Macを定期的に自動再起動する方法! macOSのシステム終了/スリープをスケジュール予約しよう

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Mac

この記事では、Macを定期的に再起動/シャットダウンする方法を解説します。

OS標準のシステム設定のアイコンシステム環境設定ターミナルのアイコンターミナルを使って、実現できます。

 

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Macのシャットダウンをタイマー設定する方法

2パターンの方法を紹介します。

方法 対象OS
①:バッテリー設定を使う Monterey以前
②:ターミナルでpmsetコマンドを実行する Ventura以降
macOS Venturaより仕様が大幅に変わりました。お使いのMacのOSバージョンに合わせ、ご覧ください。

①:バッテリー設定を使う(対象:Monterey以前)

システム設定のアイコンシステム環境設定の「バッテリー」で、左メニュー「スケジュール」を開きます。

macOS Catalina以前の場合、「省エネルギー」設定の「バッテリー」タブより「スケジュール」を開いてください。
バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順1

「バッテリー」を開く。

バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順2

「スケジュール」を開く。

「起動またはスリープ解除」をチェックすれば、定期的に電源オン/スリープ解除できます。

好きな頻度・時間帯を決めましょう。

電源アダプタが接続された状態でのみ実行されます。例えば、夜にMacの電源を落とした後、充電器を外している場合は、朝になっても自動起動しません。
バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順3

「起動またはスリープ解除」を有効にする。

バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順4

頻度・時間帯を調整する。

2つ目のチェックボックスをクリックすると、「スリープ/再起動/システム終了」いずれかを予約できます。

好きな頻度・時間帯を決めましょう。

なおインターバル確保のため、設定時刻の10分後に実行されます(例:10:00に再起動をセットすると、実際は10:10に実行される)。

システム終了は、「スリープ状態ではない」かつ「ユーザがログインしている」ときのみ実行されます。
バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順5

2つ目のチェックボックスを有効にする。

バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順6

プルダウンメニューより切り替えできる。

これで指定した時刻になると、自動的にスリープ/再起動/システム終了されます。

バッテリー設定で再起動をスケジュールする手順7

再起動をスケジュールした例。時間がくるとメッセージが表示され、10分後に実行される。

②:ターミナルでpmsetコマンドを実行する(対象:Ventura以降)

macOS Venturaより仕様が変わり、システム設定のアイコンシステム設定に「スケジュール」機能は存在しません。

代わりにpmsetコマンドを実行する方法があります。

まずはターミナルのアイコンターミナルを起動しましょう。

ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順1

例えば、アプリケーション一覧より「ユーティリティ」→「ターミナル」で起動できる。

pmsetコマンドは2パターンあります。

▼単発のスケジュールを設定したい場合

sudo pmset schedule ●●(操作内容) "■■(日付)"

▼繰り返しのスケジュールを設定したい場合

sudo pmset repeat ●●(操作内容) ▲▲(曜日と時間)

いずれのコマンドにも共通する、●●(操作内容)のルールは以下のとおりです。

コマンド 意味
shutdown シャットダウン
poweron 電源オン
sleep スリープ
wake スリープ解除
wakeorpoweron スリープ解除、または電源オン

単発スケジュールの場合、■■(日付)のルールは、MM/dd/yy HH:mm:ss(=月/日/西暦下2桁 時:分:秒)です。

例えば、2023年2月10日の13:05にシャットダウンしたい場合、以下となります。

sudo pmset schedule shutdown "02/10/23 13:05:00"
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順2

Returnキーで実行する。

繰り返しスケジュールの場合、▲▲(曜日と時間)の曜日ルールは以下のとおりです。

また時間は、HH:mm:ss(=時:分:秒)となります。

コマンド 意味
M 月曜
T 火曜
W 水曜
R 木曜
F 金曜
S 土曜
U 日曜

例えば、毎日15:36にシャットダウンしたい場合、以下となります。

sudo pmset repeat shutdown MTWRFSU 15:36:00
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順3

Returnキーで実行する。

いずれのコマンドも実行すると「Password:」と表示されるので、ログイン時のパスワードを入力します。

パスワード入力中は画面に変化がないので、打ち間違えに注意して下さい。
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順4

パスワード入力画面。入力後にReturnキーで実行する。

ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順5

コマンドのセットが完了した画面。特にメッセージは出ない。

これで指定した時刻になると、自動的にシャットダウンされます。

ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順6

シャットダウンをスケジュールした例。時間がくるとメッセージが表示され、10分後に実行される。

設定済みのスケジュールは、以下コマンドで確認できます。

pmset -g sched
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順7

Returnキーで実行する。

表示内容から判断できます。

表示内容 意味
Repeating power events: 繰り返しスケジュールの設定状況
Scheduled power events: 単発スケジュールの設定状況

ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順8

スケジュールをキャンセルするやり方です。

▼単発のスケジュールを消したい場合

sudo pmset schedule cancel ★★(スケジュール番号)

★★(スケジュール番号)は、単発スケジュールに割り当てられる管理番号です。

「pmset -g sched」コマンドを実行した際、先頭に付加される数字から判断できます。

ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順9

スケジュール番号[0]・[1]が表示される例。

例えばスケジュール番号[0]をキャンセルしたい場合、以下コマンドとなります。

sudo pmset schedule cancel 0
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順10

Returnキーで実行する。

▼繰り返しのスケジュールを消したい場合

sudo pmset repeat cancel
ターミナルpmsetコマンドで自動再起動する手順11

Returnキーで実行する。

 

〆:電源オン/オフの時間を予約しよう!

以上、Macを定期的に自動再起動する方法! macOSのシステム終了/スリープをスケジュール予約しよう の説明でした。

「真夜中に再起動をかけたい」・「システムアップデート後にシャットダウンしたい」などのシーンで、スケジュールする機能を知ってると便利ですよ。

ぜひ、お試しあれ。

参考 Appleサポート – 「ターミナル」でMacをオン/オフにするスケジュールを設定する

参考 Appleサポート – Macノートブックをオン/オフにするスケジュールを設定する

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コメント

  1. 匿名 より:

    どこにも詳細が掲載されておらず、探し回って辿り着きました。
    丁寧な記事で助かりました。
    ありがとうございます。

  2. Y より:

    Ventura以降に設定が変わっていたことも知らず、以前に設定していたものを解除するのに困っていました。こちらの記事のお陰様で助かりました!心より感謝申し上げます

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