本記事では、Macで楽曲ファイルを分割して長さを変える方法を解説します。
標準ソフトGarageBand(ガレージバンド)で実現できます。
例えば以下のように、音楽ファイルの一部をカットしたいシーンで活躍しますよ。
- 録音した音声の不要箇所を削除したい
- 楽曲の中で好きなサビ部分だけ抽出したい
GarageBandで曲の長さをトリミングする方法
作業は3ステップあります。
- カットしたい音楽を読み込む
- 楽曲を切り取る
- 編集したファイルを保存する
①:カットしたい音楽を読み込む
事前に編集したい楽曲ファイル(.mp3など)を用意してください。
GarageBandを起動します。
Macの環境によってはプリインストールされないため、App Storeより入手しましょう。
初期設定では、以下のとおり選択します。
プロジェクト | 空のプロジェクト |
---|---|
トラックのタイプ | 「オーディオ」項目のマイクアイコン |
GarageBandの編集ホーム画面が表示されます。
編集したい楽曲ファイルを、GarageBandの画面にドラッグ&ドロップします。
するとデフォルトで入っている「オーディオ1」の下に、新たなトラックが追加されます。
デフォルトの「オーディオ1」は不要なので、右クリックメニューより トラックを削除 します。
これでカットしたい音楽を読み込めました。
②:楽曲を切り取る
キーボードの スペース キーを押すと音源が再生され、シークバー(再生ヘッド)も動き始めます。
音を聞きながら、カットしたい箇所まで進みます。
カット対象部分までシークバー(再生ヘッド)が進んだら、再び スペース キーを押して一時停止します。
メニューバーの「編集」より 再生ヘッドの位置でリージョンを分割 をクリック。
シークバー(再生ヘッド)の部分を境界に、音声ファイルが2つのリージョンに分割されます。
あとは不要な方のリージョンを選択して、右クリックメニューより 削除 すればOK。
もう1つのリージョン側だけ残ります。
同様の手順を繰り返し行い、楽曲の中でいらない部分を消していきます。
③:編集したファイルを保存する
次の流れで、編集した楽曲を出力します。
- 再生位置をスタートに合わせる
- メトロノームを消す
- 曲をディスクに書き出す
1. 再生位置をスタートに合わせる
「リージョンを分割」→「削除」を繰り返すと、再生ヘッドの開始部分から離れたところに、リージョンが点在して残ります。
再生ヘッドのスタートラインに分割後のリージョンがピッタリ合うよう、ドラッグして調整しましょう。
▼クリックして再生(音は出ません)
2. メトロノームを消す
GarageBandは新しい音楽を生み出す作曲機能もあるため、新規でプロジェクトを作成すると、デフォルトで「メトロノーム」がオンになっています。
試しに編集中の楽曲を再生してください。耳をすますと、「タンタンタン…」と一定のリズムで刻まれる音が聞こえるはずです。
この音をオンにしたまま編集した楽曲を保存すると、「メトロノーム」の音が残った状態で出力されます。
編集画面上にあるメトロノームをクリックしてオフにしましょう。
3. 曲をディスクに書き出す
編集した楽曲を出力して保存します。
メニューバーの「共有」より 曲をディスクに書き出す を選択。
ファイル名や保存場所、ファイル形式、音質について調整後、書き出す で実行します。
出力作業が始まります。
保存された楽曲を再生して、編集内容が反映されていれば完了です。
〆:ガレージバンドで好きな音楽を編集しよう!
以上、MacのGarageBandでカットする方法! ガレージバンドで音楽を切り取ろう の説明でした。
音楽の編集は少しハードルが高そうなイメージがありますが、長さを変える程度の作業であれば、GarageBandを使ってカンタンに実施できます。
ぜひ、ご参考あれ。
参考 Appleサポート – Mac用GarageBandとは
コメント
助かりました。ありがとうございます。