Mac標準の辞書アプリはとても便利です。ブラウジング中に分からない英単語や知らない日本語慣用句が出てきても、右クリックメニューからすぐに意味を調べることができます。
ただし、もし英語と日本語以外の言語を調べたい時(例:フランス語 / スペイン語)、日本で購入したMacには標準で第三外国語の辞書が入っていないため、単語がうまくヒットしないことがあります。
そこで本記事では、Macの標準辞書アプリに新しい言語の辞書を追加する方法を紹介します。
外国語学習がより便利になるので、オススメです。
Macに新しい言語の辞書を追加!
Mac標準の辞書アプリについて
Mac標準の辞書アプリは世代によって内容に差異があり、例えばボクのMacBook Air(Mid 2013) macOS Sierra(10.12.2)では下記6種類の辞書が入っていました。
スーパー大辞林
ウィズダム英和辞典 / ウィズダム和英辞典
New Oxford American Dictionary
Oxford American Writer’s Thesaurus
Apple用語辞典
Wikipedia
自身のMacで調べる場合は、「アプリケーション」より「辞書」を開くと、設定されている辞書一覧を確認できます。
標準辞書アプリの使い方は様々ですが、ボクの場合は調べたい単語上で右クリックメニューより「◯◯を検索」をクリックし、
表示されるポップアップより意味を確認しています。
この標準辞書アプリのメリットとして「ほとんどがオフラインで利用できる」点があります。
例えばGoogle Chrome上で英単語の意味を調べるなら、専用の拡張機能をインストールする方法もありますが、インターネット接続中でないと検索ができません。
一方Mac標準の辞書アプリなら(ほぼ)オフライン環境下で利用できるため、外出先や移動中にWi-Fi環境がない場所でも問題ありません。
またmacOSの標準機能として動作するため、余計なアプリが動くことなく、スムーズに辞書の意味が表示される点も気に入っています。
このように標準設定だけでも素晴らしい辞書機能ですが、さらに追加で外国語辞書を追加することで、より使い勝手が向上します。
下記よりさっそくその手法について說明をします。
Macの標準辞書アプリに新しい辞書を追加する方法
まず、Mac標準の辞書アプリを開き、メニューバーより「環境設定…」を開きます。
「環境設定…」では、現在追加されている辞書ソースのほか、さらに追加できる辞書も一覧で表示されます。
この中から追加したい辞書の言語を選び、チェックを入れます。
すると辞書のダウンロードがスタートするので、しばらく待ちます。
「調べる単語を入力してください…」と表示されれば、ダウンロード完了です。
すぐに使い始めることができます。
参考:
辞書の順番を並び替える
検索した単語が複数の辞書でヒットした場合、予め設定された辞書の順番に沿って意味が表示されます。優先的に用いたい辞書があれば、順番を予め変更しておくことで対応できます。
辞書の並び替えは、先ほど同様に「環境設定」から辞書一覧を開き、ドラッグで実施できます。
さらに細かい辞書設定を行う
辞書ソースによっては、さらに細かい設定が用意されている場合があります。
例えば「Wikipedia」は、調べる言語を事前に設定することができます。
日本で購入したMacだと、「日本語」と「英語」がWikipedia辞書の標準言語となっていますが、例えばドイツ語のWebサイトを訪問する機会が多いなら、「Deutsch」にチェックを入れた方がより正確な検索結果になると期待できます。
リストにない辞書を探す / 追加する
もし希望に合致する辞書ソースが「環境設定」内の一覧にない場合、サードパーティ製の辞書ソースを探すことで、自由に追加することができます。
「.DICT」形式のファイルであればそのままインストールすることができ、または既存の辞書ファイルを「.DICT」形式に変換することでも追加できます。
いずれの方法の場合でも、コマンドラインでの操作など、一定の知識が必要となるためハードルは高めです。
参考 Dictionary Services Programming Guide
〆:自身の環境に合った辞書ソースを設定しよう!
以上、Macの標準辞書アプリに新しい言語を追加する方法! デフォルトにない外国語を入れて便利に学習しよう の說明でした。
日本語と英語以外の言語を学習中であれば、Macの辞書アプリに新しい言語の辞書を追加することで、単語検索がより便利になります。
ぜひ、お試しあれ。
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