Androidはクイック設定より画面の明るさを変更できます。
が、真っ暗な状況下での利用や、長時間の作業で目が疲れている中での利用、などなど、利用状況によっては「もっと暗くしたいのに・・・」と思っても、標準機能の暗さには限界があります。
そこで本記事では、Androidのディスプレイ画面を限界を超えてさらに暗くできるアプリ「Screen Filter」を紹介します。
Macの画面を限界よりさらに暗くする方法は、関連記事【Macで画面の明るさを限界よりさらに暗くする方法! macOSのディスプレイ輝度を調整しよう】で解説しています。

Screen Filter – 使い方
インストール完了後に起動すると、さっそく若干画面が暗くなります。

左がアプリ起動前、右が起動後の画面の明るさ。
フィルターのオン/オフを切り替える
インストールされた「Screen Filter」アプリのアイコンをタップすると、機能のオン / オフを切り替えることができます。
また機能がオンになっている時は、通知領域に「Screen Filter」が表示され、タップするとアプリの設定画面に移ることができます(アプリ設定画面では自動で画面の暗さが元に戻ります)。
暗さのフィルターを調整する
設定画面では、現在の明るさ調整フィルダーの度合いが数値で表示され、「EDIT」より任意の数字を入力することで変更できます。
数字を調整した後、設定画面内で「ENABLE SCREEN FILTER」をタップすることで変更した内容が有効となった状態で明るさが変化します。

フィルターを約10%にした場合。かなり暗くなる。
もちろん「Screen Filter」が有効の状態でも、クイック設定の明るさ調整バーを動かすことで、画面さらに暗くできます。

例えばフィルターは同じ50.7%でもクイック設定の明るさ調整した内容はしっかり反映される(Androidの仕様上スクショ画像には反映されないため左右の画像は同じ明るさに見えるが…)
参考:真っ暗にしすぎて画面操作ができない場合
「Screen Filter」であまりに暗いフィルターをかけると画面が見えなくなり操作不能となるため、一定数値以下で設定するとアラート画面が表示されます。
それでもフィルターを「1%」など限りなく0に近付け設定を適用すると、真っ暗となりほぼ何も見えなくなります。
この状態では「Screen Filter」をオフにするボタンすら探すのが困難となりますが、そんな時便利なのが「Googleアシスタント」機能。ホームボタン長押しで起動できます。
どうやら「Googleアシスタント」が表示される画面では独自の明るさ設定があり、かつ「Screen Filter」の設定より優先的に適用されるため、通知領域に常駐する「Screen Filter」をタップして明るさを元に戻すことができます。
参考:「さらに輝度を下げる」機能を使う方法(Android 12)
Android 12より標準機能として、限界を超えて画面を暗くする機能が導入されました。
設定の ユーザー補助 より さらに輝度を下げる をオンにすればOK。
スマートフォンで設定できる最低限の明るさよりも、さらに画面が暗くなります。
またクイック設定パネルから変更も可能です。
なおデフォルトでは表示されないため、編集画面から追加が必要です。

ペンアイコンをタップして(左)、タイルを追加する(右)。
クイック設定パネルの編集について、詳細は関連記事【Androidのクイック設定パネルをカスタマイズする方法まとめ! 上からスワイプのタイルを編集しよう】で解説しています。

以上、説明でした。
Android 12を搭載する端末をお持ちであれば、アプリ不要で実現できるのでオススメですよ。
補足:Androidの画面を目に優しいデザインへ変える方法
Androidでは目に優しいデザインを実現できる3つの機能が用意されます。
キーワード | 機能 | 別名 |
---|---|---|
ダークテーマ | 画面を黒基調のデザインに変える |
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ナイトモード | 画面を目に優しい暖色系に変える |
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グレースケール | 画面を白黒のモノクロ表示に変える |
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方法①:ダークテーマ – 画面を黒基調のデザインに変える
通常、Androidのアプリは白を基調としたデザインが採用されています。
一方、ダークテーマを有効にすると配色が逆となり、背景・黒、文字・白へ変更されます。

設定アプリの例。左が通常、右がダークテーマ適用時。

LINEの例。左が通常、右がダークテーマ適用時。
もともとは一部アプリで独自に提供される機能でしたが、Android 10よりOS標準の機能として導入されました。
このダークテーマは、次の特徴があります。
メリット | デメリット |
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設定手順もカンタンで、設定の ディスプレイ から ダークテーマ を有効にすればOK。

Pixel 3a XLの例。
夜間にスマートフォンを使うシーンにピッタリな機能なので、ぜひどうぞ。
詳細は関連記事【Androidでダークテーマを設定する方法! スマホをダークモードにして画面を黒系に変化させよう】で解説しています。

方法②:ナイトモード – 画面を目に優しい暖色系に変える
Androidではナイトモードという機能が搭載されており、ディスプレイを暖色系に変更することで、画面が発するブルーライトを弱めることができます。

(右)ナイトモードでは、暖色系の赤みがかったようにディスプレイが変化する。
設定手順もカンタンで、設定の ディスプレイ から 夜間モード を有効にすればOK。

Pixel 3a XLの例。
ブルーライトは目の疲れや生体リズムへの悪影響に繋がるため、健康のためにオススメの設定です。
詳細は関連記事【Androidでナイトモードを設定する方法! スマホにブルーライトカットのフィルターを付けよう】で解説しています。

方法③:グレースケール – 画面を白黒のモノクロ表示に変える
Androidのグレースケール機能を使えば、画面が白黒のモノクロ表示へ変化します。

(右)グレースケールでは、白黒画面に変化する。
近年、常にスマートフォンのことを考えてしまう「スマホ中毒」が深刻になっていますが、この依存症はディスプレイ画面を白黒のモノクロにすれば軽減できる可能性があります。
設定手順の詳細は、関連記事【スマホの画面を白黒にする方法! Androidのグレースケールでディスプレイをモノクロにしよう】で解説しています。

〆:Androidの画面をさらに暗くしよう!
以上、Androidで画面の明るさを限界よりさらに暗くする方法! ディスプレイ輝度を調整しよう の説明でした。
事前に「Screen Filter」でフィルターの数値を調整しておけば、後はアプリをワンタップするだけでオン / オフを切り替え、画面をさらに暗くできます。
ぜひ、お試しあれ。
コメント
寝ぼけてやってるときに間違えて画面を1番暗くした状態で電源を切ってしまったんですけど何か治す方法ありますか?