Androidでキーボードは「Google日本語入力」アプリを使っている方は多いのではないでしょうか?
ボクもMacで長年使っていることもあり、Androidでも愛用をしていましたが、2017年3月頃の仕様変更で、数字入力はそれまでの「テンキー」配列から「QWERTY」配列がデフォルトとなり、大変不便に感じるようになりました。
そこで本記事では、Google日本語入力の数字入力でテンキーを標準にする対応策を紹介します。
ボクのように「デフォルトのQWERTY配列は使いづらい!」と悩んでいる方は、ぜひご覧あれ。
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数字入力でテンキーを標準にする対応策
数字入力がQWERTY配列になるとは?
まず本記事で取り上げる、数字入力のデフォルト表示がQWERTY配列になっている点について解説します。
最新の「Google日本語入力」アプリを使ってキーボードを開き、数字入力をする場合は左下の切り替えアイコンをタップします。
が、最新バージョンでは最初にQWERTY配列で表示され、さらにもう一度切り替えアイコンをタップすることで、テンキー配列へ変更ができる仕様となっています。
つまり「数字はいつもテンキー配列で入力したい!」という場合、毎回数字を入力する都度「QWERTY配列→テンキー配列」への切り替え作業が必要となり、非常に面倒なのです(最後に入力に使用したキーボード配列の表示は記憶されず、デフォルトのQWERTY配列に戻る仕様になっています)。
もちろん、「Google日本語入力」アプリの設定画面でもこの仕様を変更する項目もないため、数字入力ではテンキー配列を愛用しているユーザーにとって悩ましい課題になっています。
そこで本記事では、この問題を解決する方法として下記2種類を說明しています。
①:Google日本語入力をダウングレードする
②:別アプリを使う – アルテ on Mozc
どちらの方法も最新版の「Google日本語入力」アプリ使用を諦めるしかありませんが、キーボードの使い勝手はほぼ同じなので、きっとニーズに合致しているはず。
それぞれ順番に解説します。
①:Google日本語入力をダウングレードする
1つ目の対応策が、かつて「Google日本語入力」アプリの数字入力でテンキー配列が標準だったバージョンへ戻す(=ダウングレードする)という方法です。
Androidでアプリをダウングレードする方法
Androidでアプリをダウングレードする方法は大きく2種類あり、Google系列の公式アプリか否かで分かれます。
Google公式ではない一般的なサードパーティ製アプリの場合、最新版はGoogle Playから入手できますが過去版は掲載されていないため、別途アプリデータをバックアップしておいて、必要があれば旧バーションに戻す、という手法をとるしかありません。
一方、Google系列の公式アプリの場合は、Android標準機能としてGoogle Playからダウングレードが可能となっています。
詳細は別記事でまとめているので、合わせてどうぞ。
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[Android] Google Play配布アプリを元の旧バージョンにダウングレードして戻す方法
今回ダウングレードしたいアプリはGoogle公式の「Google日本語入力」であるため、幸いなことにカンタンに旧バージョンへ戻すことができます。
Google日本語入力をダウングレードする
まずAndroidから「Google日本語入力」配布ページを開き、「アンインストール」をタップ。すると「このAndroidにインストールされたアプリに対するすべてのアップデートを削除しますか?」と表示されるので「OK」を選びます。
無事、旧バージョンの「2.18…」にダウングレードできました(2017円8月現在の最新版は「2.20…」)。
数字入力のデフォルトがテンキー配列に戻ってる!
後は日本語入力アプリとして「Google日本語入力」が設定されていることを確認し、さっそく検索で使ってみましょう。
数字入力ではテンキー配列が標準になっており、ラクラク入力ができました。まさにコレを求めていました・・・。
補足:個別に自動更新をオフにしておくと便利かも
この通り、Google日本語入力はPlay Store上でダウングレードが可能ですが、Google Playの全般設定で自動更新がオンになっていると、再び最新版へアップデートされるリスクもあります。
そこで個別にGoogle日本語入力のみ自動アップデート設定を制限しておくと、今後も(手動更新しない限り)数字入力のデフォルトがテンキー配列の旧バージョンを使い続けることができてオススメです。
具体的な設定手順は別記事でまとめているので、合わせてどうぞ。
関連記事
[Android] Google Playで指定アプリのみ自動更新をオフにする方法! 特定のアップデートを停止しよう
②:別アプリを使う – アルテ on Mozc
2つ目の対応策が、数字入力でテンキー配列が標準である別のキーボードアプリを使う方法です。
アルテ on Mozc – Google日本語入力のオープンソース版
Google日本語入力には「Mozc」という名称のオープンソース版があり、これを利用したオススメのアプリが「アルテ on Mozc」です。
Android 要件:4.0 以上
価格:無料
Google日本語入力がベースとなっていることもあり、キーボードのレイアウトや細かいカスタマイズ設定も同様であるため、違和感なく使い始めることができます。
インストール完了後に起動し、チュートリアルに沿って日本語入力アプリとして設定すればOK。
数字入力のデフォルトがテンキー配列になってる!
さっそく検索で使ってみると、数字入力ではテンキー配列が標準になっており、ラクラク入力ができました。まさにコレを求めていました・・・。
ちなみに、「アルテ on Mozc」アプリは「ターンフリック」というフリック入力が爆速になる目玉機能が搭載されているのも特徴的。
参考 GIGAZINE
もちろん「常に半角スペースを使う」など、Google日本語入力でお馴染みの設定項目も存在するので、「アルテ on Mozc」は新しいキーボードアプリとはいえ、すぐに慣れることができます。
〆:数字はテンキーを標準にしよう!
以上、Google日本語入力の数字をテンキー標準にする方法! デフォルトのQWERTY配列は使いづらい…[Android] の說明でした。
今回取り上げた課題はネット上でも多くのユーザーが不満の声を挙げているため、ぜひ次回のGoogle日本語入力アップデートでは反映してほしい項目です。
「次回の更新まで改善を待てない!」という方は、ぜひ本記事で紹介した2つの手法をお試しあれ。
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