夜間に外を出歩く際や急な停電の際、スマートフォンは懐中電灯の代わりにもなり便利です。
が、真っ暗闇の中、スマートフォンを操作してライトを点灯させるのは大変ですよね。
そこで本記事では、Androidのシェイクをトリガーにカメラのフラッシュライトを点灯 / 消灯させる方法を紹介します。
具体的にはAndroid向け自動化アプリ「MacroDroid」を使って、特定条件下で起動するマクロ(タスクの自動化)設定をします。
「MacroDroid」で定型マクロを集めた「テンプレート」内で最も高評価になっている人気のマクロですよ。
photo by Alan Cleaver
MacroDroid – シェイクでAndroidのライトを点ける方法
多くのAndroidにはカメラのフラッシュライトが搭載されているため、カメラアプリを使わない時でも明かりを求めてライトを起動するケースはよくあります。
が、ライトを使う時はすぐに明かりが欲しい状況が多いため、いちいち画面を操作して点灯するのは面倒な上時間がかかりますし、真っ暗闇の中でスマートフォンを操作するのも難しいです。
そこでAndroidをシェイクすると、自動でカメラのフラッシュライトを点灯 / 消灯させる処理を「MacroDroid」で行います。
手順①:自動化アプリを入手する
まず、Androidに自動化アプリ「MacroDroid」をインストールします。
本アプリの基本情報や使い方について、詳細は関連記事【MacroDroid – Androidでマクロを組んで作業を自動化! デザインもクールで使いやすい無料アプリ】で解説しています。

「MacroDroid」のインストールが完了したら、アプリトップ画面右上の「マクロを追加」より作成開始できます。
大まかなマクロ作成の流れを整理すると、
- トリガー:デバイスをシェイク(Android本体を振ったら)
- アクション:カメラライトのオン / オフを切替える
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
となります。
さっそく設定してみましょう。
手順②:トリガーを設定する
まず、トリガーを設定します。
トリガー候補一覧より「デバイスをシェイク」を選びます。
特にアクセス権限の許可や追加オプションもなく、以上で「デバイスをシェイク」のトリガー設定ができました。
画面を右にスワイプし、「アクション」画面へ移ります。
手順③:アクションを設定する
次に、アクションを設定します。
アクション候補一覧より「カメラライトのオン / オフ」を選び、オプションで動作条件を指定します。
動作条件は「バックグラウンド動作」と「フォアグラウンド動作」どちらでもOKです。
その後の画面で、今回はシェイクする度にライトの点灯 / 消灯を繰り返し行うため、「カメラライトのオン / オフを切替える」にチェックを入れます。
以上で「カメラライトのオン / オフを切替える」のアクション設定ができました。
画面を右にスワイプし、「条件」画面へ移ります。
手順④:条件を設定する(任意)
続いて、条件を設定します。
「条件」は任意なので設定しなくてもマクロ作成は完成できますが、「トリガー」とは別の前提条件を追加したい場合に設定します。
例えば「バッテリー残量が50%以上の場合のみ、シェイクをした際にライトを点灯 / 消灯させる」としたい場合なら、条件候補一覧より「電池残量」を選び、「〜より大きい」にチェックを入れ、パーセンテージバーを「50%」に合わせればOKです。
任意設定なので本例では「条件」は何も設定せず、としました。
右下の「✓チェック」アイコンをタップします。
手順⑤:マクロ名称を決めて完了!
最後にマクロの名前を決めます。今後マクロの数が増える場合を想定して、分かりやすい名称にすると良いでしょう(後から名前の変更はできます)。
作成したマクロはアプリトップ画面左上の「マクロ」より確認ができ、内容の編集や設定の有効化 / 無効化の切り替えも可能です。
マクロが完成したら、実際に動くか試してみましょう。
例えば下記のようなマクロを有効化した状態で、
- トリガー:デバイスをシェイク(Android本体を振ったら)
- アクション:カメラライトのオン / オフを切替える
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
デバイスをシェイクするとカメラのフラッシュライトが点灯し、再びシェイクすると消灯しました!成功です。
補足:
Androidの動きに機能を割り当てる方法
本記事で取り上げた「シェイク」という動作以外にも、「スマートフォンを前後に倒す」・「スマートフォンを回転させる」など特定の動作に対し機能を割り当てたいなら「Gravity Gestures」というアプリがオススメです。
Androidに搭載される「近接センサー」と「重力センサー」を利用して、本体の傾きや向きを感知して、アプリを起動したり、特定機能をオン / オフ切り替えたりできる面白いアプリとなっています。
詳細は関連記事【Gravity Gestures – シェイクや回転でスマホを操作! 動きに反応して指定機能を起動できる無料アプリ [Android]】で解説しています。

そのほかAndroidのライトをつける方法まとめ
Androidでは様々な方法でフラッシュライトを点灯できます。
例えばアプリ「Torchie」や「Power Button Torch」を使えば、スマートフォン本体の物理キーを押してライトがつきます。

それ以外の方法含め、詳細は関連記事【Androidで懐中電灯を使う方法まとめ! スマートフォンのライトをつけよう】で解説しています。

そのほかMacroDroidで設定できるオススメマクロまとめ
本記事で紹介したマクロ以外にも、MacroDroidの便利な設定は無限に存在します。
本ブログで紹介したマクロ例は関連記事【MacroDroidでオススメのマクロ集まとめ! ルーティン作業はアクション/トリガーで自動化しよう】で解説しています。

そのほか物理ボタンを活用する情報まとめ
本記事は「Androidのセンサー機能」に着目した内容でしたが、それ以外にもAndroidの物理ボタンや指紋認証リーダーを有効活用するアプリ等は沢山存在します。
例えば「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、Androidの一部機種で搭載される「指紋認証リーダー」を使って、指定アプリを開いたり通知領域の表示ができるようになります。

それ以外にもAndroidの物理ボタンや指紋認証リーダーを有効活用する情報を、関連記事【Androidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用する豆知識まとめ! タッチパネル不要で操作できる】でまとめて解説しています。

〆:シェイク→ライトで もしもの時に便利!
以上、シェイクでAndroidのライトを点ける方法! 本体を振るだけでカメラライトの点灯/消灯ができる の說明でした。
スマートフォンでライトを点ける時は、急に必要となるケースが多いため、今回のシェイクで点灯するマクロを事前に設定しておけば、もしもの時に便利ですよ。
ぜひ、お試しあれ。
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