Macで様々なアプリを使っていると「初期設定の状態に戻したい」という時があります。
アプリによってはリセット機能を搭載したものもありますが、全てではありません。
そこで本記事では、Macのどんなアプリでも、最初にインストールした状態である初期設定に戻す方法を紹介します。
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任意のアプリを初期設定に戻す方法
方法は大きく2種類あり、
・専用アプリを使って、設定ファイルを一度に削除する。
・Libraryフォルダにある設定ファイルのみ、個別に削除する。
となります。
下記よりそれぞれの方法について、説明します。
その①:「AppCleaner」で一度に削除する
1つ目が、「AppCleaner」というアプリを完全にアンインストールするフリーソフトを使った手法となります。
アプリのアンインストールを補助するアプリは数多くありますが、「AppCleaner」の特徴として、
・操作が非常に楽
・漏れなくアプリ関連ファイルまで消去可能
・消去するファイルを個別に選択可能
・アプリの動作が軽い
などのメリットがあります。
2つ目の方法に比べ、操作はカンタンなのでオススメです。
手順①:アプリを入手する
まず、「AppCleaner」をインストールします。
ダウンロード AppCleaner
上記リンクよりダウンロード後、アプリケーションフォルダへ移します。
手順②:リセットしたいアプリをドラッグ&ドロップ
さっそく「AppCleaner」を起動すると、ウインドウが表示されます。
続いて、リセットしたいアプリを選び、「AppCleaner」ウインドウ上へドラッグ&ドロップします。
するとアプリ本体の他、関連するファイルまで自動で抽出して削除対象としてくれます。
ここで重要なのが、全てにチェックが入った状態で「Remove」を選択すると、アプリ本体自体も消去され、再度インストールする手間が増えるため、アプリ本体のチェックは外した状態で、「Remove」を選びます。
以上で完了。アプリを再度立ち上げると、今までの設定がすべてなくなっているため、アカウントのログイン画面やアプリのチュートリアル画面から始まります。
その②:Libraryフォルダの設定ファイルを削除
2つ目が、Libraryフォルダの設定ファイルを削除する手法となります。
各アプリの設定情報は、Libraryフォルダにある設定ファイルに入っているため、個別に該当ファイルを見つけ削除することで、設定をリセットできます。
「AppCleaner」をインストールしたくなかったり、個別に削除する自信がある方は、2つ目の方法を選んで下さい。
手順①:Libraryフォルダを開く
まずはLibraryフォルダへ移動します。
方法は色々とありますが、Finder上で ⌘ + shift + G を押すと、移動先のパスを入力できる画面が表示されるので、
~/Library
と入力して移動するとラクです。
手順②:リセットしたいアプリの関連ファイルを探す
Libraryフォルダへ移動できたら、続いて当該フォルダ内で、リセットしたいアプリの関連ファイルを探します。
右上の検索バーにアプリ名を入力後、検索範囲を”ライブラリ”とします。また、設定ファイルはフォルダ内にあるので、さらに詳細条件として「種類」を「フォルダ」とします。
手順③:関連ファイルを消去する
以上の検索で表示されたフォルダにアプリの設定情報が入っているため、消去します。
注意点として、当然関係ないファイルまで消去していまうことに気を付けましょう。特に有名アプリ(twitterなど)の関連アプリをインストールしている場合、名前が似ていることが多く、誤って消去してしまうことがあります。
〆:アプリをリセットしたいとき便利!
以上、[Mac] アプリを初期設定に戻す方法! どんなソフトも最初にインストールした状態にリセット の説明でした。
アプリの動作が重くなったり、起動しなくなった際は、一度本記事で紹介した手法で初期設定に戻すと改善するケースがあります。
2つ目の方法は多少知識がないと誤った操作をしてしまう可能性があるため、1つ目の「AppCleaner」を使った方法がオススメです。
お試しあれ。
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