この記事では、iPhone/iPadでユーザーエージェントを変更する方法を解説します。
ユーザーエージェント(User-Agent)とは、「この端末・このブラウザからアクセスしていますよ」とWebサイトに伝える識別情報です。
Webサイト側はこの情報をもとに、以下の判断をします。
- スマホ版 / PC版の表示切り替え
- 機能制限(動画再生・ダウンロード不可など)
- アクセス拒否
そのため「PCから見ないと操作できないサイト」をiPhoneで開きたいシーンで、本記事の内容が便利ですよ。
iPhone/iPadでユーザーエージェントを変更する方法
主に2パターンあります。
- Safariの機能拡張を使う
- 標準機能として搭載されるブラウザを使う
1. Safariの機能拡張を使う
Safariでユーザーエージェントを切り替える機能拡張はいろいろあり、App Storeで”User Agent”と検索してみてください。
ただ、ほとんどが有償アプリとなります。
ここでは
BrowserMask for Safariを紹介します。
ユーザーエージェントを切り替えたいページで、メニューから 機能拡張を管理 を開きます。

(左)メニューを開く (右)機能拡張を管理
BrowserMaskをオンにして、設定を開き、変更先のブラウザ・OSを選択します。

(左)BrowserMaskをオン (右)BrowserMaskの設定を開く

(左)Select Browser (右)ブラウザ・OSを選択
選択したブラウザ・OSになっていることを確認の上、セットすれば切り替わります。
こちらのサイトへアクセスすれば、現在のユーザーエージェントに反映されているか確認できます。

(左)セットしたユーザーエージェント (右)サイトで反映を確認できる
上記のやり方は、指定のWebページのみ反映されます。
すべてのWebページで、ユーザーエージェントを固定することも可能です。
ホーム画面から
BrowserMaskアプリを開き、「Defaults」を変更すればOK。

(左)Default Browser (右)固定したいブラウザ・OSをセット
以上、
BrowserMask for Safariの説明でした。
他アプリであっても、機能拡張系はだいたい同じ操作手順でセットできるはずです。
無料の選択肢がほぼないのが残念ポイントですが、いつものSafariでサクッとユーザーエージェントを切り替えたい場合にオススメです。
2. 標準機能として搭載されるブラウザを使う
サードパーティ製の一部ブラウザは、標準機能としてユーザーエージェントの切り替えが可能です。
一例として、以下2点を紹介します。
- Lunascape
- ポルン
Lunascape
ユーザーエージェントを切り替えたいページで、メニューから 設定 → User Agent と開き、モバイルサイトのUser Agentへ進みます。

(左)メニューを開く (右)設定

(左)User Agent (右)モバイルサイトのUser Agent
一覧から切り替えたいブラウザ・OSを選択して、セットすればOK。
こちらのサイトへアクセスすれば、現在のユーザーエージェントに反映されているか確認できます。

(左)セットしたユーザーエージェント (右)サイトで反映を確認できる
ポルン
ユーザーエージェントを切り替えたいページで、メニューから 設定 → ブラウジング と開き、「UserAgentをカスタム」をオンにします。

(左)メニューを開く (右)設定

(左)ブラウジング (右)UserAgentをカスタム をオン
切り替えたいブラウザ・OS情報を手動で入力して、セットすればOK。
こちらのサイトへアクセスすれば、現在のユーザーエージェントに反映されているか確認できます。

(左)セットしたユーザーエージェント (右)サイトで反映を確認できる
その他、Sleipnir Mobileというブラウザにもユーザーエージェント切り替え機能は搭載されます。ただ、操作性がかなり微妙なため、ここでは割愛します。興味があればどうぞ。
参考:Chrome/Edge拡張機能でユーザーエージェント変更は成功せず
マニアックな補足です。
iPhone/iPadでも、いろいろ工夫すればChrome拡張機能・Edgeアドオンを使うことができます。
それら拡張機能の中には、ユーザーエージェントをカスタムするものがありますが、いずれもうまく機能しませんでした。
たとえば
Orionというブラウザを使えば、Chrome拡張機能を導入できますが、User-Agent Switcher and Managerは機能しませんでした。

OrionにChrome拡張機能User-Agent Switcher and Managerを導入したが・・・
また
Microsoft Edge(ベータ版)を使えば、Edgeアドオンを導入できますが、同じくUser-Agent Switcher and Managerは機能しませんでした。

EdgeアドオンであるUser-Agent Switcher and Managerを導入したが・・・
そのため拡張機能系でユーザーエージェントを変えたい場合、Safariの機能拡張(有償)以外、選択肢はなさそうです。
〆:UserAgentをカスタムしよう!
以上、iPhone/iPadでユーザーエージェントを変更する方法! UserAgentをカスタムしよう の説明でした。
最近は、どのサイトもユーザーエージェント以外の情報を参照するのが主流であるため、ユーザーエージェントを変更してもサイトレイアウトは変化しないケースが多いです。
そういった中でも、もしiPhone/iPadでユーザーエージェントを変えたいシーンがある場合、本記事で紹介した手順をご参考ください。
コメント