ブラウザ上で作業をする際、ページがいつもとは異なる表示だったり、動作に不具合が発生した際、たいていページの「キャッシュ」を削除することで解決するケースが多いです。
そこで本記事では、PC版Google Chromeにおけるページ毎個別にブラウザのキャッシュを削除する4つの方法を紹介します。
photo by Tsahi Levent-Levi
Chromeでページ別にキャッシュを削除する方法
まずキャッシュの基本について紹介し、その後具体的にキャッシュを削除する方法を4通り說明します。
キャッシュとは?
ブラウザのキャッシュとは、デバイス上で一時的に保存されたブラウザページの情報のこと。
一度訪れたサイトの情報を「キャッシュ」として残すことで、再び同ページを表示する際に保存した「キャッシュ」を利用し、より素早く・余計なデータ通信を行わずページの読み込みが可能となる便利な機能です。
ただ一方で、サイトが更新された後も一時保存された「キャッシュ」は自動で更新されないため、サイトの表示が崩れるなど様々な不具合を誘発する原因となるリスクもあります。
そこでそのような不具合に遭った際に、ブラウザ上のキャッシュを削除(クリア)し、最新のページ情報を取得することで解決することができます。
下記よりGoogle Chromeに関してその方法を紹介します。
方法①:デベロッパーツールのスーパーリロードを使う
1つ目が、Google Chromeの「デベロッパーツール」に搭載される「スーパーリロード」を使う方法。
Chrome標準機能で実現できるため、別途サードパーティ製アプリやプラグインのインストールは不要です。
まずキャッシュを削除したいページ上で「デベロッパーツール」を起動します。右クリックメニューより「検証」と選択して下さい。
下記のような「デベロッパーツール」が別画面で表示されます。
その後、ページ上部にある「更新」ボタンを長押し or 右上クリックで表示されるメニュー内で「キャッシュの消去とハード再読み込み」を選択。
するとページ内の「キャッシュ」が削除(クリア)され、最新の情報が読み込まれます。
方法②:「コンテンツの設定」より個別に削除する
2つ目が、Google Chromeの標準設定である「コンテンツの設定」よりサイト毎個別に削除する方法。
方法①同様にChrome標準機能で実現できるため、別途サードパーティ製アプリやプラグインのインストールは不要です。ただ、手順が少し面倒なのが欠点です。
まずChromeのメニュー一覧より「設定」へ進み、
「設定」の一番下にある「詳細設定を表示…」をクリックします。
その後、「プライバシー」に含まれる「コンテンツの設定…」へ進み、
Cookie内の「すべてのCookieとサイトデータ…」を選択します。
するとローカル(=PC)に保存されたCookieとサイトデータ(キャッシュ)一覧が表示されるので、この中から個別に削除したいデータを選び、右端のバツボタンをクリックすればOKです。
方法③:「閲覧履歴データ消去」より一括で削除する
3つ目が、Google Chromeの標準設定である「閲覧履歴データを消去する」より全てのサイト一括で削除する方法。
ショートカットキーを覚えれば方法②より素早く実行できますが、全てのサイトに関して一括でキャッシュの削除が行われるため注意が必要です。
手順として、Chromeのメニュー一覧より「履歴」→「履歴( ⌘ + Y )」と進み、
「閲覧履歴データを消去する」をクリック。
最後に「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、「閲覧履歴をデータ消去する」を実行すればOKです。
方法④:プラグイン「Clear Cache」を使う
最後の4つ目が、Google Chromeのプラグイン「Clear Cache」を使う方法。
別途サードパーティ製プラグインのインストールが必要となりますが、今回紹介した4つの方法の中で最もシンプルな手順でキャッシュを削除できるため、頻繁に実行する際は一番便利です。
まずプラグインを入手します。
[applink url=”https://chrome.google.com/webstore/detail/clear-cache/cppjkneekbjaeellbfkmgnhonkkjfpdn”]
すると自動で拡張機能一覧にボタンが追加されるので、後はキャッシュを削除したいシーンでアイコンをワンクリックすると実行できます。
〆:利用頻度に合わせて使い分けよう!
以上、PC版Google Chromeでページ毎個別にブラウザのキャッシュを削除(クリア)する方法 の說明でした。
ボクはページ毎個別にキャッシュを消したい状況がほぼないため、方法③の「閲覧履歴データ消去」より一括で削除するケースが多いです。
紹介した通りChromeでは標準機能でキャッシュを消せる選択肢が多いですが、一方で頻繁に実行するなら、むしろプラグインをインストールした方が便利かもしれません。
ぜひ、ご参考あれ。
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