iPhone Xが発表され、ディスプレイの最上部に独特の「空白」が存在するようになったり、Touch IDからFace IDへ変更されていたりと、そのユニークな変革に対しネット上も賛否様々な声が溢れています。
サイト Apple – iPhone X
その中でも物理ホームボタンが撤廃されたのは大きな変化の1つで、ホーム画面に戻るためには「画面の一番下から一回スワイプする」という動作に変更となりました。
歴代のAndroid機種でも(おそらく)採用されていない特殊な操作方法となるため、慣れるまで時間がかかりそうですが、実はとあるアプリを応用するとAndroidでもこのジェスチャー機能を実現できるようになります。
そこで本記事では、iPhone Xの「ホーム画面の一番下から一回スワイプしてホームに戻る」操作をAndroid向け無料アプリ「All in one Gestures」を応用して実現する方法を紹介します。
最新のジェスチャーを体験してiPhone Xの発売に備えましょう!
photo by iPhone X – Apple(日本)
iPhone Xの最新ジェスチャーをAndroidで実現する方法
下記よりアプリ「All in one Gestures」を活用して、iPhone Xの最新ジェスチャー機能をAndroidで実現する手順を解説しています。
iPhone Xの最新ジェスチャー機能とは?
iPhone Xではホームボタンが廃止されたことで、ホーム画面に戻るためには「画面の一番下から一回スワイプする」というジェスチャーに変更となりました。

photo by iPhone X – Apple(日本)
ちなみにiOSのマルチタスク機能も、従来はホームボタンを2回連続タップで起動しましたが、ホームボタン廃止により、「画面を上にスワイプして止める」というジェスチャーへ変更となっています。

photo by iPhone X – Apple(日本)
他にもコントロールセンターやSiri、Apple Payの起動方法に変更が加えられているため、慣れるまで時間がかかりそうです。
本記事ではこの中でも、「画面の一番下から一回スワイプする」という動作でホーム画面に戻る機能をAndroidで実現するために、「All in one Gestures」というアプリを応用した設定手順を下記より解説しています。
All in one Gestures – ジェスチャーの設定手順
Androidに「All in one Gestures」をインストールします。
2018年7月現在、Google Play上から削除されたことを確認しています。
リスクはありますが、直接apkファイルからインストールする代替手段があります。
ダウンロード All in one Gestures – apk
インストール方法の詳細は関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

インストール完了後、アプリトップ画面で「SWIPE」タブを開き、「Enable」トグルをタップします。
すると、「ユーザー補助」の権限付与を求めるダイアログが下部に表示されるので選択します。
画面に従って、有効にして下さい。
初期設定が完了したら再び「SWIPE」タブを開き、「Enable」トグルをオンにします。
続いて「Edge」項目の「Bottom Area」をタップし、「Action」より「Home」をジェスチャー機能として割り当てます。
以上で設定は完了。
さっそく「画面の一番下から一回スワイプする」という動作を行うと、しっかりホーム画面に戻ることができました!

iPhone Xと同じ動作を再現できる。
All in one Gestures – ハンドル領域を隠す手順
標準設定のままだと、画面下部に薄っすらハンドル領域(半円状のトリガー)が常時表示されることになりますが、好みによって隠すことも可能です。
アプリトップ画面左上メニューより「Personalization」へ入り、「Edge Preference」へ進みます。
後は初期設定では「100%」となっている「Opacity」のスライダを「0%」にすればOK。と同時に、画面下部のハンドルも透明となり非表示に変わります。
もちろんこの状態でもハンドルは透明になっているだけで、ジェスチャー機能は残っているので、「画面の一番下から一回スワイプする」という動作でホーム画面に戻れます。
補足:
iPhoneの独自機能をAndroidで再現する方法
iPhone特有の独自機能をAndroidで擬似的に再現する方法はいろいろあります。
例えば「コントロールセンターIOS 11」というアプリを使えば、iOS 11のコントロールセンターを再現できます。
詳細は関連記事【AndroidでiOS 11のコントロールセンターを再現する方法! 自由にカスタマイズもできる】で解説しています。

他にも詳細は関連記事【iPhoneの独自機能をAndroidで再現する方法まとめ! 最新のiOS機能をいち早く体感しよう】で解説しています。

Androidの操作性を劇的に変えるその他のアプリ
今回紹介したAll in one Gesturesは他にもいろいろと応用の仕方はあります。
例えばGalaxyにて「戻る/タスク」左右ボタンを入れ替えることで、通常のAndroid標準配置とすることもできます。
詳細は関連記事【Galaxyスマートフォン「戻る/タスク」左右ボタンを入れ替え通常のAndroid標準配置とする方法】で解説しています。

また、Androidで基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)が表示される「ナビゲーションバー」領域をカスタマイズするアプリも多数あります。
例えば「Custom Navigation Bar」というアプリを使うことで、ボタンの位置をズラしたり、4つ目 / 5つ目のボタンを追加することができます。

例:左端は「Notifications」を、右端は「設定」を起動するアイコンを配置したケース。
詳細は関連記事【Custom Navigation Bar – Androidナビゲーションバーをカスタマイズ(配置変更/ボタン追加)】で解説しています。

その他、過去当ブログで取り上げたAndroidでナビゲーションバーをカスタマイズする方法について、詳細は関連記事【Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう】で解説しています。

通常とは異なる方法で基本3ボタンを操作するワザ
本記事の内容以外にも、通常とは異なる方法で基本3ボタンを操作するワザは色々あります。
例えば、「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証で「ホームボタン」・「戻るボタン」・「タスクボタン」押下時と同じ動作を実行できるようになります。
詳細は関連記事【Fingerprint Quick Action – Androidの指紋認証を超強化する方法! ジェスチャー機能を追加して便利にしよう】で解説しています。

また、「Assistive Touch」というアプリを使えば、iOS標準の「AssistiveTouch」機能をAndroidでも使えるようになり、仮想の「ホームボタン」・「戻るボタン」・「タスクボタン」を実行できます。
詳細は関連記事【Assistive Touch – iPhoneのAssistiveTouch機能をAndroidにも追加する無料アプリ】で解説しています。

他にも基本3ボタンを操作するワザについて、詳細は関連記事【[Android] 通常とは異なる方法で基本3ボタンを操作する方法まとめ! ホームや戻るを素早く実行】で解説しています。

〆:最新のiPhone Xジェスチャーをいち早く体験しよう!
以上、iPhone Xの「画面下からスワイプでホームを表示」操作をAndroidで実現する方法! 最新のジェスチャーを体験しよう の說明でした。
擬似的ではありますが今回紹介した方法により、iPhone Xの最新ジェスチャー機能をほぼ同様にAndroidでも実現することができます。
まだ発売まで時間がありますが、今のうちにAndroidで操作方法に慣れておくことで、iPhone Xの使い始めがラクになるかもしれませんね。
ぜひ、お試しあれ。
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