ボクはBluetoothイヤホンやスマートウォッチを愛用しています。

ただ、持ち運ぶデバイスが増えるほど、外出先で無くすリスクが増えますよね。中にはせっかく購入したのに紛失して後悔している人もいるはず。
そこで本記事では、イヤホンやスマートウォッチ等、Bluetoothで繋げるデバイスがペアリング中のスマートフォンから離れた際、自動的に通知を表示する方法を紹介します。
今回は自動化アプリ「MacroDroid」を使って說明します。
photo by Jonathan Grado
Bluetoothデバイスが離れたら通知を表示する方法
まず、Bluetoothデバイスと普段ペアリングしているAndroidに「MacroDroid」をインストールします。
「MacroDroid」は直感的な操作でカンタンに自動化タスクを設定できる便利なアプリです。

インストールできたら、さっそくアプリを起動して自動化マクロを組みます。
今回作成するのは「特定のBluetoothデバイスが、ペアリング中のスマートフォンと接続が切れた際、スマートフォン側に通知を表示させる」下記のマクロです。
- トリガー:Bluetoothイベント(デバイスの切断を検知したら)
- アクション:通知を表示(デバイスの切断を警告)
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
下記より、段階に分けて說明します。
手順①:トリガーを作る
まず「何があったとき」を決めるトリガーを設定します。
アプリトップ画面より「マクロを追加」と進み、トリガー一覧より「Bluetooth イベント」をタップ。
「オプションを選択」で「デバイスの切断時」とし、対象のデバイスは紛失を避けたいBluetoothデバイスを選びます。

例えばスマートウォッチ(Moto 360)で設定する。
以上がトリガーの設定となります。
手順②:アクションを作る
次に「何をする」を決めるアクションを設定します。
「トリガー」から左右スワイプで「アクション」にタブを合わせ、一覧より「通知を表示」をタップ。表示する通知内容の設定となるため、分かりやすいタイトルや通知文とします。

「時計忘れてない!?」と見たらビックリする文としてみた。
以上がアクションの設定となります。
手順③:タイトルを決める
最後に作成したマクロのタイトルを決め保存すると、マクロが完成します。
マクロが機能した状態で、Moto 360とペアリングしたスマートフォンとを切断してみると、その瞬間作成した通知が画面に表示されました。
たとえ通知を見逃しても通知領域には残り続けるので、さすがにどこかのタイミングで気が付くことができます。
また、今回は試しにスマートウォッチでマクロを組みましたが、Bluetoothイヤホンや複数のBluetoothデバイスを管理したい場合でも、同様の手順でマクロを増やしていけばOKなので作業はカンタンです。
補足:
スマートウォッチから紛失したスマートフォンを探す方法
本記事の主旨と逆パターンで「スマートウォッチはあるけど、ペアリング中のスマートフォンの場所が分からなくなった!」という場合、スマートウォッチから遠隔で高音の着信音を鳴らす指示を飛ばすことができます。

それ以外にもAndroidを遠隔から鳴らす方法を、関連記事【Androidを遠隔で鳴らす方法まとめ! マナーモード(サイレント)でも強制的に高音を出して位置を特定しよう】で解説しています。

そのほかMacroDroidで設定できるマクロまとめ
本記事で紹介したマクロ以外にも、MacroDroidの便利な設定は無限に存在します。
例えば、自宅や会社周辺のGPS検出可否をトリガーに、Wi-Fi機能のオン / オフ切り替え設定を自動化できます(2種類のマクロを作成し、同時に動かします)。
マクロ①
- トリガー:場所のトリガー(自宅周辺に入ったら)
- アクション:Wi-Fi設定(Wi-Fiを有効化)
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
マクロ②
- トリガー:場所のトリガー(自宅周辺を出たら)
- アクション:Wi-Fi設定(Wi-Fiを無効化)
- 条件:任意(設定しなくてもOK)

また、普段接続しているWi-Fiのネットワーク名(SSID)検出可否をトリガーに、マナーモードのオン / オフ切り替え設定を自動化できます。
マクロ①
- トリガー:Wi-FiのSSIDの変化(自宅のWi-Fi SSIDを検出したら)
- アクション:バイブレーションを有効化/無効化(マナーモードを解除)
- 条件:任意(設定しなくてもOK)
マクロ②
- トリガー:Wi-FiのSSIDの変化(自宅のWi-Fi SSIDが検出されなくなったら)
- アクション:バイブレーションを有効化/無効化(マナーモードを設定)
- 条件:任意(設定しなくてもOK)

それ以外にも多数のマクロ設定例を、関連記事【MacroDroidでオススメのマクロ集まとめ! ルーティン作業はアクション/トリガーで自動化しよう】で解説しています。

〆:マクロを設定して もう無くさないように!
以上、AndroidでBluetooth切断時に通知を自動表示する方法! イヤホンやスマートウォッチの置き忘れアラームで紛失防止するアプリ の說明でした。
アプリ側で事前設定が必要な方法とはなりますが、一度設定すれば後は自動的に機能するため、Bluetooth デバイスをお持ちの方はぜひお試し下さい。
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