AndroidでYouTubeをピクチャーインピクチャーする方法! 動画をPIP再生するやり方で小窓表示しよう

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Android

Androidでは、画面上に複数アプリを表示するマルチウィンドウ機能が3種類あります。

名称機能1画面のアプリ数OS要件
分割画面モード画面を2つに分割してアプリを表示2つまでAndroid 7.0以上
ピクチャー イン ピクチャー モード画面の端に小窓を出してアプリを表示2つまでAndroid 8.0以上
フリーフォームモードアプリをウインドウ化して画面に複数表示制限なしAndroid 7.0以上

このうち、本記事では「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」について紹介します。

アプリのウインドウを小さく表示したまま、他の作業を同時に操作できるのが特徴の機能です。

左がYouTube、右がGoogleマップをピクチャー イン ピクチャーした例。

「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」を有効にする手順は、アプリによって異なりますが、本記事ではYouTubeアプリのアイコンYouTubeにおける設定を解説します。

 

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AndroidでYouTubeをピクチャーインピクチャーする方法

YouTubeにおけるPIP再生機能の基本

「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」はAndroid 8.0で新機能として導入されましたが、対応するアプリに制限があります。

特にYouTubeアプリのアイコンYouTubeの場合、公式の有料サービス「YouTube Premium」が必須となります。

が、サードパーティ製アプリを使えば、擬似的に「ピクチャー イン ピクチャー モード」を再現できます。

そこで本項目では、次の3パターンを紹介します。

  • YouTube Premiumを使う
  • 改造版YouTubeを使う
  • その他サードパーティ製アプリを使う
「ピクチャーインピクチャーモード」はAndroid 8.0より搭載された機能となるため、Android 7.x以前のバージョンでは選べません。

それぞれ順番に解説します。

YouTube PremiumでPIP再生する手順

YouTube公式の有料サービス「YouTube Premium(旧称:YouTube Red)」を使えば、動画を「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」で再生可能です。

この方法の特徴です。

メリット

  1. 難しい知識はいらない
  2. PIP再生以外の便利な機能も使える

デメリット

  1. 有料(月額1,180円)

「YouTube Premium」で提供される代表的な機能です。

  • バックグラウンドで動画を再生できる
  • 広告なしで動画を再生できる
  • 動画をオフライン再生(ダウンロード)できる
  • ピクチャーインピクチャー(PIP)で動画を再生できる
  • Google Play MusicやYouTube Music Premiumも使える
  • YouTubeのオリジナル作品(YouTube Originals)を視聴できる
YouTubeの視聴頻度が高いなら、月額1,180円の元が十分取れるくらい、便利な機能が盛りだくさんでオススメです。

具体的に、「YouTube Premium」を使ってAndroidでPIP再生する流れを解説します。

操作の流れ
  • 手順①
    YouTube Premiumに登録する
  • 手順②
    YouTube Premiumで動画をPIP再生する

手順①:YouTube Premiumに登録する

「YouTube Premium」はYouTubeアプリのアイコンYouTubeアプリから登録できます。

iPhone版YouTubeアプリから登録すると、通常より高い月額1,550円となるため注意して下さい。

アカウントメニューより YouTube Premiumを購入 へ進み、

最初は無料トライアルからスタートできます。

決済画面となるため、金額を確認の上、Googleアカウントを通した支払い方法を選択します。

登録完了すると、GmailのアイコンGmailにメッセージが届き、「YouTube Premium」を利用開始できます。

手順②:YouTube Premiumで動画をPIP再生する

YouTubeアプリのアイコンYouTubeで好きな動画を選んだ後、次の操作をしてアプリを閉じてもウインドウは小さく表示され続けます。

  • ホーム画面に戻る
  • 別のアプリを開く(例:InstagramアプリのアイコンInstagram / LINEアプリのアイコンLINE)

(右)ホーム画面に戻っても動画が小型ウインドウで表示され続ける例。

ウィンドウをタップすると、コントロール(例:一時停止 / 曲送り)が表示されます。

シングルタップで(左)、コントロールが表示される(右)。

またAndroid 12より機能が改善されており、ダブルタップで現在のサイズと最大サイズを切り替え可能となりました

Android 12未満の場合、ダブルタップでPIPモードから全画面モードに切り替わります。

ダブルタップで(左)、ウィンドウが拡大される(右)。

なお「ピクチャーインピクチャーモード」が不要であれば無効化もできます。

アカウントメニューより 設定 を開き、

全般 より ピクチャー イン ピクチャー をオフにすればOK。

「ピクチャーインピクチャーモード」を無効化すると、小型ウインドウが表示されない代わりに、バックグラウンドでBGMのみ流れるモード(=音楽視聴モード)となります。

YouTube VancedでPIP再生する手順

改造版YouTubeアプリYouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedを使えば、動画を「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」で再生可能です。

この方法の特徴です。

メリット

  1. 無料
  2. YouTube Premiumと類似する機能を使える
  3. root化不要

デメリット

  1. 導入手順が難しい(上級者向け)
  2. 非公式アプリのためトラブルは自己責任で解決が必要

YouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedで提供される代表的な機能です。アプリの操作性は、公式のYouTubeアプリのアイコンYouTubeアプリと同等です。

  • バックグラウンドで動画を再生できる
  • 広告なしで動画を再生できる
  • ピクチャーインピクチャー(PIP)で動画を再生できる
  • 動画をリピート再生できる
上級者向けのアプリですが、便利な機能も多くオススメです。

導入手順をカンタンに解説します。

まず、PlayストアアプリのアイコンGoogle Playで配布されない非公式アプリであるため、apkからインストールが必要です。

ダウンロード YouTube Vanced – apk(No Root)

後は、YouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedで好きな動画を選べば、次の操作をしてアプリを閉じてもウインドウは小さく表示され続けます。

  • ホーム画面に戻る
  • 別のアプリを開く(例:InstagramアプリのアイコンInstagram / LINEアプリのアイコンLINE)

(右)ホーム画面に戻っても動画が小型ウインドウで表示され続ける例。

本来「ピクチャーインピクチャーモード」は「YouTube Premium」限定機能ですが、YouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedでは標準搭載されます。

なお「ピクチャーインピクチャーモード」が不要であれば無効化もできます。

YouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedでアカウントメニューより 設定 を開き、

全般 より ピクチャー イン ピクチャー をオフにすればOK。

「ピクチャーインピクチャーモード」を無効化すると、小型ウインドウが表示されない代わりに、バックグラウンドでBGMのみ流れるモード(=音楽視聴モード)となります。

以上がYouTube VancedアプリのアイコンYouTube Vancedで「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)」再生する説明でしたが、このアプリは他にも便利な機能が盛りだくさんです。

ログイン設定やアップデート方法の解説含め、より詳細な内容は関連記事【YouTube Vancedの使い方! ログイン設定やアップデート方法も解説 [Android]】で解説しています。

YouTube Vancedの使い方! ログイン設定やアップデート方法も解説 [Android]
この記事では、YouTube Vancedの使い方を解説します。YouTubeでバックグラウンド再生や広告なしを実現できます。ログイン設定やアップデート方法も説明しています。

Floating AppsでPIP再生する手順

サードパーティ製アプリFloating AppsアプリのアイコンFloating Appsを使えば、YouTubeアプリのアイコンYouTubeを「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」で再生可能です。

この方法の特徴です。

メリット

  1. 無料
  2. Android 7.x以前でも使える

デメリット

  1. PIP再生を開始する手順が面倒
PIP再生を体験してみたい方にオススメです。

導入手順をカンタンに解説します。

Floating AppsアプリのアイコンFloating Appsをインストールした後、初期設定として各種アクセス権限を付与します。

初期設定が終わると、画面にFloating Appsアプリのアイコン常駐型アイコンが表示されます。

タップして、メニューより「YouTube」を選択すると、

「ピクチャーインピクチャーモード」のようにYouTubeの小型ウインドウが表示され、そのまま動画を流すことができます。

任意のアプリやロック画面上でも小型ウインドウは表示され、YouTubeのBGMも流れ続けます。

左がInstagramアプリ画面上、右がロック画面上で小型ウインドウを表示している例。

小型ウインドウの大きさや位置は、指定箇所をドラッグして調整できます。

  • 枠の右下をドラッグ:大きさを変更
  • 枠の上部をドラッグ:位置を変更

またFloating AppsアプリのアイコンFloating Appsでは他にも40種類以上のフローティングアプリが含まれ、複数ウインドウを同時に表示できます。

(左)フローティングアプリ一覧 (右)YouTube・ストップウォッチ・電卓をPIPのように表示した例

開きすぎると画面がごちゃごちゃしますが、マルチタスクが向上する便利機能です。

 

補足:

そのほかYouTubeをピクチャーインピクチャー表示できるアプリ

「Stream」というアプリでも、YouTubeを「ピクチャー イン ピクチャー」のように再生できます。

再生したい動画を探し、

StreamでYouTubeをバックグラウンド再生する手順のキャプチャ1

ホーム画面へ戻ると小型ウインドウが表示され、「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」のように動画が流れ続けます。

StreamでYouTubeをバックグラウンド再生する手順のキャプチャ2

このアプリには欠点が2つあります。

  • 常に小さなウインドウが前面表示される
  • 画面をロックすると再生が止まる

ウインドウはドラッグ&ドロップで画面上から消すこともできますが、バックグラウンド再生もストップします。

また画面をロックすると「YouTube does not allow to play videos in background」と表示され、バックグラウンド再生がストップします。

StreamでYouTubeをバックグラウンド再生する手順のキャプチャ3

Androidのウィジェットを常に表示する方法

Androidでは様々なウィジェットをホーム画面に配置できますが、任意のアプリを起動している最中は内容を確認できません。

そこでアプリOverlaysアプリのアイコンOverlaysを使えば、どんな画面でもウィジェットを最前面に常駐できます。

Androidのウィジェットを常に表示する方法

左がホーム画面上、右がInstagram上でウィジェットが表示される例。

さらにYouTubeを「ピクチャー イン ピクチャー(PIP)モード」で再生する機能も搭載されます。

OverlaysでYouTubeをバックグラウンド再生する手順のキャプチャ1

少しマニアックなニーズですが、このようなアプリをお探しであればぜひお試し下さい。

設定方法の詳細について、関連記事【Androidでウィジェットを常に前面表示する方法! アプリ起動中も重ねてオーバーレイで配置できる】で解説しています。

Androidでウィジェットを常に前面表示する方法! アプリ起動中も重ねてオーバーレイで配置できる
この記事では、Androidでウィジェットを常に前面表示する方法を解説します。アプリOverlaysを使えば、どこでもウィジェットをオーバーレイ表示できます。

Androidの便利なマルチタスク機能まとめ

「1つの作業をしながら別の作業を行う」マルチタスクに関する豆知識をまとめて、関連記事【Androidの便利なマルチタスク機能まとめ! 複数アプリを同時に動かす生産性の高い裏ワザ】で解説しています。

Androidのマルチタスク機能まとめ! 分割画面で複数アプリを同時に動かそう
この記事では、Androidの便利なマルチタスク機能を紹介します。複数アプリを同時に表示したり、素早く切り替えることが可能です。

 

〆:YouTubeを画面に常駐させよう!

以上、AndroidでYouTubeをピクチャーインピクチャーする方法! 動画をPIP再生するやり方で小窓表示しよう の説明でした。

YouTubeをピクチャ・イン・ピクチャ表示できれば、作業中のBGM代わりにもなって便利ですよ。

ぜひ、お試しあれ。

参考 Android Developers – マルチウィンドウのサポート

参考 YouTubeヘルプ – 特定の端末でピクチャー イン ピクチャーを使用する

参考 Android Developers – ピクチャー イン ピクチャー(PIP)の改善

Android
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