iPhoneで通話中にレシーバーから相手の声が聞こえない原因! 電話でスピーカーなら音が出る理由と解決方法 [iOS]

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iPhoneで通話中、相手の声が聞こえず困った経験はないでしょうか?

特に下記に該当する場合、iPhoneの通信状況ではなく、マイクの受話部分(レシーバー)に問題が発生している可能性があります。

自分の声はしっかり伝わってるのに、相手の声だけコチラへ聞こえない

そこで本記事では、iPhoneで通話中にレシーバーから相手の声が聞こえない原因を紹介します。

電話で相手の声が小さかったり、雑音が入っていればぜひチェックして下さい。

逆のパターンで「相手の声はしっかり聞こえるのに、自分の声だけ向こうへ届かない」場合、別記事を参照下さい。

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photo by Pixabay

 

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iPhoneで通話中に相手の声が聞こえない理由と解決策!

記事中では、iPhone 8 Plus(iOS 11.3)を例に説明しています。

 

基本:iPhoneのマイクについて

iPhoneには基本となる3つのマイクが搭載されています。

前面マイク(インカメラ付近)

背面マイク(メインカメラ付近)

底面マイク(充電差込口付近)

各iPhoneシリーズによってマイクの正確な位置は異なりますが、おおむね役割は共通しています。

前面マイク(インカメラ付近)

iPhoneディスプレイ側のインカメラ付近にマイクがあります。

通話においては、主に「受話用マイク(=相手の声が出る場所)」の”レシーバー”として機能します。

iPhone 8 Plusの例。

背面マイク(メインカメラ付近)

iPhone裏側のメインカメラ付近にマイクがあります。

通話においては、主に「ノイズキャンセリング(=周囲の雑音を軽減)」として機能します。

iPhone 8 Plusの例。

底面マイク(充電差込口付近)

iPhone底面のLightning端子付近にマイクがあります。

通話においては、主に「送話用マイク(=自分の声を送る場所)」として機能します。

iPhone 8 Plusの例。

参考 Apple – iPhoneの仕様

 

相手の声が聞こえない/小さい:解決方法

ここまで紹介した3つのマイクに関して、いずれか1つでも正常に音が拾えないと通話で不具合が生じます。

そこで本記事では、下記順番での原因切り分けを紹介しています。

①:レシーバー自体に故障はないか

②:レシーバーを覆ってないか

③:ソフトウェア的な不具合はないか

それぞれ順番に解説します。

①:レシーバー自体に故障はないか

iPhone前面にある「受話用マイク」のレシーバー機能自体に問題がないか確認します。

プリインストールアプリ「ボイスメモ」を起動し、Lightning端子付近の底面マイクに声を発して録音します。

‎ボイスメモ
‎ボイスメモ
開発者: Apple
金額: 無料

録音した音声を再生する際、右上のアイコンをタップして「レシーバーモード」と「スピーカーモード」を交互に切り替えながら音声を確認します。

「ボイスメモ」を使う方法以外に、通話中に「スピーカーフォン」に切り替えて確認もできます。

関連記事

[iOS] iPhoneの電話を常にスピーカーフォンとする設定方法! 着信時からデフォルトで切り替えよう

この結果より、レシーバーの状態を下記に分類できます。

音声が正常に聞こえる

音声が聞こえない / 音質が悪い

もし「音声が聞こえない / 音質が悪い」の場合、修理が必要かもしれません。Appleサポートへ問い合わせましょう。

あらかじめiPhoneのシリアル番号を控えておくと手続きがスムーズです。

関連記事

[iOS] iPhoneのシリアル番号や製造番号(IMEI)を調べる方法! 型番(モデル)も表示しよう

レシーバーと合わせてスピーカーモードでも音声に異常があれば、別記事を参考にして下さい。

関連記事

iPhoneスピーカーの音が出ない原因! iOSで通知や音楽/動画再生の音質が悪い理由と解決策

一方、「音声が正常に聞こえる」という結果にも関わらず、iPhoneで「相手の声が聞こえない」事象が起きている場合、下記2点が考えられます。

②:レシーバーを覆ってないか(=物理的にレシーバーを塞いでいる)

③:ソフトウェア的な不具合はないか(=システム上のエラーが発生している)

②:レシーバーを覆ってないか

iPhoneのレシーバーを覆っている可能性がある、下記ポイントをチェックします。

フィルムの位置は正しいか

持ち方は正しいか

フィルムの位置は正しいか

ディスプレイに貼る「液晶保護フィルム」は、iPhoneのボタンやセンサー等の仕様を考慮した設計になっていますが、貼る位置がズレて「前面マイク」を覆っていないか確認して下さい。

ボクがiPhone 8 Plusに貼ってる保護フィルムの例。

また全てのiPhoneで購入時点で貼られているフィルムはマイクを覆った状態なので、剥がしましょう。

photo by YouTube

持ち方は正しいか

通話中のiPhoneの持ち方によって、相手の声がしっかり届いていない可能性があります。

レシーバーの位置を確認して、通話中は極力この部分を耳に近づけて下さい。

位置的にレシーバーを指で塞いでしまう可能性は低いですが、iPhoneの持ち方の癖で無意識のうちにレシーバーと耳を離していると音声がはっきりと聞こえません。

③:ソフトウェア的な不具合はないか

ここまで紹介した方法でも解決できない場合、下記点も参考にして下さい。

受話音量を確認する

受話音量を大きくして解決できないか確認します。

通話中のみ音量変更が可能で、画面上に「スピーカー」アイコンが表示されます。

詳細な手順は別記事で解説しています。

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[iOS] iPhoneの音量を調整する方法まとめ! 4種類のボリュームを変更/固定しよう

なお、音量調整時に「Bluetooth」や「ヘッドフォン」と表示される場合、受話音声がレシーバー以外から流れています。

下記2点をチェックして、レシーバーから正常に音声が流れるようにします。

Bluetoothと表示される→Bluetoothをオフにする

ヘッドフォンと表示される→イヤホンを外す/イヤホンジャックを掃除する

特に「ヘッドフォン」は、イヤホンを接続していなくても表示されるケースがあります。

これはイヤホンジャックやLightning端子に異物が入っているため、システム上「イヤホン接続状態」と誤認識されたためです。

エアダスター等で不純物やほこりを掃除して下さい。

iPhoneを再起動する

サイドボタンの長押しでiPhoneを再起動し、事象が回復しないか確認して下さい。

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[iOS] 電源を落とす方法まとめ! iPhoneのシステム終了と起動を様々な手順でオンオフしよう

何らかの理由で再起動がうまくいかない場合、強制再起動も試しましょう。

iPhone XやiPhone 8シリーズの強制再起動の手順例。

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iPhoneを初期化する

「iTunes」や「iCloud」でデータを事前にバックアップした上で、

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iPhoneを初期化し、事象が回復しないか確認して下さい。

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〆:順番に原因を切り分けよう!

以上、iPhoneで通話中にレシーバーから相手の声が聞こえない原因! 電話でスピーカーなら音が出る理由と解決方法 [iOS] の説明でした。

通話中に相手の声がはっきりと聞き取れず困っていれば、ぜひ本記事の内容をチェックして下さい。

ご参考あれ。

参考 Appleサポート – 通話中の相手の声が聞こえない

参考 Appleサポート – iPhoneのマイクに問題がある場合

参考 Appleサポートコミュニティ

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