Mac OS X El Capitan以降、SIP(System Integrity Protection)と呼ばれるシステムガードが導入されたことで、システム中枢に関わる様々なカスタマイズができない仕様となりました。
が、ターミナルを使ってカンタンに解除することが可能です。
そこで本記事では、MacでSIPを解除する方法を紹介します。
導入されたmacOSのSIPを解除することで、従来通りのカスタマイズができますよ。
photo by David Michalczuk
macOSのSIPを外す方法
SIPを一時的に解除するためには、Macがリカバリーモードへ入る必要があります。
再起動を選択し、しばらくの間 ⌘ + R を長押しすればリカバリーモードとなります。
続いて、メニューバーより「ユーティリティ」→「ターミナル」と進み、
下記コマンドを入力して、enter で実行します。
csrutil disable
「Successfully・・・」と表示されれば、SIPの無効化に成功です。
再起動しましょう。
注意:カスタマイズ後はSIPを再び有効にする
目的のカスタマイズが完了したら、セキュリティを考慮して、SIPを元の有効状態にしましょう。
SIPを有効にした際と同様の手順で、「再起動」→「リカバリーモード」→「ターミナル起動」と進み、下記コマンドを入力します。
csrutil enable
「Successfully・・・」と表示されれば、SIPが有効化となります。再起動しましょう。
SIPを無効化することで可能となるカスタマイズ
SIPを解除することで、macOSのシステム中枢に関わる様々な変更が可能となります。
下記よりその一例を記載します。
標準アプリのアイコンが変更可能になる
SIPが有効だと標準アプリ(例:Safari / App Store)のアイコンは変更できませんが、SIPを一時的に無効とすることでカスタマイズ可能となります。

また、同様に標準アプリのFinderも、SIPを解除することでアイコンを変えることができます。

Macのアイコン変更の手順は関連記事で詳細を解説しているので、ご覧あれ。
ターミナルで「通知センター」を無効にできる
Macのメニューバーに常駐する通知センターは、ターミナルより指定コマンドを実行することで無効化できますが、SIP解除が前提条件となります。
具体的には、SIP解除後にターミナルで下記コマンドを実行すればOK。
launchctl unload -w /System/Library/LaunchAgents/com.apple.notificationcenterui.plist
これでメニューバー上の通知センターアイコンをクリックしても反応しなくなります。
詳細は関連記事【Macの通知センターを停止してオフにする方法まとめ! メニューバーのアイコンも無効にして受信を非表示にしよう】で解説しています。

〆:SIPを解除して様々なカスタマイズを!
以上、MacでSIPを解除する方法! macOSのSystem Integrity Protectonを無効にしてシステム設定を変更しよう の說明でした。
El Capitan以降もMacを自分好みにカスタマイズしたい方は、ぜひ本記事の内容を参考にSIPを解除してみて下さい。
ぜひ、お試しあれ。
コメント
Successfully ってでないんですけどどうすればいいですか?
Mac スノーレパード10、6でも可能でしょうか・?