Macを友人にプレゼントしたりオークションで販売する際、気になるのが「個人情報をしっかり削除できているか」という点です。
万が一「削除漏れ」があると、譲渡先の第三者に対し思わぬプライバシー情報が伝わるリスクがあるため、慎重に対処する必要があります。
そこで本記事では、Macを初期化する方法をまとめて紹介します。
初期化前に実施すべき事項も解説しているので、ご覧あれ。
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Macを初期化する方法!
初期化前の事前準備について
まず、初期化する前に必要なデータは予めバックアップしておきましょう。
外付けHDD等の記憶媒体をお持ちなら、標準機能であるTimeMachine(タイムマシン)を使った方法がオススメです。
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[Mac] 外付けHDDにTimeMachine(タイムマシン)領域とWindows対応のデータ領域 を作る方法
もしクラウドでデータを管理しているならバックアップするデータはわずかですが、ローカルに残っている重要なファイルがないかしっかりチェックして下さい。
また、もしMacを初期化した後、第三者へ譲渡・売却を予定しているなら、下記サービスからログアウトもしておきましょう。
iTunes
iCloud
iMessage
ペアリングしたBluetooth
詳細な手順は別記事で解説しています。
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Macを売却する際に実施すべき作業! macOSを他人へ譲渡するならデータを完全に消去しよう
この作業を忘れると、後で売却・譲渡したMacとの紐付け解除が面倒になるため、必ずチェックして下さい。
上記内容を確認できたら、いよいよ完全に初期化するため、macOSを消去して再インストールする作業となります。
手順①:macOSを消去(初期化)する
まずMacで再起動を実施し、
⌘ + R を押し続け、「macOS ユーティリティ」ウインドウを表示させます。

再起動後「macOS ユーティリティ」画面となるまでキーを押し続ける。
次にmacOSを消去するため、「ディスクユーティリティ」を選び、
サイドバーでボリュームを選択し、「消去」ボタンをクリックします。
フォーマット後のボリュームの名前とフォーマットを決めます。名前は「Macintosh HD」などで良いでしょう。フォーマットは「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」か「APFS」を選択し、「消去」ボタンより実行します。
「消去プロセスが完了しました」と表示されれば、初期化は完了です。
手順②:macOSを再インストールする
再び「macOS ユーティリティ」のトップ画面へ戻り、「macOSを再インストール」を選択します。
「続ける」で画面を進め、
macOSの規約に同意し、
先ほど再フォーマットしたボリュームを選択して、macOSのインストールを開始します。
ここまでの作業中、「復旧サーバに接続できませんでした。」とエラーメッセージが表示される場合、MacがWi-Fiに接続できているか確認してみて下さい(右上のWi-Fiアイコンより接続先のSSID(ネットワーク名)を設定できます)。
回線速度にもよりますが、macOSの再インストールは時間がかかるため、気長に待ちましょう。
最終的に「ようこそ」の画面まで表示されれば初期化完了です。
なお、この状態で ⌘ + Q を押すと「システム終了」ができるので、売却・譲渡前の状態として準備OKです。
参考 Apple – macOS 復元から再インストールする
〆:大切な個人情報をしっかり削除しよう
以上、Macを初期化する方法! macOSをクリーンインストールして個人情報を完全に削除しよう の說明でした。
パソコンはスマートフォン以上に個人情報が集まっているため、正しい方法で初期化を実施することが重要です。
ぜひ、ご参考あれ。
コメント
ありがとうございます。とっても参考になりました。