音楽の「ビジュアライザー」というワードを聞いたことはありますか?
再生中の楽曲を「可視化」する機能を指し、具体的には曲のテンポやビートに合わせて上下するバーを意味する場合が多いです。
この「ビジュアライザー」を、楽曲や動画を再生しているスマートフォンの画面上に表示できたらお洒落ですよね?
そこで本記事では、ナビゲーションバー上に音楽のビジュアライザーを表示するAndroid向けアプリ「Muviz」を紹介します。
豊富に用意されたビジュアライザーから好きなデザインを選んで設定できるのに加え、自分自身でオリジナル作品を制作し、実際にAndroid上で設定できる機能も搭載されていて、大変面白いアプリですよ。
photo by Shou-Hui Wang
Muviz – 使い方
インストール完了後に起動し「開始する」をタップで、初期設定が始まります。
まず「マイク」をタップし、Androidの録音機能に関する権限を与えます。
次に「ユーザー補助」を選び、画面に従って先に進み、
トグルをタップして有効化して下さい。
ここまで設定できると自動で画面が次へ進み、続いてバーを上下に動かし、ナビゲーションバー上に表示されるビジュアライザーの位置を調整します(後から再調整可能です)。
以上で初期設定は完了。さっそくAndroidのミュージックプレーヤーで音楽を再生してみましょう。
記事中ではミュージックプレイヤーとしてPlay Musicを取り上げています。アプリの基本的な使い方は、関連記事【Google Play Musicの使い方! クラウドで曲を保存/再生して音楽専用のオンラインストレージにしよう】で解説しています。

楽曲のテンポに合わせて、ナビゲーションバー上にビジュアライザーが表示されます。

ホーム画面はもちろん、任意アプリ上でも表示される。
さらに、動画系アプリで再生中もビジュアライザーは表示されます。
一方で、一部ゲーム系アプリでは正常に動作できませんでした。どうやら音楽を視覚化する際に必要な情報(オーディオfxデータ)が送信されないことが理由であるよう。

Pokémon GOやSuper Mario Runで発生した。
ビジュアライザーのデザインを切り替える
以上までの設定で音楽再生中にビジュアライザーが表示されるようになりますが、さらに「Muviz」では豊富に用意されたビジュアライザーの中から、好きなデザインへ切り替えることができます。
アプリトップ画面では様々な種類のビジュアライザーが一覧で表示されるので、好きなデザインを選び「セット」で設定します。

「PRO」と表示されるデザインは有料版限定となる。
すると新しいビジュアライザーとして設定できます。
無料版の場合全てのデザインを設定できませんが、それでも選べる種類は十分に多いです。

デザインの一例。他にも沢山用意されている。
オリジナルのビジュアライザーを作る
以上があらかじめ「Muviz」側で用意されたデザインを設定する方法でしたが、さらに本アプリではユーザー自身でオリジナルのビジュアライザーを制作し、実際にAndroidで設定することもできます。
トップ画面左上の「+(プラス)」アイコンより制作画面に切り替わります。
制作画面では下記6要素を調整することで、自分だけのオリジナルデザインを生み出します。
- 図形
- 色
- 幅
- 広がり
- 高さ
- 透明度
図形や色は豊富に種類が用意されているので、1つ1つデザインを確認してみて下さい。
さらに「レイヤーを編集」よりビジュアライザーを複数層とすることで、より複雑なデザインを実現できます。
追加したレイヤーに対しても、個別に独立したデザインを設定できるので、層を増やすほどより複雑なビジュアライザーとなります。

例えば3層に分かれたビジュアライザーとしてみた。
制作が完了したら、後は右上チェックアイコンで保存されます。

オリジナルで制作する作品は複数保存できる。
もちろん自分で作ったデザインは、通常の手順でビジュアライザーとして設定も可能。
詳細設定でさらにカスタマイズする
さらに「Muviz」の設定画面より細かいカスタマイズが用意されています。
下記よりその一部を解説します。
ビジュアライザーの表示をカスタマイズする
「ビジュアライザーのカスタマイズ」項目では、表示される「フレームレート」や「オーディオレスポンスレート」 、「高さ」の調整できます。
実際にバーを左右に動かしながら調整していきますが、共有して「高」に近付けるほど、よりリッチで派手な動きとなり、その分バッテリー消耗も激しくなります。
ビジュアライザーを表示するアプリを限定する
「Muviz」ではAndroidで楽曲再生中、全てのアプリ画面上のナビゲーションバーにてビジュアライザーが表示される仕様となっていますが、一部アプリに限定することも可能です。
「アプリを選択」項目へ進み、一覧より指定するアプリにチェックを入れ、「完了」をタップ。
以後、楽曲再生中は指定したアプリ上でのみ、ナビゲーションバー上でビジュアライザーが表示されるようになります。
ビジュアライザーの表示位置を再調整する
初期設定でナビゲーションバー上に表示されるビジュアライザーの位置を設定しましたが、「ビジュアライザーの位置」項目より再度調整することも可能です。
補足:
そのほかナビゲーションバーをカスタマイズするアプリまとめ
今回取り上げた以外にも、Androidのナビゲーションバーをカスタマイズするアプリは沢山あります。
例えば、「Navbar Apps」というアプリを使えば、起動するアプリに合わせて自動的にカラフルなナビゲーションバーへ変化させることが可能です。

また「Custom Navigation Bar」というアプリを使えば、ナビゲーションバー上のボタン位置を変更したり、4つ目 / 5つ目のボタン追加が可能となります。

このようなナビゲーションバーをカスタマイズする方法は、関連記事【Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう】でまとめて解説しています。

音量調整を便利にする方法まとめ
本ブログではAndroidの音量調整を便利にする情報をたくさん紹介しています。
例えば「MacroDroid」というアプリを使えば、様々な条件に応じてAndroidの音量機能を自動で調整できます。

そのほか、標準機能だけでは使いづらい音量調整の欠点を補う様々なアプリがあります。
詳細は関連記事【Androidで音量調整をカスタマイズする方法まとめ! ボリューム再生/変更を便利にしよう】でまとめて解説しています。

〆:音楽に合わせてビジュアライザーを設定しよう!
以上、Androidのナビゲーションバーにビジュアライザーを表示する方法! デザインを自作して音楽を視覚的に表現しよう の說明でした。
Androidで音楽を流す機会が多いなら、「Muviz」アプリを使うことでナビゲーションバーのデザインがより個性的になりますよ。
ぜひ、お試しあれ。
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