Androidでスクリーンショット(画面キャプチャ)を撮影する方法は非常にシンプルですが、

セキュリティ上、すべてのアプリで表示している画面を保存されるのはリスクでもあり、特に第三者にスマートフォンを貸与する際に問題となります。
そこで本記事では、指定アプリ上でスクリーンショットを禁止するAndroid向け無料アプリ「Screen Shield Anti Screenshot」を紹介します。
機密性の高い個人情報を表示するアプリに対し設定することで、「もしものとき」に備えることができますよ。
photo by Christoph Scholz
Screen Shield Anti Screenshot – 使い方
ダウンロード Screen Shield Anti Screenshot – APK
このアプリはGoogle Play上で配布されないため、apkから直接インストールが必要です。
apkのインストール手順は、関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

初期設定をする
インストールしたアプリを起動し、「保護を有効に」トグルをタップします。

一部日本語がおかしいのはご愛嬌・・・。
すると初回のみ「ユーザー補助」の権限付与が求められるため、
画面に従って有効にします。
指定アプリでキャプチャを禁止する
初期設定の完了後、アプリトップ画面へ戻り「保護を有効に」トグルがオンになっていることを確認して、右下「+(プラス)」ボタンをタップします。
するとAndroidにインストールされたアプリ一覧が出るので、この中から画面キャプチャを禁止したいアプリを選びチェックを入れます。

例えば、LINEを選んでみる。
実際に試してみましょう。設定したアプリ上で画面キャプチャを実行すると「スクリーンショットはキャプチャできませんでした。」と通知表示されれば成功です。

例えばLINE上でスクショを禁止できた(上記は禁止を解いた後に撮影した画像)。
無料版の場合、最大8個までスクリーンショットを禁止にするアプリを選択でき、それ以上の場合は有料版(170円)の購入が必要です。
アプリを開くパスワードを設定する
トップ画面右上メニューの「設定」より、さらに細かいカスタマイズが可能です。
このうち便利なのが「パスワード」機能で、設定することで以後「Screen Shield Anti Screenshot」アプリを開く都度パスワード入力が必須となります。
「パスワード」を有効しておかないと、第三者が勝手に機能をオフにすることでキャプチャが解禁されては元も子もないため、設定が推奨されます。
そのほかセキュリティ上のオススメ設定
「Screen Shield Anti Screenshot」単体では、セキュリティ上の抜け道が存在します。
より安全に使用する上でオススメなアプリを紹介します。
アンインストールを防止するアプリ
「Screen Shield Anti Screenshot」の欠点の1つとして、デフォルトの状態では普通にアンインストール(削除)ができてしまう点があります。
削除されるとキャプチャ禁止の効力も消えてしまうため、セキュリティ上リスクがある仕様といえます。
そのため、何らかの方法で「Screen Shield Anti Screenshot」のアンインストールを防止する設定を別途施すことを推奨します。
例えば「スマートロック」というアプリならその設定を実現できてオススメです。
詳細は関連記事【Androidでアプリのアンインストールを防止する方法! 設定に制限をかけて勝手な削除を禁止しよう】で解説しています。

起動の制限をかけるアプリ
「Screen Shield Anti Screenshot」は指定アプリのスクリーンショット撮影を禁止する機能を持ちますが、本当にセキュリティ上重要なアプリであれば画面キャプチャのみならず起動自体にも制限を加えるべきです。
例えば「ノートン アプリロック」というアプリであれば、便利なパスワード機能を無料で使えてオススメです。
詳細は関連記事【Androidでアプリにパスワードを設定して指紋認証で解除する方法! 個別にロックして誤入力でこっそり顔写真の撮影もできる】で解説しています。

注意:「最近開いたアプリ」上のキャプチャは防止できない
「Screen Shield Anti Screenshot」でスクリーンショットを禁止したアプリでも、「最近開いたアプリ」ウインドウ上では普通にキャプチャを実行できてしまいます。

例えばLINEアプリ上で禁止していても、最近開いたウインドウ上で間接的に画像を保存できてしまう。
こればかりは、対象のアプリやAndroidシステムに直接手を加えられないため諦めるしかないのでしょうが、このように抜け道はあるのが留意点です。
補足:
キャプチャを禁止されるアプリでスクショ撮影する方法
一部セキュリティが重視されるアプリでは、そもそもアプリ側よりスクリーンショット撮影を制限しているケースもあります。
例えば「Tver」が有名です。
当該アプリ上ではどうやっても画面キャプチャを残すことができませんが、パソコンのエミュレータソフトを使えば、無理やりスクリーンショット撮影ができます。
詳細は関連記事【[Android] スクリーンショットをキャプチャできないアプリ上で画面を保存する方法! 禁止を回避して画像を撮影しよう】で解説しています。

寝てる間スマートフォンを操作されるのを防ぐ方法
指紋認証は本人の意思と関係なく画面ロックを解除できるため、例えば就寝中など意識がない状況で勝手にロック解除されてしまうリスクがあります。
そんなシーンで、今回紹介した「Screen Shield Anti Screenshot」を使えば、勝手にスクリーンショットを撮影されるのを防止できます。
そのほか就寝中に個人情報を守るコツを、関連記事【寝てる間Androidの指紋認証を勝手に使われない設定方法! 一時的に無効化して浮気調査から守ろう】で解説しています。

そのほかスクリーンショットを強化する情報まとめ
本ブログではほかにもAndroidのスクリーンショット機能を強化する情報を紹介しています。
例えば、撮影した画像は決められたフォルダへ保存されるのが通常ですが、「FolderSync」というアプリを使って好きなフォルダへ変更できます。

このような便利な情報はまとめて、関連記事【Androidでスクリーンショットを強化する方法まとめ! 画面キャプチャをもっと便利に使いこなそう】で解説しています。

〆:大切なアプリの個人情報を守ろう!
以上、Androidの指定アプリ上でスクリーンショットを禁止する方法! 画面キャプチャを無効としよう の說明でした。
「Screen Shield Anti Screenshot」を使えば、第三者から勝手にスクリーンショットを撮影されるリスクも軽減できます。
ぜひ、お試しあれ。
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