最近は電話をする際も、LINEやfacebookなどSNSの通話機能で済ませてしまう人も増えていますが、まだまだスマートフォン標準の電話アプリを使用している人が大半でしょう。
慣れ親しんだ操作手順で通話できるのが電話アプリのメリットですが、一方で操作がカンタンなSNSのブロック機能とは異なり、電話アプリの着信拒否の設定は少し複雑なのがデメリットとしてあります。さらに着信拒否した際、発信相手にはどのような表示やアナウンスがされるのか不安になりますよね。
そこで本記事では、iPhoneで着信拒否を設定する方法のまとめと、着信拒否した発信相手に表示される内容を紹介をします。
photo by Kārlis Dambrāns
iPhoneの着信拒否まとめ!
iPhoneで着信拒否する方法
下記よりiPhoneで着信拒否を設定する4つの方法を紹介します。
大きく、iPhone本体側の操作で設定できる方法(方法①〜③)と、携帯キャリア側の手続きで設定できる方法(方法④)に分類されます。
方法①:スリープボタンを2回押す
もし新しい相手から着信がきた場合、着信中に「スリープボタン」を2回押すことで着信を拒否できます。この場合、着信したiPhone側では「不在着信」として履歴も残ります。
方法②:本体機能で拒否設定をする
続いて拒否したい相手の電話番号が事前に分かっていれば、着信拒否設定を行うことで「方法①」の操作を毎回行うことなく、自動的に着信拒否ができます。
iPhoneでは契約している携帯キャリアに関わらず、本体の標準機能として着信拒否を設定することができます。
まず着信履歴より着信拒否したい相手を選び、インフォメーション( i )アイコンをタップします。続いて、一番下の「この発信者を着信拒否」を設定します。
するとダイアログが出るので「連絡先を着信拒否」を選択。以上で着信拒否の設定が完了です。
この状態で相手から着信すると、iPhone側では「不在着信」の履歴や「SMS」通知すらなくなります。
ちなみに設定後は「この発信者を着信拒否」が「この発信者の着信拒否設定を解除」に切り替わり、タップすると拒否設定を解除できます。
方法③:おやすみモードを活用する
3つ目の方法として、iPhone標準機能の「おやすみモード」を使うという選択肢もあります。
先ほど紹介した「方法②」の場合、相手の電話番号が通知されない「非通知」からの着信では拒否することができません。
そこで「おやすみモード」を使えば、連絡先(電話帳)に登録していない人からの着信をすべて拒否することができます。
「おやすみモード」設定では、下記の通り設定を行います。
今すぐオン / オフ:オン
時間指定:オフ
着信を許可:すべての連絡先
繰り返しの着信:オフ
通知:常に知らせない
方法④:携帯キャリアの着信拒否サービスを利用する
最後の方法として、ドコモ・au・ソフトバンクが提供するキャリア公式の着信拒否サービスを利用することもできます。
ここまで挙げた方法はすべてiPhone側の操作や設定で着信拒否を行うため、どうしても着信の通知メッセージが届いたり、留守番電話へメッセージが残されたりしてしまいます。
一方携帯キャリアの着信拒否サービスなら、そもそもキャリアのネットワーク上で着信を拒否するため、iPhone側にも通知が来なくなります。
そこで各携帯キャリアごとに着信拒否サービスを利用する方法を紹介します。
ドコモ:迷惑電話ストップサービス
ドコモの場合、「迷惑電話ストップサービス」というサービスが提供されています。
事前申込は不要。ダイヤル操作で「144」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信拒否設定を行えます。
最大30件まで登録ができ、利用料は無料です。
au:迷惑電話撃退サービス
auの場合、「迷惑電話撃退サービス」というサービスが提供されています。
事前申込が必要で、「auお客さまサポート」にログインし「オプションサービス」より申し込みます。
参考 auお客さまサポート
登録できたら、ダイヤル操作で「1412」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信拒否設定を行えます。
最大30件まで登録ができ、利用料は100円 / 月です。
ソフトバンク:ナンバーブロック
ソフトバンクの場合、「ナンバーブロック」というサービスが提供されています。
事前申込が必要で、「My SoftBank」にログインし「サービスを探す」より申し込みます。
参考 My SoftBank
登録できたら、ダイヤル操作で「144」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信拒否設定を行えます。
最大20件まで登録ができ、利用料は100円 / 月です。
着信拒否した際 発信側への表示される内容
続いて、着信拒否した際、発信側へどのように通知(表示)がされるか紹介します。
着信側が留守番電話契約をしている場合
着信側の携帯で留守番電話を契約している場合、着信を拒否された発信側には留守番電話登録のガイダンスが流れます。
着信側が留守番電話契約をしていない場合
一方、着信側の携帯で留守番電話を契約していない場合、着信を拒否された発信側には話中の表示がされます。
結論:「着信拒否している」とは伝わらない
以上、着信側で留守番電話契約をしているかで2パターン紹介しましたが、いずれの場合でも発信側には「着信拒否されている」事実は伝わらない内容となっています。
着信拒否をした際の着信通知について
標準の設定では、着信拒否をしている状態でも、着信の通知メールが届く仕様となっています。
拒否をしている相手からいつ着信があったかを把握したい場合は便利ですが、しつこい相手だと着信拒否する都度、通知が届くため非常に煩わしいです。
そこで各携帯キャリアごとに着信通知をオフにする方法を紹介します。
ドコモ:着信通知サービス
ドコモの場合、ダイヤル操作で「*2001」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信通知を停止させればOKです。
au:着信お知らせ
auの場合、ダイヤル操作で「1540」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信通知を停止させればOKです。
ソフトバンク:着信お知らせ機能
ソフトバンクの場合、ダイヤル操作で「1414」へ発信した後、音声ガイダンスに従って着信通知を停止させればOKです。
〆:着信拒否設定で快適なiPhoneライフを過ごそう!
以上、[iOS] iPhoneで着信拒否する設定方法と相手へのアナウンス内容まとめ [ドコモ/au/ソフトバンク] の說明でした。
着信拒否は設定方法の選択肢が多い分、複雑になりがちですが、用途ごとに最適な設定があるため、ぜひご参考にして下さい。
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