Androidを使っていて「電源ボタン」が動作しなくなった場合、スリープ状態のオン / オフが困難になります。
また現時点では電源ボタンに問題がなくとも、長期間使っているうちに劣化リスクを高めるため、なるべく複数の方法で画面の点灯 / 消灯の手段を確保しておくのが理想です。
そこで本記事では、側面の音量ボタンと通知上からスクリーン点灯/消灯を制御できるAndroid向け無料アプリ「Power Button to Volume Button」を紹介します。
電源ボタンが壊れた場合に、音量キーで代替できる便利なアプリですよ。
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Power Button to Volume Button – 使い方
初期設定を行う
アプリを起動し、「Enable/Disable Volume Power」をタップして機能を有効にします。
さっそくスリープ状態から音量ボタンを押してみて下さい。スリープ解除され、画面が点灯すれば成功です!

音量キーを押して画面点灯すればOK。
ちなみに、音量ボタンは上(+)下(−)どちらのキーでも、同様の画面点灯できました。
通知領域より画面消灯(スリープ)へ入る方法
以上が電源ボタンを用いないスリープ解除の方法ですが、さらに「Power Button to Volume Button」アプリでは通知領域より画面消灯(スリープ)へ入る機能も提供されています。
アプリ設定画面の「Screen Off」にチェックを入れると「端末管理アプリの有効化」画面となるので、有効にして下さい。
その後、一度本体の再起動を行います。
すると以後、通知領域に「Turn off screen」というアイコンが表示され、タップすると電源ボタン不要でスリープ状態へ入ることができます。
ちなみにAndroidの仕様として、今回のように「端末管理アプリ」によって画面消灯(スリープ)へ入ると、ロック解除は指紋認証が使えず、パスワードやパターン入力が必須となります。

指紋認証しても強制的にパターン入力が求められる。
端末再起動後に自動でアプリを起動する方法
アプリ設定画面の「Boot」にチェックを入れておくと、Androidを再起動した後も自動で「Power Button to Volume Button」アプリが立ち上がるようになり便利です。
参考:アプリを削除する際の注意点
「端末管理アプリの有効化」を適用していると、「Power Button to Volume Button」をアンインストールする際に注意が必要です。
通知領域に「有効な端末管理アプリをアンインストールできません」と表示され、先に進めなくなる事象が発生します。
これはセキュリティ上、「端末管理アプリ」として権限が付与されているアプリは通常のアンインストール手順を実行できないというAndroidの仕様が影響しているため、一度「設定」より無効にする必要があります。
少し面倒ですが以上の手順を踏むことで、一般的なアプリ削除の方法で消せるようになります。

「端末管理アプリ」を無効にする方法の詳細は、関連記事【Androidで端末管理アプリを削除する方法!「有効な端末管理アプリをアンインストールできません」を解決しよう】で解説しています。

補足:
そのほか電源ボタン以外でスリープ解除する方法まとめ
今回紹介したアプリ以外にも、電源ボタンを押さずにスリープ解除できるアプリはたくさん存在します。
例えば、「ScreenOn」または「Gravity Screen」アプリを使えば、端末の傾きや向きを感知して自動で画面オン / オフを制御できます。

また「Double Tap Screen On and Off」アプリを使えば、画面を連続タップするだけでスリーブから復帰できます。

詳細はそれぞれ関連記事をご覧下さい。
そのほか物理ボタンを活用する方法まとめ
今回紹介したアプリ以外にも、Androidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用するアプリはたくさん存在します。
例えば、「ボリュームキーランチャー」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーに対し様々な機能を付与できます。
ダウンロード ボリュームキーランチャー – apk

また、「Torchie」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーでカメラのフラッシュライトを点灯 / 消灯できるようになります。

それ以外にもAndroidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用する情報をまとめて、関連記事【Androidで物理キーやセンサー機能をカスタマイズする方法まとめ! ボタンを活用してタッチパネル不要で操作しよう】で解説しています。

〆:音量ボタンを有効活用しよう!
以上、音量キーでAndroidのスクリーン点灯/消灯する方法! 電源ボタン不要で画面スリープ解除できる の說明でした。
Androidの物理ボタンのうち、圧倒的に電源ボタンを押す頻度が高くなりがちですが、今回の「Power Button to Volume Button」により音量ボタンをスリープ解除として有効活用できるようになります。
電源ボタンが壊れている or 劣化を防止したい方は、ぜひお試しあれ。
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