iPhone/iPadでAndroidを動かす方法! UTM仮想マシンを設定しよう

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この記事では、iPhone/iPadの仮想エミュレータUTMで、Androidを動かす方法を解説します。

動作は重く、再現性はかなり低いです。

ただ一部のデバイスで実際に動作したため、ネタ記事として、記録を残しておきます。

興味がある方はどうぞ。

 

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UTMを使ってAndroidを動かす方法

UTM SEのアイコンUTM SEというエミュレータを使えば、仮想マシン上でAndroidを動かせる可能性があります。

App Storeで配信されるアプリで、脱獄(Jailbreak)不要です。

‎UTM SE: Retro PC emulator
‎UTM SE: Retro PC emulator
もともとApp Storeから配信されなかったため、ipaからのサイドロードが前提であり、インストールが大変でした。ただ2024年になり、Appleがエミュレータ系を解禁する方針に変わったため、現在はApp Storeから入手可能となっています。
UTMを使ってAndroidを動かした例1

UTMでAndroidを動かした例1

UTMを使ってAndroidを動かした例2

UTMでAndroidを動かした例2

ただ成功率はかなり低く、手元のデバイスで検証した結果、1台のみ動作しました。

また起動に時間がかかる上、動作も重く、実用的ではありません。

以上を踏まえ、再現性は低いですが、もし興味があれば、以降の設定手順をどうぞ。

  1. 仮想マシンをビルドする
  2. Androidをセットアップする
iPhone 8(iOS 16)で、Android 4.3を動かすケースで説明します。iPadでも流れは同じです。

1. 仮想マシンをビルドする

あらかじめ動かしたいAndroidのイメージファイルを用意して、iPhoneに移しておきます。

今回、Android 4.3を使いました。

参考 android-x86-4.3

仮想マシンをビルドする1

AndroidのISOイメージファイルを保存しておく

UTM SEのアイコンUTMを開き、+ボタンから 新規マシン を選択。

起動ISOイメージとして、用意しておいたAndroidのイメージファイルをセットします。

起動デバイスはデフォルトの「CD/DVDイメージ」、オプションのレガシーハードウェアはオフのままでOKです。
仮想マシンをビルドする2

(左)+ボタン (右)新規マシン

仮想マシンをビルドする3

(左)選択 (右)Androidイメージファイルを選択

ハードウェアは、メモリとCPUを調整します。

メモリ1536MB、CPU 2コアとしました。

ストレージは、デフォルトのままでOKです。

仮想マシンをビルドする4

(左)ハードウェア設定 (右)ストレージ設定

共有ディレクトリは、デフォルトのままでOKです。

最後に 保存 しましょう。

仮想マシンをビルドする5

(左)共有ディレクトリ設定 (右)保存

ここで UTM SE をタップして、1つ前の画面に戻ります。

表示される仮想マシンを長押しで、編集QEMU と進みます。

仮想マシンをビルドする6

(左)赤枠タップ (右)仮想マシン長押し

仮想マシンをビルドする7

(左)編集 (右)QEMU

UEFI起動 をオフにします。設定を 保存 しておくのを忘れずに。

これでエミュレータを動かす準備ができました。

仮想マシンをビルドする8

(左)UEFI起動をオフ (右)設定を保存

2. Androidをセットアップする

▶アイコンをタップして、エミュレータを起動しましょう。

最初の起動画面で、以下を選択、Enter(= return キー)で決定します。

Live CD - Run Android-x86 without installation

(左)▶アイコンをタップして起動 (右)一番上を選択

ここからセットアップ中、画面は自動的に進んでいきます。

Androidロゴの状態から先に進むまで、かなり時間がかかるため待ちましょう。

デバイスによっては、Androidロゴのままフリーズするケースも多いです。

(左)文字が並ぶ画面は、しばらく待つと次に進む (右)Androidロゴ

また途中、以下メッセージが出る場合があります。

メモリが不足しています!
UTMはまもなくiOSによって強制終了される可能性があります。
この仮想マシンに割り当てられているメモリやJITキャッシュの量を減らすことで防ぐことができます

何度も表示されて、UTM SEのアイコンUTMが強制終了となる場合、メモリを調整してみてください。

メモリ不足のメッセージ

無事、起動ができると、初期設定画面が出ます。

いったんすべて、スキップしましょう。

Androidホーム画面まで表示されればOK。

(左)言語設定 (右)Wi-Fi設定

(左)初期設定おわり (右)ホーム画面が出る

iPhone/iPad上で一応、Androidを動かすことができました。

画面レイアウトがタブレット向けなので、横表示すると操作しやすいです。

ホーム画面

アプリドロワー

言語は、設定から日本語へ切り替え可能です。

Settings → Language & input で、日本語を選択

日本語表記になる

本当はPlayストアやブラウザの動作検証もしたかったのですが、ここでフリーズしてしまい、UTMが落ちてしまいました。

ちなみに本記事はAndroid 4.3で検証しましたが、Android 9.0のイメージファイルは、GitHubで公開されています。

Android 4.3ですら動作に時間がかかるため、仮想マシンでAndroid 9.0を動かすのはより現実的ではありませんが、興味のある方はどうぞ。

 

〆:iOS上でAndroidをエミュレートしよう!

以上、iPhone/iPadでAndroidを動かす方法! UTM仮想マシンを設定しよう の説明でした。

UTMの起動までに時間がかかり、成功率も高くないため、正直、通常のAndroidエミュレータ用途としては期待できないでしょう。

ただ、よくあるリモートデスクトップ(Androidを、遠隔でiOSから操作する)ではなく、iPhone/iPad上の仮想マシンとして、Androidを動かせるのはロマンがあります。

ちなみに、紹介したApp Store版のUTM SEは、Appleのポリシーに対応する関係上、スペックが落とされており、うまくエミュレータが動作しない場合もあります。

実はUTMには種類があり、ipaファイルをサイドロードする環境があれば、より高スペックバージョンのUTMアプリを導入することが可能です。

特にAltStoreがあれば、レポジトリから簡単にインストールできるのでオススメです。

ご参考ください。

関連記事 AltStoreのインストール方法

参考 UTMをサイドロードする手順(公式ドキュメント※英語)

関連記事 iPhone/iPadでWindowsを動かす方法

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