事では、Androidのスクリーンショット設定をまとめます。様々な撮影手順や、細かいカスタマイズを解説します。

 

〆:スマホの画面録画はコレで決まり!

以上、Androidで画面録画する方法! スクリーンレコードで内部音声まで撮影しよう の説明でした。

Android 11以降はOS標準のスクリーンレコード機能、Android 10以前はAZスクリーンレコーダーのアイコンAZスクリーンレコーダーがオススメです。

またadbコマンドやrootアプリを使ったマニアックな情報も解説しています。

ご自身の環境に合わせ、ぜひお試しあれ。

参考 Androidヘルプ – Androidデバイスで画面の画像(スクリーンショット)または動画を撮影する

参考 GitLab – screenrecorder

Android
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました