この記事では、Chrome拡張機能を.crxファイルとしてダウンロードする方法を解説します。
Chrome拡張機能は通常、Chromeウェブストアから直接インストールできます。
ただ以下のように、.crxファイルとして保存したいシーンがあります。
- オフライン環境で使いたい
- 別デバイスに同じ拡張機能を配布したい
- 拡張機能のバックアップをとりたい
- Chromeウェブストアから削除される前に保存したい
本記事では、4パターンのやり方を解説します。
| 方法 | スマホ対応 | 操作性 | 安全性 |
|---|---|---|---|
| ①:CRXをダウンロードできる拡張機能を使う | △ | ◯ | ◯ |
| ②:URLを指定して直接ダウンロードする | ◯ | △ | ◎ |
| ③:Chromeの開発者モードでパッケージ化する | ✕ | △ | ◎ |
| ④:外部サイト経由でダウンロードする | ◯ | ◯ | ✕ |
スマホにも対応した①・②がオススメですので、前半で紹介します。
また後半で、残り③・④を説明します。
関連記事 Chrome拡張機能を.crxファイルからインストールする方法
Chrome拡張機能を.crxファイルでダウンロードする方法
2パターン紹介します。
どちらもパソコン、スマートフォン両方に対応しています。
- ①:CRXをダウンロードできる拡張機能を使う
- ②:URLを指定して直接ダウンロードする
①:CRXをダウンロードできる拡張機能を使う
「Chrome拡張機能を.crxファイルとしてダウンロードする」専用の拡張機能を使います。
具体的な手順について、パソコン、スマートフォンにわけて説明します。
パソコンの手順
ChromeにCRX Extractor/Downloaderをインストールします。
あとは欲しい拡張機能をChromeウェブストアで表示した状態で、CRX Extractor/Downloaderを起動して、Download as CRX をクリックするだけ。

CRX Extractor/Downloaderを開き、Download as CRX

CRXファイルとして保存できる
Androidの手順
Android版Chromeは拡張機能をインストールできません。
そこで代わりに、
Microsoft Edgeを使います。
Edgeブラウザ上で、CRX Downloaderをタップして、追加してください。

CRX Downloaderを追加する
次にEdgeブラウザ上でChromeウェブストアへアクセスして、欲しい拡張機能を表示しましょう。
モバイル表示のままだと先に進めない場合、メニューから デスクトップサイトを表示 に切り替えてください。

デスクトップサイトを表示 に切り替えれば、ページを表示できる
欲しい拡張機能を表示した状態で、メニューから 拡張機能 を開き、CRX下载器(CRX Downloader)の「保存为CRX文件」で 下载 をタップすればOK。

(左)拡張機能 (右)CRX下载器

(左)下载 (右)ダウンロード
iPhone/iPadの手順
iOS版Chromeは拡張機能をインストールできません。
そこで代わりに、
Orionを使います。
Orionブラウザ上で、CRX Extractor/Downloaderをタップして、追加してください。

(左)Orionに追加 (右)追加
次にOrionブラウザ上でChromeウェブストアへアクセスして、欲しい拡張機能を表示しましょう。
Orionトップページからアクセスする場合、メニューから 拡張機能 → 拡張機能を追加 → Chromeの拡張機能をインストール と進めばOKです。

(左)拡張機能 (右)拡張機能を追加

(左)Chromeの拡張機能をインストール (右)Chromeウェブストアにアクセスできる
欲しい拡張機能を表示した状態で、メニューから CRX Extractor/Downloader → Download as CRX と実行します。

(左)CRX Extractor/Downloader (右)Download as CRX
メニューの ダウンロード から結果を確認できます。
共有メニューを開き、好きな保存先を選べばOK。

(左)ダウンロード (右)赤枠をタップして共有メニューを開く

好きな保存先を選ぶ。画像はファイルアプリの例
説明は以上です。
いくつか拡張機能を紹介しましたが、Chromeウェブストアで”crx”と検索すれば、ほかにも同様のものが見つかります。
操作の流れはだいたい同じなので、お試しください。
関連記事 iPhone/iPadで拡張機能が使えるブラウザまとめ
②:URLを指定して直接ダウンロードする
所定のURLにアクセスすれば、直接.crxファイルをダウンロードできます。拡張機能も不要です。
以下がURLフォーマットとなります。
https://clients2.google.com/service/update2/crx?response=redirect&acceptformat=crx2,crx3&prodversion=[VERSION]&x=id%3D[EXTENSIONID]%26installsource%3Dondemand%26uc
このうち、以下2つの文字列部分を置き換えます。
| 置き換える文字列 | 必要な情報 |
|---|---|
| [VERSION] | お使いのブラウザのバージョン |
| [EXTENSIONID] | 欲しい拡張機能のID |
[VERSION]の、お使いのブラウザのバージョンは、ブラウザ上で確認できます。
たとえばパソコンのChromeブラウザの場合、メニューの 設定 → Chromeについて で表示されます。
以下の画像であれば、バージョンは 143.0 になります(前半の番号だけでOK)。

赤下線でブラウザバージョン番号が表示される
スマートフォンでも流れは同じです。
たとえばAndroid版のEdgeブラウザの場合、メニューの 設定 → Microsoft Edgeについて で表示されます。
以下の画像であれば、バージョンは 143.0 になります(前半の番号だけでOK)。

(左)メニューを開く (右)設定

(左)Microsoft Edgeについて (右)赤下線でブラウザバージョン番号が表示される
[EXTENSIONID]の、欲しい拡張機能のIDは、拡張機能のページURLから確認できます。
拡張機能のページURLは、以下の構成になっており、[ID]の部分からわかります。
https://chromewebstore.google.com/detail/[アプリ名]/[ID]?hl=ja
たとえばVolume Masterなら、拡張機能のIDは jghecgabfgfdldnmbfkhmffcabddioke となります。

ページURLから、拡張機能のIDがわかる
これで情報はそろいました。
たとえばChromeブラウザバージョン 143.0 で、拡張機能Volume Master(IDは jghecgabfgfdldnmbfkhmffcabddioke )の.crxファイルが欲しい場合、URLは以下となります。
https://clients2.google.com/service/update2/crx?response=redirect&acceptformat=crx2,crx3&prodversion=143.0&x=id%3Djghecgabfgfdldnmbfkhmffcabddioke%26installsource%3Dondemand%26uc

URLをコピペ
URLを実行すると以下メッセージが表示されて、何も反応がないようにみえます。
このウェブサイトからアプリ、拡張機能、ユーザースクリプトを追加することはできません
ただ、しっかり.crxファイルとしてダウンロードされています。

赤下線のメッセージが出るが…

CRXファイルとして保存されてる
スマートフォンでも、同じくダウンロードできます。

AndroidのEdgeブラウザ上で、.crxファイルをダウンロードした例
説明は以上です。
URLを指定するのが少し面倒ですが、拡張機能いらずで、直接CRXをダウンロードできます。
なるべく拡張機能等の外部ツールは使いたくない場合、オススメです。
参考 Stack Overflow – How to download a CRX file from the Chrome web store for a given ID?
参考:その他のダウンロード方法
前パートで紹介した以外にも、ダウンロード方法はあります。
ちょっとクセがありますが、参考までに紹介します。
- ③:Chromeの開発者モードでパッケージ化する
- ④:外部サイト経由でダウンロードする
③:Chromeの開発者モードでパッケージ化する
あらかじめ.crxファイルとして保存したい拡張機能をインストールします。
Chromeメニューから 拡張機能 → 拡張機能を管理 と進み、デベロッパーモード をオンにしてください。

拡張機能 → 拡張機能を管理

デベロッパーモード をオン
このページ内でインストール済み拡張機能のIDが表示されるので、.crxファイルとして保存したい拡張機能のIDをメモしておきます。
たとえば拡張機能Volume Masterの場合、jghecgabfgfdldnmbfkhmffcabddioke となります。

IDをメモ
同ページ内の 拡張機能をパッケージ化 →「拡張機能のルートディレクトリ」で 閲覧 と進みます。

拡張機能をパッケージ化

「拡張機能のルートディレクトリ」で 閲覧
ここでパソコン内のストレージが表示されるので、拡張機能の保存先パスを指定します。
WindowsとMac、それぞれ拡張機能が保存される場所は以下のとおりです。
▼Windows
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions
▼Mac
~/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Extensions
拡張機能の保存先パスを開くと、英字のフォルダ名が並びますが、これは拡張機能のIDを示しています。
この中から、事前にメモしておいたIDをもとに、目的のフォルダを見つけます。

目的の拡張機能のIDを探す
フォルダを開き、下層にあるバージョン名のフォルダを選択すればOK。
整理すると、「拡張機能のルートディレクトリ」で選択するパスは以下のようになります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions[拡張機能のID]\[バージョン]

[バージョン]フォルダを選択
成功すれば、[拡張機能のID]フォルダ直下に.crxファイルが保存されます。

拡張機能をパッケージ化

作成に成功した

.crxファイルを作成できた
もし以下のメッセージが出て失敗する場合、「拡張機能のルートディレクトリ」で指定したパスが誤っている可能性が高いです。
拡張機能のパッケージ化のエラー マニフェスト ファイルが見つからないか読み取れません
特に指定するパスは[拡張機能のID]フォルダではなく、その下層にある[バージョン]フォルダである点に注意しましょう。

エラーメッセージ
説明は以上です。
パソコン限定の上、操作手順が特殊ですが、慣れれば最も安定する方法です。
④:外部サイト経由でダウンロードする
ネット上には、拡張機能の情報を入力するだけで、.crxファイルをダウンロードできるサイトがいろいろあります。
たとえばCRX Downloaderがあります。
欲しい拡張機能のページURLをコピペするだけで、.crxファイルのダウンロードリンクが生成されます。

拡張機能のページURLをコピペ → Download をクリック
「不明な提供元」と出て、ダウンロードがブロックされる可能性もあります。
通知をクリックして、不審なファイルをダウンロード すると進みます。

通知をクリック

不審なファイルをダウンロード
このようなサイトはほかにもあり、「CRX Downloader」・「CRX Extractor」と検索するとヒットします。
ただいずれも、海外サイトを経由したダウンロードリンクとなるため、危険なファイルが含まれていない保証はありません。
スマートフォンでも可能な方法のため、手軽で便利ですが、リスクを承知の上、どうぞ。
〆:CRXを直接入手しよう!
以上、Chrome拡張機能を.crxファイルでダウンロードする方法! CRXを作成して直接保存しよう の説明でした。
あらためて、本記事で紹介した4パターンの比較です。
| 方法 | スマホ対応 | 操作性 | 安全性 |
|---|---|---|---|
| ①:CRXをダウンロードできる拡張機能を使う | △ | ◯ | ◯ |
| ②:URLを指定して直接ダウンロードする | ◯ | △ | ◎ |
| ③:Chromeの開発者モードでパッケージ化する | ✕ | △ | ◎ |
| ④:外部サイト経由でダウンロードする | ◯ | ◯ | ✕ |
スマホ対応にこだわる場合、操作性・安全性に優れた①がオススメです。少し手順がややこしいですが、拡張機能を使いたくないなら②をどうぞ。
パソコンでのみ操作する場合、公式機能である③がオススメです。
安全性の観点で推奨はできませんが、どの環境でも手軽に操作できるのは④となります。
お好みの方法で、ぜひお試しあれ。
なお、ダウンロードした.crxファイルからインストールする方法をお探しであれば、関連記事をどうぞ。
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