Androidのナビゲーションバーに配置される「ホームボタン」は最も触れる機会が多く、主に次の2機能のため使用します。
- 1回押し:ホーム画面へ戻る
- 長押し:Googleアシスタント(Now on Tap)を起動する
ただ別途アプリを導入すれば、ホームボタンの機能を劇的にカスタマイズできます。
そこで本記事では、Androidのホームボタンを拡張する4つのアプリをまとめて紹介します。
- Now Gesture Tweaks – アシスト機能をカスタマイズする
- Swipeup Utility – アシスト機能をカスタマイズする
- アプリアシスト – アプリごとアシスト機能を決める
- Home Commander – ホームボタンを押す回数ごと動作を決める
アシスト機能とはホームボタン長押しで動作するアプリで、デフォルトではGoogleの「Now on Tap」や「Googleアシスタント」が設定されています。
1〜3のアプリを使えば、このアシスト機能を独自にカスタマイズできます。
また4のアプリを使えば、ホームボタンを連続でタップした回数に応じて好きなアプリやショートカットを起動できます。
タップや長押しで好きな機能を起動できるので、便利ですよ。
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Androidホームボタンを強化するアシストアプリまとめ
Now Gesture Tweaks – アシスト機能をカスタマイズする
「Now Gesture Tweaks」というアプリを使えば、アシスト機能(=ホームボタン長押し)で好きなアプリを起動できます。

ホームボタン長押しでChrome起動を設定した例。
設定画面もシンプルなので、アシスト機能に任意アプリを追加したい場合にオススメです。
一方無料版では、”アプリ起動”以外に追加できる機能が乏しいため、以降で紹介するアプリに見劣りする面もあります。
詳細は関連記事【[Android] Googleアシスタント(Now on Tap)をカスタマイズする方法! ホームボタン長押しで好きな機能を使おう】で解説しています。

Swipeup Utility – アシスト機能をカスタマイズする
「Swipeup Utility」というアプリを使えば、アシスト機能(=ホームボタン長押し)で好きなアプリを起動できます。
カンタンに使い方を解説します。
まず現在のアシストアプリをSwipeup Utilityへ変更する操作が必要です。
「設定」→「アプリと通知」より「デフォルト アプリ」へ進み、
「アシストと音声入力」→「アシストアプリ」を選択します。
現在、設定されるアプリが表示されるので、これを「Swipeup Utility」に変更します。
続いてアシスト機能へ追加したい設定を「Choose Action」から決めます。
無料版でも設定できる機能が豊富なのが特徴です。
- 指定アプリを起動する
- 指定ショートカットを起動する
- ホーム画面へ戻る
- Google検索を開く
- 最近開いたアプリを開く
さらに「Choose Action」画面では、複数動作をまとめて設定もできます。
この場合、アシスト機能(=ホームボタン長押し)で選択肢が表示され、好きな機能を選んで起動できます。
このように先述したNow Gesture Tweaksの上位互換アプリとなります。
”アプリ起動”だけでは物足りなさを感じていれば、ぜひSwipeup Utilityをお試し下さい。
アプリアシスト – アプリごとアシスト機能を決める
「アプリアシスト」というアプリを使えば、アシスト機能の内容をアプリごと指定できます。
カンタンに使い方を解説します。
まず現在のアシストアプリをアプリアシストへ変更する操作が必要です。
「設定」→「アプリと通知」より「デフォルト アプリ」へ進み、
「アシストと音声入力」→「アシストアプリ」を選択します。
現在、設定されるアプリが表示されるので、これを「アプリアシスト」に変更します。
続いてアシスト機能を指定したいアプリを設定します。
「アプリを追加」より対象のアプリやアシスト内容を決めます。
例えば次のような設定を行った場合、
- アプリ:Chrome
- アシスト:Webページを開く(あっとはっく)
Chrome起動中にホームボタン長押し(=アシストアプリ起動)で、すぐに設定したWebページへアクセスできます。
他にも設定できる組み合わせは無限大です。
- Googleフォト起動中にホームボタン長押しでカメラを開く
- YouTube起動中にホームボタン長押しでWi-Fiオン/オフを切り替える
ホームボタン長押しで起動できる機能は「指定アプリを開く」・「音量を調節する」など幅広いため、各アプリごと最適なアシストを実現できます。
より細かい設定をしたいならアプリアシストはオススメです。
Home Commander – ホームボタンを押す回数ごと動作を決める
「Home Commander」というアプリを使えば、ホームボタンを押した回数に応じて好きなアプリやショートカットを起動できます。
Google Playにないアプリとなるため、apkから直接インストールします。
ダウンロード Home Commander – apk
apkからインストールする手順は、関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

カンタンに使い方を解説します。
まず初回起動時に常に使うホームアプリとして「Home Commander」を選択します。
後は”一回押し”から順番に起動したいアプリを設定します。
”一回押し”には普段使っているホームアプリ(ランチャーアプリ)を選択すると、今までと使い勝手が変わらずオススメです。
”二回押し”以上の回数に、利用頻度の多いアプリやショートカットを設置すればOK。

設定したアプリ例。
うまく操作できない場合、「入力待ち時間」より複数回タップのインターバルを調整しましょう。
数字が大きいほど認識される入力時間が伸びるため、間隔を置いてゆっくり操作できます。
最大で”八回押し”まで設定できるので、利用頻度の高いアプリやショートカットを設定すればホームボタンだけでAndroidを操作できるようになります。
最終更新が2013年とかなり前なのが気になりますが、Nexus 6P(Android 8.1)でも動作を確認しています。
ぜひお試し下さい。
補足:そのほかアシストアプリ関連の情報まとめ
ホームボタン長押しで画面をキャプチャする方法
ホームボタン長押しで表示している画面をスクリーンショット撮影する方法があります。
- Googleアシスタント(Now on Tap)を使う
- アプリ「無音スクリーンショット」を使う
片手でも操作できるので、頻繁に画面をキャプチャするなら設定すると便利です。
詳細は関連記事【[Android] Googleアシスタント(Now on Tap)でスクリーンショットを撮影する方法! ホームボタン長押しで画面をキャプチャ】で解説しています。

GoogleアシスタントをNow on Tapへ戻す方法
Google Nowの「Now on Tap」は2017年以降に「Googleアシスタント」へ進化し、AIによる双方向での会話が可能となった一方、純粋な”検索機能”は使いづらくなりました。
実はGoogleアシスタントを動かす元である「Googleアプリ」自体をダウングレードすれば、旧機能であるNow on Tapへ戻すことが可能です。
Now on Tapへ戻したいユーザーはぜひお試し下さい。
詳細は関連記事【Androidで消えたNow on Tapを復活させる方法! Googleアシスタントをダウングレードしよう】で解説しています。

ホームボタン長押しで何も起動しないようにする設定方法
もしGoogleアシスタント(Now on Tap)を全く使用していない場合、ホームボタン長押しで何も起動しない設定がオススメです。
Androidの設定でアシストアプリを「なし」に変更すればOK。
詳細は関連記事【[Android] Googleアシスタント(Now on Tap)を無効化する方法! ホームボタン長押しで何も起動しない設定】で解説しています。

通常とは異なる方法でホームボタンを押す方法まとめ
アシストアプリ起動で使うホームボタンは、ナビゲーションバー上に表示されるアイコンをタップして操作するのが基本です。
ただ別途アプリを導入すれば、操作方法を変更できます。
例えば「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証で「ホームボタン」押下時と同じ動作をできます。
ダウンロード Fingerprint Quick Action – apk

このようにホームボタンの操作方法をカスタマイズする情報はまとめて、関連記事【[Android] 通常とは異なる方法で基本3ボタンを操作する方法まとめ! ホームや戻るを素早く実行】で解説しています。

ナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ
アシストアプリ起動で使うホームボタンが表示されるナビゲーションバーは、別途アプリを導入してカスタマイズできます。
例えば「Custom Navigation Bar」というアプリを使うことで、ボタンの位置をズラしたり、4つ目 / 5つ目のボタンを追加することができます。

このようにナビゲーションバーをカスタマイズする情報はまとめて、関連記事【Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう】で解説しています。

通常とは異なる方法で指定アプリを起動する方法まとめ
ホーム画面以外から指定アプリを起動する方法はアシストアプリ以外にも存在します。
例えば「DIESEL」というアプリを使えば、通知領域にお気に入りのアプリを配置し、直接開くことができます。
そのほかのアプリ含め、まとめて関連記事【[Android] 通常とは異なる方法で指定アプリを起動する方法まとめ! ホーム画面以外から素早く開こう】で解説しています。

〆:ホームキーを便利に拡張しよう!
以上、Androidのホームボタンをカスタマイズするアプリまとめ! タップや長押しで好きな機能を起動しよう の説明でした。
今回紹介したアプリを使えば、ホームボタンの役割をさらに強化できます。
ぜひ、お試し下さい。
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