Androidで音楽を聴く際にポケットやカバンに入れた状態だと、曲送りや一時停止の都度、スマートフォンを取り出して画面操作する必要があり面倒です。
そこで本記事では、スマートフォン側面の音量/電源ボタンにミュージックプレーヤー操作機能を割り当てるAndroid向けアプリ「Tactile Player」を紹介します。
具体的には「ボリュームキー」と「電源キー」を使って、「次の曲 / 前の曲へ曲送り」や「再生 / 一時停止」が可能です。
Androidの画面を見ずに操作できて便利ですよ。ぜひ、ご覧あれ。
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Tactile Player – 使い方
アプリを起動すると自動で有効となり、通知領域に常住型アイコンが表示されます。
続いて「Tactile Player」で操作したい音楽プレーヤーを設定します。
「Choose a media player」よりアプリを選んで下さい。
初期設定は以上です。さっそく使ってみましょう。
操作方法は「How to use」に記載の通りです。
- 音量・上キーを2回連続で押す:次の曲へ移動
- 音量・下キーを2回連続で押す:前の曲へ移動
- 電源キーを3回連続で押す:曲の再生 / 一時停止
「Choose a media player」で指定したアプリで音楽を流しながら操作できれば成功です。
無料版でも追加のカスタマイズ設定が用意されています。
音量ボタン”2回”押下のインターバルを調整する
音量ボタンを2回連続で押すと「曲送り」が実行されますが、下記条件に合致すると通常の「ボリューム調整」が実行されます。
- 音量ボタンを1回だけ押下した
- 音量ボタンを2回押す間隔(インターバル)が長い
この「2回押すインターバルの時間」は無料版でも調整可能です。
「Volume double press time interval」にてスライダを左右に動かします。
デフォルトは”0.45”ですが、スライダを左方向に動かし数値を小さくすると「間隔はより短く」、右方向に動かし数値を大きくすると「間隔はより長く」なります。
あまりにも間隔を長くすると、通常の「ボリューム調整」のつもりが誤操作で「曲送り」となるリスクが増えるためご留意下さい。
電源ボタン”3回”押下の回数を調整
電源ボタンを3回連続で押すと「曲の再生 / 一時停止」が実行されますが、「電源ボタンを押す回数」は無料版でも調整可能です。
「Modify Power Button Toggle」にてチェックを変えればOK。
- Trigger after 2 presses:電源ボタン”2回”押下へ変更
- Never trigger:電源ボタン押下の機能自体を無効化
まとめ:無料版でも「曲送り」と「再生/一時停止」ができる!
今回は無料版「Tactile Player」を例に説明しましたが、有償版なら各ボタンに割り当てる機能を変更したりイヤホン接続時のみアプリを有効にできるなど、さらに高機能が使えます。
同様のアプリとして「VolumeNext Free(現在はGoogle Playより削除)」もありますが、無料版だと「曲送り」と「ボリューム調整」を両立できないため、今回の「Tactile Player」がオススメです。
ロック解除前のスリープ状態でも機能するため、ポケットやカバンに入れたままでも画面を触ることなく、ハードキーの操作でミュージックプレーヤーを操作可能となりますよ。
補足:
Audio Swipe – 画面全体が音楽プレーヤーの操作機になるアプリ
「Audio Swipe」というアプリなら、スマートフォンの画面全体が音楽プレーヤーの操作スペースとなり、上下左右のスワイプで「曲送り」や「再生 / 一時停止」を実行できます。
例えば車の運転中など、画面をしっかり見ながら操作するのが難しいシチュエーションで活躍するアプリです。
詳細は関連記事【Audio Swipe – 車の運転中でも簡単&安全にスマホの音楽再生を操作できるアプリ[Android]】で解説しています。

そのほかAndroidの物理ボタンを活用する方法まとめ
今回紹介したアプリ以外にも、Androidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用するアプリ等は沢山存在します。
例えば、「Cursor Control」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーで文字入力カーソルを操作できるようになります。

また、「Torchie」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーでカメラのフラッシュライトを点灯 / 消灯できるようになります。

それ以外にもAndroidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用する情報を、関連記事【Androidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用する豆知識まとめ! タッチパネル不要で操作できる】でまとめて解説しています。

〆:ボリュームキーで音楽をコントロールしよう!
以上、Androidの音量ボタンで曲送りする方法! ボリューム/電源キーに「次/前へ移動」や「再生/一時停止」を割り当てよう の説明でした。
歩行中や自転車に乗ってる最中など、スマートフォンを取り出してミュージックプレーヤーを操作するのが面倒な状況で今回の「Tactile Player」は大活躍です。
ぜひ、ご参考あれ。
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