この記事では、Windows PCをパスワードなしで自動ログインする方法を解説します。
以下のようなニーズがあれば、ぜひどうぞ。
- シャットダウン/再起動するとき、パスワード不要で自動ログインしたい
- スリープから復帰するとき、パスワード入力を省略したい
Windowsをパスワードなしで自動ログインする方法
3ステップあります。
- Windows Helloサインインをオフにする
- レジストリエディターを変更する
- ユーザーアカウント設定で自動サインインを許可する
手順①:Windows Helloサインインをオフにする
スタートボタン(Windowsアイコン)から設定を開きます。
左メニュー「アカウント」の「サインインオプション」を開きます。
追加の設定で、以下をオフにします。
セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する
手順②:レジストリエディターを変更する
レジストリエディターを起動します。
タスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力すれば、見つかります。
次の場所を開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device
DevicePasswordLessBuildVersion の値を2→0へ変更します。
右クリックメニューより 修正 を開き、
値のデータを「0」に置き換えます。
手順③:ユーザーアカウント設定で自動サインインを許可する
スタートボタン(Windowsアイコン)で右クリックメニューを開き、ファイル名を指定して実行 を選択。
以下をコピペします。
netplwiz
「ユーザーアカウント」が表示されるので、以下をオフにします。
ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要
自動サインイン設定が表示されるので、Microsoftアカウントのユーザー名とパスワードを入力しましょう。
以上で準備OK。
シャットダウンや再起動をして、パスワードを要求されず自動ログインできれば成功です。
参考:スリープ復帰時のパスワードを省略する方法
スリープの場合、復帰時にパスワードが要求されるケースがあります。
解決策として、設定の「サインインオプション」追加の設定で、以下を 常にオフ にしましょう。
しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング
これでスリープから復帰時も、自動ログインとなります。
ただ「Windows Helloによって一部のオプションが非表示になっています。」と表示され、設定を変更できないケースがあります。
どうやら生体認証(顔認証/指紋認証)の設定が原因のようなので、削除→再登録で改善しないか確認してください。
参考:一時的に画面ロックする方法
パソコンのショートカットキーとして、Win + L で画面ロックできます。
このショートカットキーは、今回紹介した自動ログイン設定中も機能します。
一時的に画面ロックしたいシーンで、知ってると便利ですよ。
〆:起動時のパスワード入力を省略しよう!
以上、Windowsをパスワードなしで自動ログインする方法! スリープ復帰時のサインインを省略しよう の説明でした。
「パソコンを自宅でしか使わない」・「共用パソコンのパスワードを省略したい」等のシーンで、今回紹介した設定を知ってると便利ですよ。
ぜひ、ご参考ください。
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