iPhone本体のシステム終了と起動(=再起動)はサイドボタンを使った方法が一般的ですが、それ以外にも様々な手順で実行できます。
そこで本記事では、iOSで電源を落とす方法をまとめて紹介します。
特に、通常のサイドボタンによるシステム終了がうまくいかない方は、ぜひご覧あれ。
iPhoneを複数の手段で電源オン/オフ!
iPhoneは世代によってサイドボタンの名称が変わり、他にも電源ボタンやスリーブボタン、上部のボタンとも呼ばれますが、記事中では”サイドボタン”で統一して記載します。

Apple公式サイトでは、iPhone 6 以降で”サイドボタン”、iPhone SE 以前で”上部のボタン”と表記される。
①:サイドボタン長押しで電源を落とす
iPhoneはほぼ全ての世代共通で、サイドボタンより電源を落とすことができます。
具体的にはサイドボタンをスライダが表示されるまで長押しし、スライダをドラッグしてiPhoneのシステム終了を実行します。
以上の方法が最もオーソドックスな電源を落とす流れですが、もしうまく操作できない場合、下記より解説する別の手段をお試し下さい。
②:AssistiveTouchを利用して電源を落とす
iOS標準の「AssistiveTouch」機能を活用することで、サイドボタンを使わず電源を落とすこともできます。
まだ有効にしていなければ、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」と進み、
「AssistiveTouch」項目にて、トグルをオンにして下さい。
画面上に白いバーチャルボタンが表示されるようになれば準備OK。
この「AssistiveTouch」の隠れ機能として、ソフト的にシステム終了を実行することができます。
バーチャルボタンをタップして「デバイス」へ進み、
「画面をロック」ボタンを数秒間長押しすると表示される「スライドで電源オフ」を実行すればOK。
③:「設定」から電源を落とす
最新のiOS 11からは「設定」内でもソフト的にシステム終了を実行できるようになりました。
「設定」→「一般」より「システム終了」を選び、
「スライドで電源オフ」を実行すればOK。
補足:
最後に今回の記事の内容に関連する補足事項を記載します。
再起動時は必ずパスコードが必要
どの方法で電源を落としても、再び起動するにはAppleロゴが表示されるまでサイドボタンを押し続ければOKです。
再起動後は必ず設定しているパスコードが求められ、指紋認証でのロック解除はできない仕様となります。
この特徴を応用することで、就寝中に指紋認証で勝手にiPhoneの中身を盗み見されるのを防止する豆知識があります。
詳細は関連記事【寝てる間勝手にiPhoneの指紋認証/顔認証させない設定方法! 一時的にiOSのTouch ID/Face IDを無効化して浮気調査から守ろう】で解説しています。

バッテリーの仕様を利用して電源のオン/オフを操作する
今回紹介した方法以外に(超アナログな方法ですが)、バッテリーが枯渇するのを待ち電源を落とす手段もあります。
電池がなくなれば当然iPhoneのシステムも強制的に自動終了となり、電源オフとなります。
同様に電源オフ状態で充電を開始すると、自動的にシステム起動となるため、これを活用して電源ボタンを用いずに電源オンとすることもできます。
うまくいかなければ強制再起動を試そう
ここまで紹介した方法は、どれもiPhoneが正常に動作していれば「再起動」を実行できますが、「iPhoneが反応しなくなった」・「動作が重すぎて固まってしまった」など様々な理由でうまく再起動できないケースがあります。
そのような場合は、奥の手としてiPhoneを強制的に再起動してみましょう。
例えばiPhone XやiPhone 8シリーズでは、下記手順で強制的に再起動がかかります。
①:音量を上げるボタンを押して、すぐに放す。
②:音量を下げるボタンを押して、すぐに放す。
③:Appleロゴが表示されるまで、サイドボタンを押し続ける。
iPhoneではシリーズによって強制再起動の手順が異なるため、詳細は関連記事【[iOS] 強制的に再起動する方法まとめ! iPhoneを強制終了で電源を落としてリセットしよう】で解説しています。

〆:状況に合った手段でiPhoneの電源を落とそう!
以上、[iOS] 電源を落とす方法まとめ! iPhoneのシステム終了と起動を様々な手順でオンオフしよう の説明でした。
通常はサイドボタン長押しでiPhoneの電源を落とせますが、様々な事情でうまくいかない場合、今回紹介したそれ以外の方法もお試し下さい。
ご参考あれ。
コメント