この記事では、Macをパスワードなしで自動ログインする方法を解説します。
以下のようなニーズがあれば、ぜひどうぞ。
- シャットダウン/再起動するとき、パスワード不要で自動ログインしたい
- スリープから復帰するとき、パスワード入力を省略したい
Macをパスワードなしで自動ログインする方法
macOSバージョンによって、少し手順が異なります。
以下2パターンにわけて説明します。
- macOS Ventura以降
- macOS Monterey以前
macOS Ventura以降の手順
システム設定から「プライバシーとセキュリティ」を開き、FileVaultを オフにする を実行します。
赤枠をクリックする。
表示されるメッセージ。
次に「ユーザとグループ」を開き、「自動ログインのアカウント」を変更します。
デフォルトはオフとなっているので、自動ログインさせたいアカウントを選択します。
赤枠から自動ログイン対象のアカウントを選ぶ。
対象アカウントのログインパスワードが要求される。
自動ログインを設定すると、生体認証がオフになる。
以上で準備OK。
シャットダウンや再起動をして、パスワードを要求されず自動ログインできれば成功です。
なお自動ログインを選択できない場合、以下メッセージのとおり、先述したFileVaultが無効になっていない可能性があります。
自動ログインをオンにできません。 FileVaultが有効になっています。
自動ログインのアカウントがグレーアウトとなり、選択できない例。
「プライバシーとセキュリティ」を開き、以下メッセージが出ているか確認しましょう。
ディスク"●●"のFileVaultはオフになっています。
またスリープの場合、復帰時にパスワードが要求されるケースがあります。
解決策として、システム設定「ロック画面」で、以下をオフにしましょう。
スクリーンセーバの開始後またはディスプレイがオフになったあとにパスワードを要求
赤線の項目を切り替える。
表示されるメッセージ。
macOS Monterey以前の手順
システム環境設定から「セキュリティとプライバシー」を開きます。
「FileVault」タブを開き、左下の鍵アイコンをクリックしてパスワードを入力、FileVaultをオフにする を実行します。
赤枠の鍵アイコンをクリックする。
FileVaultをオフにする。
表示されるメッセージ。
次に「ユーザとグループ」を開きます。
左下の鍵アイコンをクリックしてパスワードを入力、「ログインオプション」を開きます。
赤枠の鍵アイコンをクリックする。
ログインオプションを開く。
「自動ログイン」を変更します。
デフォルトはオフとなっているので、自動ログインさせたいアカウントを選択します。
自動ログインしたい対象アカウントを選ぶ。
対象アカウントのログインパスワードが要求される。
自動ログインを設定すると、生体認証がオフになる。
以上で準備OK。
シャットダウンや再起動をして、パスワードを要求されず自動ログインできれば成功です。
なお自動ログインを選択できない場合、先述したFileVaultが無効になっていない可能性があります。
自動ログインがグレーアウトとなり、選択できない例。
「セキュリティとプライバシー」を開き、以下メッセージが出ているか確認しましょう。
ディスク"●●"のFileVaultはオフになっています。
またスリープの場合、復帰時にパスワードが要求されるケースがあります。
解決策として、システム環境設定「セキュリティとプライバシー」で、以下をオフにしましょう。
スリープとスクリーンセーバの解除にパスワードを要求
これでスリープから復帰時も、自動ログインとなります。
赤線の項目を切り替える。
表示されるメッセージ。
参考：一時的に画面ロックする方法
Macのショートカットキーとして、control + command + Q で画面ロックできます。
キーボード上のキー配置。
すぐ画面ロックできる。
このショートカットキーは、今回紹介した自動ログイン設定中も機能します。
一時的に画面ロックしたいシーンで、知ってると便利ですよ。
〆：起動時のパスワード入力を省略しよう!
以上、Macをパスワードなしで自動ログインする方法! スリープ復帰時のサインインを省略しよう の説明でした。
「Macを自宅でしか使わない」・「共用Macのパスワードを省略したい」等のシーンで、今回紹介した設定を知ってると便利ですよ。
ぜひ、ご参考ください。
コメント
参考になりました
ありがとうございました