iOSのピクチャ・イン・ピクチャ(Picture in Picture )機能を使っていますか?
iPad向けのマルチタスク機能の1つで、ビデオやテレビ電話(FaceTime)アプリ利用中に他の作業を同時に操作できるのが特徴で、MacでもmacOS Sierra以降で利用ができます。

ただ、MacのようにiPadでSafari上のYouTubeサイトを開き、ピクチャインピクチャしようとすると、なぜか切り替えができない場合があります。
そこで本記事では、その解決方法を紹介します。
photo by Maurizio Pesce
iPadでYouTubeをピクチャインピクチャ再生する方法
まず、iPadでピクチャインピクチャを利用するためには、下記条件に合致する必要があります。
- iOS 要件:iOS 9 以上
- デバイス 要件:iPad Pro / iPad (第 5 世代) / iPad Air / iPad mini 2 以降
それではさっそく下記より手順を紹介します。
手順①:iPadのSafariでYouTubeサイトへアクセスする
まずiPadでSafariを起動し、YouTubeサイトへアクセスします。
ただ、画面上にピクチャインピクチャへ切り替えるアイコンがないことに気が付くかと思います。
手順②:PC向けYouTubeサイトへ切り替える
iPadでアクセスするYouTubeサイトは通常モバイル向けのデザインとなっているため、YouTubeサイトの設定よりPC版の表示へ変更することで、ピクチャインピクチャ機能を利用できるようになります。
まず画面右上のアイコンよりYouTubeサイトのメニューへ進み、
一覧より「PC」を選びタップします。
するとページの再読込が自動で行われ、レイアウトがPC向けとなります。
手順③:ピクチャ・イン・ピクチャで動画再生をする
PC向けYouTubeサイト上で動画を再生すると、シークバーの隣に「ピクチャ・イン・ピクチャ」アイコンが表示されるのでタップします。
するとYouTube動画がピクチャ・イン・ピクチャモードとなり、画面端の小さな画面に切り離されます。
この後は、ホーム画面に戻ったり、
別アプリを起動中でも、ピクチャ・イン・ピクチャ機能により画面端で動画が再生され続けます。
もちろん、映像や音声も正常に再生されます。
参考:ピクチャ・イン・ピクチャから元に戻す手順
画面端で再生される動画をタップするとメニューが表示されます。
バツ(☓)アイコンを選択すると、再生中の動画が終了し、画面も閉じられますし、再生/停止アイコンだと、動画が一時停止となります。
また、ピクチャ・イン・ピクチャモードを終了し、元のSafari上のYouTube画面に戻したいなら、左アイコンをタップすることでSafari上の再生へ切り替わります。
補足:iPadであらゆる動画をピクチャ・イン・ピクチャする方法
今回紹介した方法には2つ欠点があります。
- Safari上の表示をPC版へ切り替えるのが面倒
- 動画サイトはYouTubeに限定される
そこで「PiPifier」というアプリを使えば、Safariで開くサイト上のあらゆる動画をiPadでピクチャ・イン・ピクチャ再生できるようになります。
詳細は関連記事【PiPifier – Safariサイト上のあらゆる動画をiPadでピクチャインピクチャ再生できるアプリ [iOS]】で解説しています。

〆:iPadでもピクチャ・イン・ピクチャで楽しもう!
以上、iPadのSafari上で開いたYouTubeをピクチャインピクチャで動画再生する方法 [iOS] の說明でした。
iPadの場合、ピクチャ・イン・ピクチャ機能は一部の標準動画系アプリに限定されており使う機会も少ないかと思います。
が、本記事で紹介した手法を使えば、iPadでもYouTube動画をピクチャ・イン・ピクチャ再生可能となるため、マルチタスクをする上で大変便利な豆知識となります。
ぜひ、お試しあれ。
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