iOS標準アプリ「時計」のアラームやタイマー音量はアプリ内で調整する項目はなく、「着信・通知音量」とリンクしています。
つまり「着信・通知音量」を変更すれば、アラーム / タイマー音量を大きく or 小さく調整できます。
本記事ではこの手順を紹介します。
記事後半では、アラームやタイマーに関する、よくある疑問と回答も掲載しているので、ぜひどうぞ。
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iPhoneのアラーム/タイマー音量を調整する方法
iPhoneの音量は4種類に大別されます。
- 着信・通知音量
- アプリの音量
- イヤホンの音量
- 受話音量
それぞれ独立して音量が設定されるため、一方の音量変更は他方の音量と連動しません。
各音量の詳細な説明や変更手順は、関連記事【iPhoneの音量を調整する方法まとめ! iOSでアプリやBluetoothのボリュームを変更/固定しよう】で解説しています。

このうちアラーム音やタイマー音は「着信・通知音量」とリンクしているため、これを変更すれば、音量を大きく or 小さく調整できます。
「着信・通知音量」の変更方法は2種類あります。
- 設定から調整する
- 音量ボタンから調整する
以降よりそれぞれの手順について解説します。
設定から調整する手順
「設定」→「サウンドと触覚」より、「着信音・通知音」スライダでアラーム音量 / タイマー音量を調整できます。
音量ボタンから調整する手順
「設定」→「サウンドと触覚」より、「着信音・通知音」項目の「ボタンで変更」トグルを有効にすると、iPhone側面の音量ボタンよりアラーム音量 / タイマー音量を調整できます。
具体的には、側面の音量ボタンを押して画面上に「ベル」アイコンが表示されれば、アラーム音量 / タイマー音量を変更できています。
参考:音量ボタンでアラーム/タイマー音量を調整できない原因と解決策
2つ目に紹介した「音量ボタンから調整する手順」を試してもアラーム音量 / タイマー音量を調整できない場合、誤って「アプリの音量」を調整している可能性が高いです。
具体的には、音量ボタンを押して画面上に「スピーカー」アイコンが表示される場合、「着信・通知音量(=アラーム/タイマー音量)」ではなく「アプリの音量」を変更しています。
音量ボタンを押すと「アプリの音量」が変更されるケースは、下記2点いずれかに原因があります。
- 「ボタンで変更」トグルを有効にしていない
- バックグラウンドでミュージックを再生している
「ボタンで変更」トグルを有効にしていない
「設定」→「サウンドと触覚」にて、「着信音・通知音」項目の「ボタンで変更」トグルが無効になっていると、音量ボタンを押しても「アプリの音量」が調整されます。
この場合、「ボタンで変更」トグルを有効にして下さい。
バックグラウンドでミュージックを再生している
バックグラウンドでミュージックを再生している状態で音量ボタンを押すと、「アプリの音量」が優先的に調整されます。
「バックグラウンドでミュージックを再生している」状態は、コントロールセンターのメディアプレーヤーが動いているかで判断できます。
この場合、下記いずれかの方法でアラームを調整して下さい。
- 一時的にミュージックを停止して音量ボタンより変更する
- 1つ目に紹介した「設定から調整する手順」で変更する
補足:そのほかアラーム/タイマー音にまつわるアレコレ
アラーム音が鳴らない原因と解決策
そもそもアラームが鳴らない場合、次の内容を確認して下さい。
- アラームをオフにしている/曜日指定に誤りがある
- アラームの音量が小さくて気付かないだけ
- アラーム音を”なし”に設定している
- スヌーズ設定に問題がある
- バイブ設定に問題がある
- カスタム音に問題がある
- iPhone本体の時刻設定に問題がある
詳細は関連記事【[iOS] iPhoneのアラームが鳴らない原因! 目覚まし音が出ない理由と解決方法まとめ】で解説しています。

アラーム/タイマー音量を固定する方法
いつの間にか「着信・通知音量」が小さくなっており、アラーム音やタイマー音に気付けなかったトラブルがあります。
これは2つ目に紹介した「音量ボタンから調整する手順」により、誤って音量ボタンに触れてアラーム音 / タイマー音を調整してしまった可能性が高いです。
もし音量を一定に”固定”したいなら、「着信音・通知音」項目の「ボタンで変更」トグルを無効にした上で、スライダ上で音量調整することをオススメします。
スヌーズの時間間隔を自由に変更する方法
標準アプリ「時計」のスヌーズ時間は”9分間隔”で固定されており、自由に変更できない仕様となっています。
代替策として、下記2点なら擬似的にスヌーズ時間を調整できます。
- 複数アラームの設定時間でスヌーズを調整する
- 鳴らしたい間隔でアラームを設定する
詳細は関連記事【iPhoneアラームのスヌーズを変更する方法! iOSの目覚ましを好きな時間間隔で設定しよう】で解説しています。

アラームやタイマーをバイブだけに限定する方法
会議中や公共の場(例:電車内 / 図書館)でアラームを使用するシチュエーションでは、サウンドを出さずバイブだけ振動してほしいですよね。
実は標準アプリ「時計」の場合、下記アラーム or タイマー設定へ変更することで周囲に音が鳴り響くのを防ぐことができます。
- アラーム – バイブのみ/音声なし
- タイマー – バイブのみ/音声なし
アラームに関しては、サウンド編集画面へ進み、「着信音」リスト一番下にある「なし」にチェックを入れればOK。

タイマーに関しては、デフォルトでサウンド「なし」が用意されないため、次の作業手順が必要です。
- 「無音」の音源ファイルを用意する
- 音源をiTunesを通してiPhoneへ移動する
- 「無音」音源ファイルをタイマー音として設定する

それぞれ詳細は関連記事で解説しています。
コントロールセンターにアラームやタイマーのショートカットを追加する方法
コントロールセンターにアラーム設定やタイマー設定のショートカットを追加すれば、どの画面上からもすぐ開けて便利です。
「設定」→「コントロールセンター」より「コントロールをカスタマイズ」へ進み、
「アラーム」や「タイマー」を追加すればOK。

「アラーム」を追加した場合の例。
コントロールセンターからアラーム設定やタイマー設定をすぐ開けます。

アラーム設定を開く例。
サードパーティ製アラーム/タイマーの音量を調整する方法
App Storeからインストールしたサードパーティ製アプリの場合、アラーム / タイマーの音量は、アプリによって「着信・通知音量」または「アプリの音量」どちらにリンクするか異なります。
例えばアラーム音量のケースで具体例を挙げます。
「アラーム & タイマー」というアプリの場合、「着信・通知音量」とアラーム音量が連動することを確認しています。

「アラーム & タイマー」は「アプリの音量」消音中も「着信・通知音量」のボリュームでアラームが鳴った。
一方「おこしてME」というアプリの場合、「アプリの音量」とアラーム音量が連動することを確認しています。

「おこしてME」は「アプリの音量」のボリュームでアラームが鳴った。
またアプリによっては、アプリ内の設定項目にて音量を調整するケースもあります。
使用するサードパーティ製アプリがどのパターンに該当するか、目覚ましやタイマーをセットする前に確認下さい。
マナーモード有効/おやすみモード有効/イヤホン接続中も鳴る
標準アプリ「時計」のアラーム音 / タイマー音の仕様として、次のいずれかに該当してもiPhone内蔵スピーカーから再生されます。
- マナーモード有効中
- おやすみモード有効中
- イヤホン接続中
ただ次のニーズもあるでしょう。
- マナーモード有効中はアラームやタイマーを鳴らしたくない
- おやすみモード有効中はアラームやタイマーを鳴らしたくない
- イヤホン接続中は内蔵スピーカーではなくイヤホン側から鳴らしたい
これはサードパーティ製のアラームアプリを使えば実現でき、例えば「アラーム & タイマー」が該当します。
詳細は関連記事【iPhoneのアラームやタイマー音をイヤホンから鳴らす設定方法! iOSの目覚ましを接続中ヘッドフォンから再生しよう】で解説しています。

〆:最適なアラーム/タイマー音量を設定して寝坊を防ごう!
以上、iPhoneのアラーム/タイマー音量を調整する方法! iOSの小さい目覚ましサウンドを大きくしよう の説明でした。
意図せずアラーム音量 / タイマー音量が小さくなっていると、遅刻・寝坊など様々なトラブルの元となります。
最適な音量となっているか、ぜひ確認して下さい。
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