iPhone / iPadはiOS 8 以降より、ようやくサードパーティ製キーボードアプリを使えるようになりました。
それまでは複雑な脱獄(Jailbreak)作業をしないと実現できなかった、キーボードの「背景色変更」や「カーソル移動」などの細かい仕様変更も、新たにキーボードアプリをインストールすれば誰でも実現可能です。
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ただ設定に落とし穴があり、新たにキーボードアプリを入手しても自動的にiPhoneやiPadに設定はされず、ユーザー自身の手動操作が必要となります。
そこで本記事では、iPhone / iPad で新しくインストールしたサードパーティ製キーボードアプリを設定する方法を紹介します。
photo by go digital
iPhone でキーボードアプリを設定する方法
手順①:アプリを入手する
まず、サードパーティ製キーボードアプリをまだ入手していないなら、App Storeより検索・インストールして下さい。
本記事では例として「Simeji」アプリを使って說明をします。
iOS 要件:8.0 以上
価格:無料
手順②:キーボードを新規追加する
続いて、iPhoneの「設定」アプリよりインストールしたキーボードを新規追加します。
「設定」→「一般」で「キーボード」を開き、
「キーボード」をタップして現在設定しているキーボード一覧画面を表示します。
新しいキーボードアプリをインストールしても、この一覧に自動追加されないため、手動で「新しいキーボードを追加…」より設定が必要です。
追加できるキーボード一覧からインストールしたサードパーティ製アプリを選択すればOK。

例えばキーボードアプリ「Simeji」を追加してみる。
手順③:キーボードの優先表示順位を調整する
新規に追加したキーボードは、通常一番後ろのキーボードとなるため、キーボード入力画面で一番最初に表示されません。

標準の「日本語 – かな」と「英語(日本)」の後に「Simeji」があるため、最初に表示されるキーボードは「日本語 – かな」となる。
iPhoneでキーボードを切り替えるには、地球儀アイコンのタップが必要なので、
数回タップして、追加したキーボードアプリを表示させなければなりません。
ただ、もしメインで使うキーボードが新規に追加したキーボードであれば、都度切り替え作業が必要なのでとても面倒です。
そこでデフォルトのキーボード順を変更し、優先的にインストールしたキーボードアプリが表示されるようにします。
設定しているキーボード一覧画面右上の「編集」をタップし、ドラッグで一番上に移動させればOKです。
手順④:キーボードにフルアクセス権限を許可する
以上の手順だけでキーボードを新規追加しても、実はアプリを最大限使うことはできません。
iPhoneではデフォルトでサードパーティ製アプリにキーボードのフルアクセス権限を許可していないため、初期設定のままだと各アプリの特徴的な機能を使えないのです。

例えば「Simeji」では、「クラウド変換」等の特徴的な機能が搭載されている。
そのため、完全にキーボードアプリを使いこなすためには、サードパーティ製アプリにもフルアクセス権限を付与する作業が必要となります。
設定しているキーボード一覧から権限を追加したいキーボードを選び、「フルアクセスを許可」のトグルをタップします。
ダイアログ表示内容も確認の上、「許可」を選択すれば設定は完了です。
〆:新しいキーボードアプリを使いこなそう!
以上、[iOS] iPhone / iPad で新しくインストールしたサードパーティ製キーボードアプリを設定する方法 の說明でした。
久しぶりにiPhoneでキーボードアプリをチェックしてみましたが、便利な機能が追加されたモノが多く感動しました。
特に「Simeji」の「入力カーソルをずらす」や「キーボード画面を閉じる」などは、従来は脱獄しないと実現できない機能だったため、とっても便利になっていると感じます。
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個人情報的にリスクがあるのはもちろんですが、サードパーティ製キーボードアプリは便利な機能が豊富なので、ぜひお試しあれ。
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