Android 8.0では様々な機能が刷新されており、特に通知の扱いは大きく変更されています。
参考 アンドロイドラバー – Android 8.0 アンドロイドO(Oreo)の新機能・変更点・不具合まとめ。
この中の1つとして、通知領域に「〇〇(アプリ名)は他のアプリの上に表示されています」と出るようになりました。
「画面オーバーレイ」が有効になっているアプリがすぐ分かる点はメリットである一方、そんなこと気にならないユーザーからすると邪魔でしかなく、通知がより見づらくなっています。
そこで本記事では、Android 8.0から導入された「他のアプリの上に表示されています」と出る通知をオフにして、以後自動的に非表示とする方法を紹介します。
同様の悩みをお抱えの方は、ぜひご覧あれ。
前提:表示される通知について
先日、Nexus 6PをAndroid 8.0へアップデートしたところ、特定のアプリを起動中に次の表示が通知領域に出るようになりました。
- 〇〇(アプリ名)は他のアプリの上に表示されています

例えば「Rotation Control」アプリで表示された。
この通知はアプリごとに独立して表示されるため、複数出ると通知領域を圧迫しかなり見づらくなります。
この「他のアプリの上に表示・・・」とはいわゆる「画面オーバーレイ」を指しており、当該機能が有効になっているアプリを起動していると、このような通知が表示される仕様のようです。
【画面オーバーレイとは】 – アプリを起動している最中に、別のアプリを画面上に表示する機能を「画面オーバーレイ」、当該機能を有するアプリを「オーバーレイアプリ」といいます。
ブルーライト削減アプリやバッテリー残量表示アプリなど、ホーム画面上で常駐しているアプリが代表例です。
画面オーバーレイアプリが動作していると、Androidのセキュリティにより一部のボタンが押せなくなったり、各種設定変更ができない不具合の原因となることがあります。
Androidで動作中の画面オーバーレイアプリを一覧で表示するアプリも存在しています。

Android 8.0以降では、このように標準機能として「画面オーバーレイ」が有効なアプリがすぐに分かるようになりましたが、普段から別に気にしていないユーザーからすると通知領域が見づらくなっています。
そこで下記より、この「他のアプリの上に表示されています」通知をオフにする方法を解説しています。
「他のアプリの上に表示されています」通知をオフにする方法
「他のアプリの上に表示されています」通知は、設定より一括で表示をオフにすることはできず、アプリごと個別に表示 / 非表示の操作が必要となります。
通知領域にて表示を確認できたら、長押しして「Androidシステム」という項目に変わった後、トグルをタップしてオフにします。
すると「今後、この通知は配信されません」と表示され、以後出なくなります。
参考:設定を元に戻す方法
上記方法により、設定したアプリに関しては「他のアプリの上に表示されています」通知が出なくなりますが、同時に「画面オーバーレイ」をオフにしたことで動作面で不具合が出るリスクもあります。
そのような場合は、設定を元に戻して様子をみてみましょう。
「設定」→「アプリと通知」より「通知」へ進み、
さらに「通知」をタップすると、Androidにインストールされたアプリ一覧が表示されます。
ただしシステム系の項目は非表示となっているため、右上メニューより「システムを表示」を選択します。
その後、「Androidシステム」へ進み、「他のアプリの上に重ねて表示」項目の一覧より、設定を元に戻したいアプリを見つけ、トグルを再び有効にします。
これで当初の設定へ変更されます。
補足:
Android 8.0特有の通知のアレコレ
Android 8.0から通知機能が大きく変化しました。
例えば「◯個のアプリがバックグラウンドで実行中です」という通知が表示されるようになり、標準機能でオフにする設定はないため別途アプリのインストールが必要です。

またAndroid 8.1からは、この「◯個のアプリがバックグラウンドで実行中です」通知の代わりに「◯個のアプリが電池を使用しています」という通知が出るようになりました。
通知領域に常駐する点は同様ですが、別途アプリをインストールせずとも設定内より非表示に変更可能となっています。

さらに通知のスヌーズ設定が標準機能として実装されました。再び通知を表示してほしいアプリの個別設定が可能です。

それぞれ詳細は関連記事で解説しています。
通知の見逃しを防止するその他の豆知識
今回取り上げた以外にも、Androidでは通知の見逃しを防止する様々なアプリ等があります。
例えば「Mutifier」というアプリを使えば、通知が連続で来たら自動的にミュートすることができます。

例えばLINEで連続で届く通知をオフにできる。

また「Pushbullet」というアプリを使えば、AndroidやiOSに届いた通知をPCで確認できるようになります。

例えばPC側でAndroidに届いた「Gmail」や「IFTTT」の通知を確認できる。

このようなAndroidで通知の見逃しを防止する豆知識は、関連記事【Androidで通知の見逃しを防止する豆知識まとめ! 賢く設定をして重要な連絡を確認しよう】で解説しています。

〆:邪魔な通知はオフにしよう!
以上、Android 8.0「他のアプリの上に表示されています」と出る通知をオフにして自動消去する方法 の説明でした。
記事中でも記載の通り、今回の設定はアプリごと都度操作が必要となるのが面倒な点ですが、Android 8.0にしてから「他のアプリの上に表示されています」と出る通知が煩わしいと感じていたら、ぜひ設定してみて下さい。
ご参考あれ。
コメント
全ての困った、に本当に役立った!神サイトでした
同じくほかのアプリ上で、の通知が煩わしいものです。
9では違うようで、対応方法知りたいです。
15分、30分、1時間消すことは出来ます。
でも、わかってるから出さないでスッキリしたいです。
システムでステータスバーの表示しないになってても出ちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。