Macで音楽を再生している際、音を出しているアプリによってボリュームが大きすぎる場合と小さくて聞こえない場合とがあります。
これはアプリによってベースとなる「音量の基準」が異なる一方、Macの仕様でボリューム変更はシステム全体に対してのみ実施できるため、特定のアプリに関してだけ音量を調節する機能が存在しないのが要因となっています。
もちろんアプリ側の画面で個別にボリューム調節できる場合もありますが、都度各アプリを開くのも面倒。特にWindowsでは標準機能でアプリ個別にボリューム調節できることもあり、Macでも同様の機能を実現できたら便利ですよね。
参考 lifehacker – 個々のWindowsプログラムにそれぞれ異なる音量を設定する方法
そこで本記事では、Macでアプリごと音量を変更できるようにする有料アプリ「Sound Control」を紹介します。
Sound Control – Macでアプリごと音量を変更!
手順①:アプリを入手する
まず、Macに「Sound Control」をインストールします。
Mac App Storeで配布されないアプリとなるため、公式サイトよりインストーラーをダウンロードします。
本アプリは10$の有料アプリとなっていますが、デモ版であれば無料で使うことができます。
デモ版では、音量をコントロールできる対象が下記3種類に限定されます。
iTunes
QuickTime Player
システム音量
dmgファイルをダウンロード後、展開しMacを再起動するとインストールが完了します。
インストーラーはMacのセキュリティ設定によってはそのまま開けないので、「システム環境設定」より許可をしましょう。
詳しくは下記記事をご参照あれ。
関連記事
手順②:個別アプリごと音量を調節する
「Sound Control」を起動すると、メニューバーにアイコンが表示されます。
この中で「App Volume」で音量調節ができるアプリが表示され、バーを左右に動かすことで個別にボリューム変更ができます。
例えば、iTunesとQuickTime Playerを同時に再生すると、両アプリが表示され、
QuickTime Playerの音量はそのままで、iTunesだけ音を下げたい場合は、iTunesの音量バーを左に動かせばOK。
もちろんその逆のパターンなら、QuickTime Playerの音量バーだけ左に動かすことになります。
このようにアプリ側の画面を開くことなく、メニューバーに常駐する「Sound Control」のコントロール画面からまとめてボリュームを調節できるのが本アプリ最大の魅力となっています。
本アプリでは他にも、Mac本体のメディア音量の出力 / 入力設定の切り替えができたり、ショートカットキーを設定することで音量変更をメニューバーからではなくキーボード上で完結できるようになる機能など、様々カスタマイズできる余地があります。
関連記事
[Mac] メディア音量の出力 / 入力設定や通知音量の調整を メニューバーよりサクッと変更する方法
アプリの価格が有料であるためハードルはありますが、デモ版でも「iTunes」と「QuickTime Player」のコントロールはできるため、まずは両アプリで試してみてはいかがでしょうか。
〆:アプリごと音量をスマートに調節しよう!
以上、Sound Control – Macでアプリごと音量を変更する方法! サウンドボリュームを個別に調整しよう 說明でした。
今回紹介した「Sound Control」アプリがあれば、例えば「iTunesでBGMを流しつつ、Skypeで友人と会話する」などアプリごとボリュームを調節する場面で、メニューバーからまとめてコントロールできるのでMacの操作がラクになります。
ちなみに「Macでアプリごと機能をコントロールする」系のアプリとして、本ブログでも過去「Fluor」というアプリを紹介しました。
関連記事
Fluor – Macでアプリごとにファンクションキーの標準動作を設定できる無料アプリ
アプリごとにファンクションキーの標準動作を設定できる面白い機能を持っています。合わせてご覧あれ。
コメント