ChimeraでiPhoneを再入獄する方法! iOSデータそのままで脱獄から元の状態に戻そう

iOSを脱獄した後、次のようなケースに該当して、元の状態に戻したいニーズもあるでしょう。

もしChimeraで脱獄しているなら、カンタンな手順で純正システムファイル（＝入獄状態）に戻せます。

特徴として次の4点があります。

本記事では、その手順を説明します。

ChimeraでiPhoneを再入獄する方法

事前準備：Filzaで”/var/lib”ディレクトリを消す

一部アプリ（例：金融系アプリ / ゲームアプリ）は、入獄後も脱獄対策の検知に引っかかり、起動できないケースがあります。

脱獄対策の仕組みは様々ありますが、その1つとしてiOS内部の下記パスをチェックしています。

/var/lib

従って、事前にFilza File Managerで上記ディレクトリを削除しておくと、入獄後に脱獄対策アプリを起動できないリスクを減らせます。

まだFilza File Managerをインストールしていなければ、CydiaやSileoなどのストアより入手して下さい。

Sileoから検索・インストールした例。

次にFilza File Managerで下記ディレクトリを表示した状態で 編集 を選び、

/var/lib

ごみ箱 に入れて削除すればOK。

削除後にCydiaやSileoなどのストアを起動すると、ディレクトリが復活する可能性もあるため注意して下さい。

手順①：iPhoneを再起動して一時的な入獄環境にする

一時的な入獄環境に戻すため、iPhoneを再起動します。

手順②：Chimeraで入獄を実行する

Chimeraで画面下の方へスクロールし、

Restore RootFS をタップします。

次のダイアログが表示されるので、 OK を選択。

Root Filesystem Restore
The next time you jailbreak your phone,
the root filesystem will be restored back to the state it was prior to jailbreaking.

最上部のアイコンが Restore Filesystem に変化しているので実行します。

下記メッセージが出る間、しばらく待ち、

Working on it...

次のダイアログが表示されれば成功です。再起動しましょう。

Reboot required
Chimera has to reboot to finish the jailbreak process.
When your device reboots,
re-open Chimera to complete the process.

以上で入獄作業は完了です。

手順③：入獄が完了しているか確認する

入獄直後はホーム画面に脱獄関連のアイコンが残ったままとなります。

これはキャッシュの関係で一時表示されているため、しばらくすると自動で消えます。

また脱獄対策アプリによっては、脱獄関連のアイコンキャッシュが残っている限り、検知して起動できない場合もあります。

例えばSuper Mario Runは入獄直後であってもすぐに起動できましたが、三菱ＵＦＪ銀行アプリは起動できませんでした。

また脱獄関連のアイコンキャッシュが消えても、端末内に残された何らかの痕跡を検知して、いつまでも起動できないアプリもあるようです。

この場合の解決策として、アプリを再インストールするか、端末を初期化する必要があります。

例えば三菱ＵＦＪ銀行アプリは、端末を初期化すると起動できるようになりました。

三菱ＵＦＪ銀行アプリの例。初期化してようやく起動できた。

参考：入獄後にChimeraで再脱獄する方法

Chimeraで Jailbreak をタップすれば、再脱獄は可能です。

入獄により脱獄関連データは削除されているため、Tweakのインストールや設定は最初からやり直しとなります。

〆：不具合を感じたら元の入獄状態へ戻そう!

以上、ChimeraでiPhoneを再入獄する方法! iOSデータそのままで脱獄から元の状態に戻そう の説明でした。

脱獄は大変便利ですが、その分リスクや制約も多いです。

もしiPhoneやiPadを元の状態に戻したい場合、Chimeraで脱獄しているならカンタンなので、ぜひご参考下さい。

参考 Chimera