Macのログインスクリーン上では、通常アカウントのアイコンが並んだり、「スリープ / 再起動 / システム終了」ボタンが表示されています。
ただ人によってはセキュリティの観点でこれらを削除(非表示)としたいニーズがあるでしょう。
実は、macOSの標準機能として、それら項目をカスタマイズできるようになっています。
そこで本記事では、その内容について紹介します。
サードパーティ製アプリのインストールも不要なので、知っておくと便利な知識です。
Macでログインスクリーンをカスタマイズする方法
事前準備:設定画面について
本記事で紹介するカスタマイズは全てMacの「システム環境設定」より行います。
まず「システム環境設定」より「ユーザとグループ」へ進みます。
次に「ログインオプション」をクリック。設定項目が並びますが、デフォルトでは変更ができないので、左下の鍵アイコンを選択して「変更ロック」を解除します。
するとログイン画面に関わるいくつかの設定項目が並びます。
下記よりそれぞれの内容について說明をします。
その①:ログイン画面のユーザ表示を変える
1つ目が「ログイン時の表示」項目について。
標準では「ユーザのリスト」で設定されており、ログイン対象のユーザ名がすべて表示されます。
これを「名前とパスワード」に変更すると、ログイン対象のユーザが一覧表示されなくなり、代わりに手動で「ユーザ名」と「パスワード」の入力が必須となります。
ユーザ名の入力まで必要なので、ログインにかかる時間は伸びますが、一方でセキュリティ上 / プライバシー上の観点で強固にできる設定です。
その②:起動に関わる設定項目を表示 or 非表示とする
2つ目が「起動に関わる設定」項目について。
具体的には「スリープ / 再起動 / システム終了」ボタンを表示するか非表示にするか設定できます。
標準では「表示」となっているので、ログイン画面で下側にて「スリープ / 再起動 / システム終了」ボタンを選択できます。
一方、「非表示」とするとそれらボタンが全て無くなり、選択できなくなります。
その③:入力言語の切り替えを可 or 不可とする
3つ目が「入力メニュー」項目について。
具体的にはログイン画面におけるキーボード言語フォーマットを指しています。
チェックが入っていると、ログイン画面のメニューバーより、通常選択できるキーボードの他、「その他の入力ソース」から別言語を設定することができます。
普段から複数言語をMacで扱っている方にとって便利な設定となります。
その④:ログインパスワードのヒントを表示 or 非表示とする
4つ目が「パスワードのヒント」項目について。
チェックが入っていると、ログイン画面のパスワード入力時、はてなアイコンをクリックすると事前に入力した「パスワードのヒント」を表示できます。
その⑤:VoiceOver 使用の可否について
5つ目が「VoiceOver」項目について。
「VoiceOver」とは目の不自由な方向けの機能で、チェックが入っているとログイン画面の各項目について機械音声で自動読み上げが行われ、画面が見えなくてもログインできるようになります。
補足:ロック画面にメッセージを表示する
ここまでが「ユーザとグループ」内で設定できるログイン画面に関わる内容でしたが、それ以外にもロック画面に好きなメッセージを表示する設定があるので紹介します。
「システム環境設定」より「セキュリティとプライバシー」へ進み、
「一般」タブ内で左下鍵アイコンのロック解除後、「画面がロックされているときにメッセージを表示」にチェックを入れ、「ロックのメッセージを設定…」を選択すると、
ロック画面で表示させたい好きなメッセージを入力できます。
その後、ロック画面へ入ると内容が反映されています。
ここでは万が一Macを紛失した際の対策として、「拾得された方はお手数ですが****までご連絡願います」のように自身の連絡先を掲載しておくと良いかもしれません。
〆:便利なログインスクリーンに変更しよう!
以上、[Mac] ログインスクリーンをカスタマイズ! ロック画面に表示する項目を追加/削除する変更方法 の說明でした。
自身の使い方やセキュリティの許容度に合わせて、ログインスクリーンをカスタマイズしてみて下さい。
ぜひ、ご参考あれ。
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