Googleマップには、自分の行動履歴(どこに行ったか・いつ行ったか)を時系列で自動記録してくれる機能「タイムライン」があります。
ただ、訪問したはずの場所であっても、以下メッセージが出て、ロケーションを記録できないケースがあります。
この場所への訪問履歴を保存できません

エラーメッセージ
この記事では、本メッセージの原因を解説します。
結論、残念ながら有効な解決策はないのですが、本事象についてネットの情報がわかりずらかったため、記録として残しておきます。
Googleマップ「この場所への訪問履歴を保存できません」の原因
具体的に、このメッセージが出るケースを紹介します。
タイムラインをみると、とある場所について訪問したはずなのに記録されていないため、手動で編集をしてみます。

手動で「訪問履歴を追加」する
ただ以下メッセージが出て、ロケーションを記録できません。
この場所への訪問履歴を保存できません

(左)対象のロケーションで「場所を検索」 (右)メッセージが出る
これはGoogleの指定する「特に個人的な場所」に該当している可能性が高いです。
「特に個人的な場所」とは、プライバシーの扱いに注意が必要な場所を指しており、その訪問履歴はタイムラインから自動的に削除されます。
具体的には以下のようなロケーションが当てはまります。
- カウンセリング センター
- 家庭内暴力シェルター
- 妊娠中絶クリニック
- 不妊治療センター
- 依存症治療施設
- 減量クリニック
- 美容整形クリニック
見分け方として、該当のロケーションを表示して、もっと見る → 訪問履歴とマップのアクティビティ より、以下メッセージが出るかチェックしましょう。
この場所への訪問履歴は、タイムラインのすべてのユーザーから自動的に削除されます。
このメッセージが出る=「特に個人的な場所」として、Googleから判定されています。

(左)場所を表示してメニューを右にスクロール (右)もっと見る

(左)訪問履歴とマップのアクティビティ (右)赤下線のメッセージを確認
このように「特に個人的な場所」として判定されてしまうと、タイムライン上にロケーションを記録できません。
一応、Google側にフィードバックを送信することで、「特に個人的な場所」から外れる可能性もあります。
が、その施設の運営者でもない、一個人が申請をしても、おそらく効果はないでしょう。
ということで、登録したいロケーションが「特に個人的な場所」である場合、タイムラインへの登録は、現実的に諦めるしかありません。
〆:「特に個人的な場所」はロケーション履歴として登録できない!
以上、Googleマップ「この場所への訪問履歴を保存できません」の原因! 記録されないタイムラインを確認しよう の説明でした。
「特に個人的な場所」として、プライバシーを配慮してくれるのは助かりますが、ユーザー側の意思で、個別に仕様変更できてもいいのでは?と個人的には感じます。
ただ、センシティブな内容でもあるため、Googleとしても保守的にこのような方針をとってるのかもしれません。
もし「この場所への訪問履歴を保存できません」とメッセージが出て困っている場合、このような事情があることを知っておきましょう。
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