Androidで最も多用する物理キーは「電源(スリープ)ボタン」ですが、長期間使っていると、動作が不安定になったり最悪故障の要因ともなりえます。
そこで本記事では、Androidで画面をダブルタップでロックできるようにする無料アプリ「Double Tap Screen On and Off」を紹介します。
ディスプレイの点灯と消灯を電源ボタン不要で実行できるため、電源ボタンが壊れている場合にも便利ですよ。
またディスプレイが大きなスマートフォン / タブレットだと、画面上のどこからでもすぐスリーブに入れる点も魅力です。
最新の「iPhone X」にも実装されている「タップしてスリープ解除(=Tap to Wake)」と同等機能を体験できるため、ぜひご覧あれ。
photo by Holly Victoria Norval
Double Tap Screen On and Off – 使い方
初期設定をする
インストール完了後、アプリを開き「DoubleTap To Lock Enable」を選ぶと各種権限の付与が求められるので、「ALLOW NOW」を順番にタップして有効にしていきます。
「他のアプリ上に重ねられるアプリ」・「ユーザー補助」・「端末管理アプリ」の3つ全ての権限を有効にできればOK。
「Double Tap Screen On and Off」アプリのトップ画面に戻り、再び「DoubleTap To Lock Enable」を選んでオンにします。
ダブルタップでディスプレイを点灯 / 消灯する
初期設定が完了したら、さっそく画面タップでディスプレイの点灯 / 消灯を制御してみましょう。
アプリトップ画面の「Double tap to Screen Off」と「Double tap to Screen On」を有効にします。
ここで「Double tap to Screen On」をオンにする際に「Warning!」と電池消耗が激しくなる注意文が表示されます。
アプリレビュー上でも記載されている通り、「Double Tap Screen On and Off」アプリは常に動作し続けるため、バッテリー消費が大きいのが欠点となっています。
ここまで設定できたら、動作を確認してみます。
まず任意の画面を表示している際、次の2点の動作を確認します。
- トリプルタップでスクリーンがオフ(=画面ロック状態)になる
- スリープ状態中にトリプルタップでスクリーンがオン(=画面点灯状態)になる
ロック解除の際は、画面上に「端末管理アプリが端末をロックしました」と表示され、指紋認証が使えずパターンやPIN入力でのロック解除に限定されます。
これは最新のAndroidの仕様で、サードパーティ製アプリで画面ロックをした際、解除する時に指紋認証を使えない制約が要因となっています。
「Double Tap Screen On and Off」を使って画面を消灯した直後は少し硬直時間が存在しますが、何度か試して画面タップだけで画面消灯 / 点灯ができれば成功です。
以上が「Double Tap Screen On and Off」の基本的な使い方ですが、アプリ設定画面よりさらに細かいカスタマイズも可能です。
起動に必要なタップ回数を変更する
アプリの名称に反して、デフォルトではトリプルタップ(=3回連続タップ)で動作する仕様となっていますが、設定より任意の回数へ変更ができます。
「Number of taps to Screen Off」より好きな回数にチェックを入れましょう。ダブルタップ(=2回連続タップ)はもちろん、最大で12回連続タップへ変更も可能です。
あまりに少ないタップ回数だと、意図せぬタイミングで画面消灯が実行されるリスクもあるため、なるべく多い回数にしておくと動作が安定してオススメです。
ホーム画面上でのみアプリを有効にする
デフォルトの状態だと、任意のアプリや設定画面上でも、タップ回数さえ満たせばスクリーンの消灯 / 点灯が動作する仕様となっていますが、これを「ホーム画面を表示している時のみ」と変更もできます。
まず「Fixing only lock at home screen」をタップして、新たな権限を与えます。
「使用履歴にアクセスできるアプリ」設定画面が表示されるので、有効にしましょう。
その後再び設定画面へ戻りトグルをオンにすればOK。以後、任意のアプリ上で連続タップしても動作せず、ホーム画面を表示している時のみ画面消灯 / 点灯となります。
参考:アプリをアンインストールする方法
今回の「Double Tap Screen On and Off」は初期設定で「端末管理アプリ」としているため、通常のアンインストール方法で削除しようとするとうまく先に進むことができません。
そこで、アプリを消す際は「Uninstall this app」より実行するようにしましょう。
補足:
一部Androidでは標準機能で画面点灯できる
本記事では電源ボタンを用いないスクリーンのオン / オフを「Double Tap Screen On and Off」アプリを使って実現する方法を紹介しましたが、一部Androidの機種であれば標準機能で画面点灯(=スリーブ解除)が可能です。
例えばXperia Z5 Premium(Android 5.1.1)なら、「設定」より「画面設定」へ進み「タップして起動」を有効にすれば、以後画面消灯中でもダブルタップでスリーブから復帰できます。
当該機能は全てのAndroidに搭載されておらず機種依存の機能となるため、お使いのAndroidの設定画面上にあるか確認してみて下さい。
iPhoneの独自機能をAndroidで再現する方法まとめ
最新のiPhone Xでは専用ジェスチャー「タップしてスリープ解除(=Tap to Wake)」が導入されており、ディスプレイ消灯状態で画面をタップすると点灯できますが、今回紹介したDouble Tap Screen On and Offを使ってAndroidでも再現可能です。
このようにiPhone特有の独自機能をAndroidで擬似的に再現する方法はいろいろあります。
例えば「コントロールセンターIOS 11」というアプリを使えば、iOS 11のコントロールセンターを再現できます。

そのほかの方法もまとめて、関連記事【iPhoneの独自機能をAndroidで再現する方法まとめ! 最新のiOS機能をいち早く体感しよう】で解説しています。

〆:画面タップで消灯 / 点灯を制御しよう!
以上、Androidの画面をダブルタップでロックする方法! 点灯と消灯を電源ボタン不要で実行できる の說明でした。
電源ボタンに不具合が生じている方、または予防のためなるべく物理ボタンを使いたくない方に「Double Tap Screen On and Off」はオススメできるアプリです。
ぜひ、お試しあれ。
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