Macで複数ファイルの名称を特定の規則(例:連番)に沿って一度に変えたい時、どうしてますか?
この手のアプリは数多く存在し、例えば本ブログでもMac向けリネームソフトとして「Shupapan」を紹介したことがあります。
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Shupapan – Macでファイル名を連番処理で一括変換できる! オススメ無料リネームアプリ
が、実はMacの場合、標準機能としてリネームを実現することができます。
そこで本記事では、その方法について紹介します。
「サードパーティ製のソフトをなるべくインストールしたくない」という方にオススメですよ。
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Macで複数ファイルの名前を一度に変更する方法
手順①:リネームしたいファイルを複数選択する
まず、名前を変更したいファイルを複数用意し、該当ファイルをすべてドラッグで選択状態にします。
続いて、複数選択した状態で右クリックよりメニューを表示。その中から、「◯項目の名前を変更…」を選びます。
手順②:リネームダイアログから名前を決定する
すると、リネーム専用のダイアログ画面が表示されます。
ここで、リネーム基準を設定後、右下の「名前を変更」を選ぶことで、複数ファイルを一度にリネームすることができます。
下記より基本的なリネーム基準の設定方法を解説します。
設定①:「フォーマット」でリネームする
リネームの基準として、
・テキストを置き換える
・テキストを追加
・フォーマット
の3種類があります。
今回の目的は、「複数ファイルを任意の規則に従って一度にリネームすること」なので、「フォーマット」に変更します。
設定②:「名前のフォーマット」を設定する
続いて、「名前のフォーマット」項目を好みの基準へ設定します。
名前とインデックス
「”名前”+”インデックス”」(例:File1.png)の基準でリネームできます。
”名前”の部分は、後述する「カスタムフォーマット」で任意の文字へ変更可能で、”名前”の後ろに付く数字(インデックス)は、同じく後述する「開始番号」で任意の数字へ変更可能となります。
名前とカウンタ
「”名前”+”カウンタ”」(例:File00001.png)の基準でリネームできます。
”名前”と”カウンタ”の部分は、先ほど同様カスタマイズ可能です。
名前と日付
「”名前”+”日付”」(例:File2016-09-19 11.12.47 午前.png)の基準でリネームできます。
”名前”の部分はカスタマイズ可能ですが、”日付”の部分は変更時点の日時で一意に決まるため、カスタマイズできません。
補足:”インデックス”と”カウンタ”の違い
ここで、”インデックス”と”カウンタ”が似たような設定だと気付きます。
細かい違いとして、”インデックス”は純粋に桁数に合わせた数字が設定されるのに対し、”カウンタ”は桁数に関わらず、数字の前に”0”を付けることで、5桁の番号を設定します。
1桁台数のファイルをリネームするなら、どちらでも好みで選べば良いと思いますが、2桁台数以上(20個とか100個)のファイルをリネームする場合、”カウンタ”表記をオススメします。
理由は、「複数ファイルの連番の桁数がズレていると、並び順が思い通りにならないため」です。詳細な説明は、下記記事の「参考:連番処理の注意点」の部分をチェックして下さい。
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設定③:「カスタムフォーマット」を設定する
設定②の”名前”の部分を、好きな文字へ変更できます。
例:File
英字の名前はもちろん設定できます。
例:ファイル
日本語表記もOKです。
例:顔文字
その他、こんな(^_^;) 顔文字でもOKです笑。
設定④:フォーマット並び順を「場所」で設定する
「場所」項目で「名前の後」とすると、”名前”+”数字”のような並び順となります。
一方、「名前の前」とすると、”数字”+”名前”のように、先ほどとは逆にできます。
設定⑤:「開始番号」で数字を設定する
最後に、「開始番号」に任意の数字を入れることで、連番のスタート番号を変更できます。
デフォルトは”1”ですが、”1000”なども可能です。
〆:基本的なリネームならMac標準機能でOK
以上、[Mac] 複数ファイルの名前を一度に変える方法! 専用ソフト不要でリネームできる隠れた標準機能 の説明でした。
記事の通り、リネームで欲しい基本的な機能は、今回のMac標準機能に搭載されているため、わざわざサードパーティ製のリネームソフトをインストールする必要はないでしょう。
一度使ってみて、機能的に不十分であれば、リネームソフトを検討すれば良いと思います。
ぜひ、お試しあれ。
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