この記事では、Shizukuの使い方と、おすすめの活用例を解説します。
ほんらいなら、root化やパソコンからのadbコマンド実行が必要な操作も、Shizukuを使えばAndroidスマホ上の操作だけで完結できるようになりますよ。
前提:Shizukuとは?
Shizukuとは、Androidアプリに通常より高い権限でシステムAPIを利用させるための補助アプリです。
通常のAndroidアプリは、セキュリティ上の理由でシステム領域に近い操作が制限されています。
この制限を突破するには、従来はroot化したり、パソコンからadbコマンドを実行したりする必要がありました。
一方、Shizukuを使えば、パソコンなしでスマートフォン上の操作だけで、対応アプリがシステムAPIへアクセスできるようにする仕組みを実現しています。
要するに「これまでパソコンが必要だった面倒な作業が、Shizukuがあればスマホ上の操作だけで簡単にできるようになった」というわけです。

Shizukuのイメージ
Shizukuの基本的な使い方
Shizukuは、それ単体で何かをするというより、Shizuku対応アプリと組み合わせることで便利になるツールです。
ただ、どのアプリと組み合わせるにも、共通する事前設定があります。そのやり方を解説します。
まず、
ShizukuをGitHubからインストールします。
なおPlayストアでも配信されますが、バージョンが古いため、GitHubから最新バージョンを入手するのが推奨です。
関連記事 Androidで提供元不明アプリをインストールする方法

ダウンロードしたapkから、Shizukuをインストール
最初は「Shizukuは停止中」と出るので、初期設定が必要です。
「ワイヤレスデバッグで開始」の ペアリング を開き、通知権限を許可します。

(左)ペアリング (右)通知オプション

(左)通知を許可 (右)「ペアリングサービスを探しています」通知が出る
次に開発者向けオプションを開きます。
初めて使う場合、
設定アプリ内にある、デバイスのビルド番号を連続タップしてください。
関連記事 Androidの開発者向けオプションを表示/非表示にする方法

Pixel 7aの例。デバイス情報を開き(左)、ビルド番号を連続タップ(右)。
開発者向けオプションのメニュー ワイヤレスデバッグ を
オンにします。

ワイヤレスデバッグをオン
続けて ワイヤレスデバッグ の詳細メニューを開きます。
ペア設定コードによるデバイスのペア設定 を選択するとコードが表示されるので、Shizuku側へ通知します。

(左)赤枠部分をタップ (右)ペア設定コードによるデバイスのペア設定

(左)ペア設定コードが出る (右)Shizuku通知内で入力する
「ペアリングしました」とメッセージが出ます。
これでShizukuを開くと、「Shizukuは実行中」ステータスに変わります。

(左)ペアリングしました (右)Shizukuは実行中
これで事前設定が完了しました。
あとは組み合わせるアプリごと、追加設定をする流れになります。
次のパートで、Shizukuに対応する、おすすめアプリを紹介します。
Shizukuでできること
アプリを強制削除する
ShizukuとCanta Debloaterを組み合わせれば、スマートフォン上の操作だけでアプリを強制アンインストールできます。
関連記事 Androidスマホだけでアプリを強制削除する方法

アプリを強制削除できた
アプリを強制無効化する
ShizukuとHailを組み合わせれば、スマートフォン上の操作だけでアプリを強制的に無効化できます。
HailはPlayストアで配信されないため、GitHub等からapkファイルをインストールします。
関連記事 Androidスマホだけでアプリを強制無効化する方法

アプリを強制無効化できた
MacroDroidで高度な自動化設定をする
ShizukuとMacroDroidを組み合わせれば、スマートフォン上の操作だけで高度なマクロを設定可能になります。
関連記事 MacroDroidでShizukuを設定する方法

高度なマクロが使用可能になる
スマホのみでadbコマンドを使う
ShizukuとaShellを組み合わせれば、スマートフォン上の操作だけでadbコマンドを実行できます。
aShellはPlayストアで配信されないため、F-Droid等からapkファイルをインストールします。
関連記事 スマホのみでadbコマンドを使う方法

pm list packages を実行した例
補足:Shizukuが停止する問題について
Shizukuは、たびたび停止するときがあり、その都度、再開させる操作が必要です。

Shizukuを再開させる操作。開始 を選ぶと(左)、コマンドがはしり、Shizukuが開始する(右)
特に再起動後は必ず停止します。これは仕様でありバグではないため、避けられません。
この点については、MacroDroidのマクロを使えば、立ち上げ操作を自動化することが可能です。詳しくは関連記事で解説しています。

Shizukuを自動開始するマクロ。詳しくは関連記事をどうぞ
なお、Shizuku公式F&Qでは、停止問題の対策として、以下が推奨されています。
- Shizukuのバックグラウンド実行を許可する
- 開発者向けオプションを無効にしない
- USBデバッグをオフにしない
- Android 11以降では「adb承認無効のタイムアウト」をオンにする
- USB接続時の既定動作を「充電のみ / No data transfer」にする

(左)バックグラウンド実行を許可 (右)adb承認無効のタイムアウト をオン
〆:Shizukuで高度なカスタマイズをしよう!
以上、AndroidスマホでShizukuのできることまとめ! root化なしでadb権限を使える便利ツール の説明でした。
Shizukuの魅力は、root化なしで、adb権限を使った高度な操作をスマホ単体で扱いやすくできる点です。
特にパソコンを持ってないAndroidユーザーは、とてもおすすめですよ。
ぜひ、お試しあれ。
▼紹介しきれなかったShizukuでできること
コメント