MacでParallels Desktopを設定する方法! Windows 10をインストールしてマルチOSを実現する使い方

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Mac

MacでWindows OSを動かす手段は、標準アプリBoot CampアシスタントのアイコンBoot Campアシスタントが有名ですが、

参考 Apple サポート – Boot Camp アシスタントでMacにWindows 10をインストールする

macOSとWindows OSの切り替え時に、Macの再起動を伴うデメリットがあります。

そこで便利なのがParallels DesktopのアイコンParallels Desktopというソフトで、再起動せずに2つのOSを同時に動かすことが可能です。

本記事では、このソフトの設定方法を紹介します。

実際にParallels DesktopのアイコンParallels DesktopとWindows 10購入後の初期設定手順を記載しているので、ご参考下さい。

 

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MacでParallels Desktopを設定する方法

操作の流れ
  • 事前準備
    ParallelsとWindows OSを購入する
  • 手順①
    ParallelsをMacにインストールする
  • 手順②
    Windows 10をインストールする
  • 手順③
    Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる

事前準備:ParallelsとWindows OSを購入する

Parallels DesktopのアイコンParallels DesktopとWindows 10を購入します。

購入したParallels DesktopとWindows 10

実際に購入した2点。

記事中では、ボクが2018年に購入したParallels Desktop 13で説明をしていますが、2022年10月現在、Parallels Desktop 18がリリースされています。

手順①:ParallelsをMacにインストールする

購入したParallels DesktopのアイコンParallels Desktopの中身は、製品アクティベーションキーが記載された紙とシールのみで、インストールディスクやマニュアルの類は同梱されません。

ParallelsをMacにインストールする手順1

製品版のダウンロードリンクよりアプリを落とし、

ParallelsをMacにインストールする手順2

.dmgファイルを展開してインストールします。

ParallelsをMacにインストールする手順3

途中、初めてParallels DesktopのアイコンParallels Desktopをインストールする場合に下記メッセージが表示されます。

機能拡張がブロックされました
”Prallels International GmbH”によって署名された新しい機能拡張を読み込もうとしました。
これらの機能拡張を有効にしたい場合は、”セキュリティとプライバシー”システム環境設定を開いてください。

画面に従って OK をクリックし、「セキュリティとプライバシー」で 許可 を選択します。

ParallelsをMacにインストールする手順4

Macの環境によっては 許可 をクリックしても反応がなく、先に進めない症状が起きます。

記事後半で解決策を説明しているのでご覧下さい。

手順②:Windows 10をインストールする

Parallels DesktopのアイコンParallels Desktopの設定を進めていくと、Windows 10のインストール画面が表示されます。

Windows 10をインストールする手順1

そのまま、Windows 10のダウンロードが自動で始まります。

Windows 10をインストールする手順2

ただ容量が4GB近くあるため、ボクのようにパッケージ版Windows 10を購入しているなら、同梱されるUSBメモリからインストールした方が速いです。

Windows 10をインストールする手順3

最近のMacBook ProやMacBookでは、ポートが「USB Type-C」しか用意されておらず、USBメモリをそもそも接続できないケースがあるでしょう。

そのような場合に便利なのがMacBook向けのUSBハブで、例えばボクがMacBook Proで使っている「Satechi マルチ USB ハブ」なら、USB 3.0ポートやSDカード / microSDカードを両方とも認識できて大変オススメです。

USBメモリをMacで認識できたら、メニューバーのメニューバーのParallels DesktopアイコンParallels Desktopアイコンから コントロールセンター を開き、

Windows 10をインストールする手順4

+をクリックして「インストールアシスタント」を起動。

Windows 10をインストールする手順5

「イメージファイルからWindowsをインストール」を選択、

Windows 10をインストールする手順6

イメージファイルとしてUSBメモリのWindows 10が表示されるので、インストールを実行します。

Windows 10をインストールする手順7

USBメモリからインストールできない事情があれば、インストールアシスタントに従ってWindows 10のイメージファイルをダウンロードすればOKです。

Windows 10インストール開始時に、ライセンスキー(プロダクトキー)の入力が必要です。

Windows 10をインストールする手順8

パッケージ版Windows 10を購入しているなら、ライセンスキー(プロダクトキー)のカードが同梱されています。

Windows 10をインストールする手順9

ライセンスキー(プロダクトキー)を認証できたら、後はWindowsの主な用途の選択やインストール先の場所を決めます(基本的にデフォルトのまま変更なしでOK)。

Windows 10をインストールする手順10

最初に64ビットと32ビットのどちらでセットアップするか、 キーで選択、 enter で決定します。

特別な事情がなければ64ビットでよいでしょう。

Windows 10をインストールする手順11

その後は自動でインストールが進むので、しばらく待ちます。

Windows 10をインストールする手順12

「インストールが完了しました」という画面まで表示されればOK。

Windows 10をインストールする手順13

手順③:Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる

まだParallels DesktopのアイコンParallels Desktopの試用版を使っているなら、ライセンス認証を済ませましょう。

メニューバーのメニューバーのParallels DesktopアイコンParallels Desktopアイコンより アカウント&ライセンス を開き、

Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる手順1

キーを入力 を選択。

Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる手順2

購入したParallels DesktopのアイコンParallels Desktopに同梱される製品アクティベーションキーを入力します。

Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる手順3

次のメッセージが表示されればOKです。

このParallels Desktopは正常にアクティベートされました。
このEditionの機能すべてを使用できるようにするには、仮想マシンとParallels Desktopを再起動する必要があります。

Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる手順4

以上で初期設定は完了。

Parallels DesktopのアイコンParallels DesktopでmacOSを立ち上げたまま、Windows 10を起動できました。

Parallels Desktopのライセンス認証を済ませる手順5

 

補足:Parallelsの設定に関するアレコレ

Parallels DesktopのアイコンParallels Desktopの設定について補足します。

説明の流れ
  • 補足①
    セキュリティとプライバシーを許可できない原因と解決策
  • 補足②
    Windowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法
  • 補足③
    Parallels DesktopでWindowsを強制終了/再起動する方法

セキュリティとプライバシーを許可できない原因と解決策

Parallels DesktopのアイコンParallels Desktopの初回インストール時、Macの環境によっては「セキュリティとプライバシー」で 許可 をクリックしても反応がない症状が起きます。

セキュリティとプライバシーを許可できない原因と解決策1

なぜか「許可」をクリックしても反応がない。

この場合、リカバリーモードからターミナルのアイコンターミナルで指定コマンドを実行して下さい。

Macで再起動を選択し、 R を長押ししてリカバリーモードを起動します。

セキュリティとプライバシーを許可できない原因と解決策2

メニューバーからターミナルのアイコンターミナルを開き、

セキュリティとプライバシーを許可できない原因と解決策3

次のコマンドを実行して下さい。

csrutil enable
spctl kext-consent add 4C6364ACXT

どちらも近年macOSで導入されているセキュリティ機能を無効化する内容です。

1行目で、「SIP(System Integrity Protection)」と呼ばれるシステムガードを一時的に解除しています。

2行目で、「Secure Kernel Extension Loading」と呼ばれるセキュリティ機能を許可します(”4C6364ACXT”がParallels DesktopのアイコンParallels Desktopのアプリ情報)。

参考 Apple – Kernel Extension Loading

ターミナルで上記コマンドを実行できたら再起動し、Parallels DesktopのアイコンParallels Desktopのインストールが先に進めば成功です。

なお、作業が終わったら再びSIPを有効化するのを忘れずに。

Windowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法

JISキーボードを搭載するMacの場合、 かな ・ 英数 を押してもWindows側で「かな」・「英数」切り替えができないため、タスクバーにある言語アイコンをクリックする必要があり面倒です。

Windowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法

タスクバーにある言語アイコンをクリックして「かな」・「英数」切り替えする例。

ただIMEの詳細設定よりユーザー定義をカスタマイズすることで、 かな ・ 英数 を押すと、Windows側も「かな」・「英数」と切り替えできるようになります。

Windowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法2

詳細は関連記事【ParallelsでWindowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法! かな/英数の文字切り替えをmacOS標準JISキーボードにしよう】で解説しています。

ParallelsでWindowsの日本語入力キーをMacに合わせる方法! かな/英数の文字切り替えをmacOS標準JISキーボードにしよう
この記事では、ParallelsでWindowsの入力キーをMac標準キーボードに合わせる方法を解説します。設定変更すれば、JISキーボードでWindows側も「かな」・「英数」切り替えが可能となります。

Parallels DesktopでWindowsを強制終了/再起動する方法

Parallels DesktopのアイコンParallels Desktopで動かすWindowsを強制終了/再起動したい場合、実機のWindows PCとは異なる操作が必要です。

具体的には、 処理 メニューよりParallels Desktop処理メニューのストップアイコンストップまたはParallels Desktop処理メニューのリセットアイコンリセットを実行すれば、仮想環境のWindows OSを強制終了/再起動できます。

ストップを実行してParallels DesktopのWindowsを強制終了する手順

ストップを実行してWindowsを強制終了する例。

手順の詳細は、関連記事【Parallels DesktopでWindowsを強制再起動する方法! Macでフリーズした仮想マシンを終了させよう】で解説しています。

Parallels DesktopでWindowsを強制再起動する方法! Macでフリーズした仮想マシンを終了させよう
この記事では、Parallels DesktopでWindowsを強制終了/再起動する方法を解説します。処理メニューよりストップまたはリセットを実行すればOKです。また一時停止とサスペンドの違いを説明しています。

 

〆:マルチOSを使いこなそう!

以上、MacでParallels Desktopを設定する方法! Windows 10をインストールしてマルチOSを実現する使い方 の説明でした。

MacでWindowsを動かす手段はほかにも存在しますが、使いやすさを重視するならParallels DesktopのアイコンParallels Desktopは大変オススメです。

ぜひ、ご参考下さい。

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