この記事では、Macを使った手順で、Sideloadlyを導入する方法を解説します。
App StoreにないアプリをiPhoneへインストール、いわゆるサイドロードが可能となりますよ。
関連記事 WindowsでSideloadlyをインストールする方法
Sideloadlyの使い方
iPhoneでアプリをサイドロードする方法はいろいろありますが、無料で実現しようとする場合、Sideloadlyは最も有名な手法の1つです。
脱獄(Jailbreak)環境は必要ありません。
ただ初期設定、アプリのサイドロード、7日に1回の再署名、すべてのタイミングでパソコンとの接続が必要です。
Sideloadlyの導入にあたり、事前に準備が必要なものです。
必要なもの | 備考 |
---|---|
Mac | macOS 10.12 Sierra以降 ※Windowsを使った手順はコチラ |
iPhone/iPad | iOS 7以降 |
USBケーブル | Wi-Fi接続も可能だが、 安定しているUSB接続を推奨 |
Apple ID | 普段メインで使用しているApple IDとは別に、 2ファクタ認証を無効にした専用IDの用意を推奨 参考 Apple ID の 2 ファクタ認証 |
ipaファイル | サイドロードしたいアプリのもの |
本記事ではMacを例に、以下の流れで説明します。
- Sideloadlyをインストールする
- アプリをサイドロードする
1. Sideloadlyをインストールする
MacでSideloadlyをダウンロード、dmgファイルを展開して、中身をアプリケーションフォルダへ移します。
Sideloadlyを起動します。
何らかメッセージが出て失敗する場合、右クリックメニューから開いてください。
関連記事 Macで未検証のアプリを開く方法
Sideloadlyの初期画面が表示されればOK。
2. アプリをサイドロードする
iPhoneとMacをUSB接続します。
次のメッセージが出たら 信頼 してください。
このコンピュータを信頼しますか?
まずMac側で作業します。
Sideloadlyの「iDevice」に接続したiPhoneが表示、Apple IDを入力します。
IPAをクリックして、導入したいアプリのipaファイルを選択します。
Start でサイドロードが実行されます。
Apple IDのパスワードが必要なので、入力しましょう。
しばらく待ち、Doneと表示されれば完了。
次にiPhone側で作業します。
ホーム画面をみると、サイドロードしたアプリが追加されていますが、これを認証する操作をします。
設定アプリを開き、一般 → VPNとデバイス管理 と進むと、サインインしたApple IDのメールアドレスが表示されます。
クリックして、信頼してください。
またiOS 16/iPadOS 16以降の場合、デベロッパーモードを有効にする必要があります。
設定アプリを開き、プライバシーとセキュリティ → デベロッパーモード よりオンにします。
この状態で、サイドロードしたアプリを起動できればOKです。
Sideloadlyで署名を更新する方法
Macと接続してSideloadlyを起動すれば、サイドロードしたアプリの署名は自動で更新されます。
またメニューバーの通知領域に表示されるアイコンをクリックで、署名の残り期限を確認したり、手動で署名更新することも可能です。
Current Installs では、アプリごと署名の残り期限が表示されます。
Refresh All Manually では、手動で署名更新できます。
〆:App Storeにないアプリをサイドロードしよう!
以上、MacでSideloadlyのインストール方法! iPhoneでIPAからアプリをサイドロードする使い方 の説明でした。
Sideloadlyの導入自体は、類似のサイドロード系アプリに比べて、初期設定は少なめです。
なお、すべてMac側で操作することになるため、iPhone上で入手したipaファイルをそのままサイドロードしたいシーンでは、AltStoreなどの方がオススメです。
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