本記事では、Androidのステータスバーやクイック設定パネルのカラーを変更する方法を紹介します。
通常、どちらの色も白や黒を基調としており、変更する機能は標準で提供されません。
が、実はサードパーティ製アプリを中心に、様々な方法でカスタマイズすることが可能です。
スマホを個性的なデザインに変化させたいなら、ぜひご覧あれ。
スマホのステータスバーの色を変える方法
本パートでは、ステータスバーのカラーを調整する方法を解説します。
Playストアで配信されるサードパーティ製アプリを使えば自由に調整可能で、オススメのアプリを2つ紹介します。
アプリ | メリット | デメリット |
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Status Bar & Notch Custom Colors and Backgrounds ダウンロードリンク |
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Super Status Bar ダウンロードリンク |
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方法①:Status Bar & Notch Custom Colors and Backgroundsを使う
Status Bar & Notch Custom Colors and Backgroundsというアプリを使えば、ステータスバー背景を好きなデザインに変更できます。
初期設定では、画面に従ってアクセス権限を許可して下さい。
基本機能の使い方はシンプルで、下記2ステップの操作だけ。
- トップ画面より Original メニューへ進む
- カラーとフレームを選択して決定する
カラーとフレームの組み合わせ次第で、様々なデザインのステータスバーへ変化します。
▼デザイン例
さらにStatus Bar & Notch Custom Colors and Backgroundsでは、ユニークな4つの機能があります。
- プリセット画像を背景とする
- 好きなグラデーションカラーを背景とする
- ノッチに最適なデザインを背景とする
- 自分で用意した画像を背景とする
▼プリセット画像を背景とする
▼好きなグラデーションカラーを背景とする
▼ノッチに最適なデザインを背景とする
▼自分で用意した画像を背景とする
以上、説明でした。
Status Bar & Notch Custom Colors and Backgroundsなら、ステータスバーをカラフルなデザインに刷新できてオススメです。
ただ無償版の場合、広告の表示頻度が多くイライラします。。頻繁にデザインを調整する場合、有償版への課金も検討してみて下さい。
方法②:Super Status Barを使う
Super Status Barというアプリを使えば、ステータスバー背景やアイコンのカラーを自由に変更できます。
まずは Status Bar へ進み、「CUSTOM」設定で Enable custom status bar を有効にして下さい。
あとは Colors にて、Accent color(アイコンの色)とBackground color(背景の色)を変更できます。
さらにアプリ別に指定することで、そのアプリ起動中のみ専用のカラーへ自動変更されます。
以上、カンタンな説明でした。
Super Status Barは他にも、アイコンのデザインを変更したり、新しいジェスチャーを追加したりと、ステータスバーに関わる様々な調整が可能です。
機能が非常に多く、説明が長くなるため、詳細は関連記事【Super Status Barの使い方! Androidのステータスバーをカスタマイズする無料アプリ】で解説しています。
参考:ステータスバーの色を変えるアプリの弱点
今回紹介した2つのアプリに共通する弱点として、ロック画面や一部アプリでは反映されません。
どちらのアプリも仕組みとして、デフォルトのステータスバーはそのままで、新しいステータスバーを上から被せることで”変化させているように”見せています。
そのためロック画面のように、画面オーバーレイが制限されるところでは機能しません。
参考:Androidのノッチ表示を切り替える方法
最新のスマートフォンでは、ディスプレイ上部のステータスバー付近が凹んでいる”ノッチ“が採用されています。
ディスプレイを広く使えるメリットがある一方、見た目については好みがはっきり分かれます。
このノッチは、様々な方法でオン/オフを切り替えることが可能です。
例えばNacho Notchというアプリを使えば、ノッチが消えたようなディスプレイ表示へ変更できます。
逆にNotch Phone Xというアプリを使えば、ノッチ非搭載機種でもディスプレイに再現できます。
アプリの詳細な使い方や、ノッチの基本情報をまとめて、関連記事【Androidでノッチ表示を切り替える方法! スマホのステータスバーから切り欠きを隠そう】で解説しています。
またこのようなステータスバーをカスタマイズする様々な情報をまとめて、関連記事【Androidでステータスバーのカスタマイズ方法まとめ! スマホの通知バーを変更しよう】で解説しています。
合わせてご参考あれ。
スマホのクイック設定パネルの色を変える方法
本パートでは、クイック設定パネルのカラーを調整する方法を解説します。
Playストアで配信されるサードパーティ製アプリを中心に、いろいろ工夫すれば、自由に調整可能となります。
方法 | メリット | デメリット |
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①:Power Shade アプリを使う |
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②:開発者向けオプション のテーマ設定を使う |
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③:スタイルと壁紙から 変更する |
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方法①:Power Shadeを使う
Power Shadeというアプリを使えば、クイック設定の背景やタイルの形状など、”見た目”に関する調整が可能となります。
タイルのカラーは、トップ画面の 色 設定より調整できます。
組み合わせ次第で、何パターンものカラーバリエーションが存在します。
また、通知ドロワーの背景色もカスタマイズ可能です。
また自分で用意した写真を、クイック設定パネル全体の背景として変更できます。
▼変更例
さらにトップ画面の レイアウト 設定より、クイック設定パネルのタイル形状を変更できます。
通常、タイルの形はサークルですが、これを30以上の種類から別デザインへ変更できます。
▼デザイン例
以上、カンタンな説明でした。
Power Shadeを使いこなせば、かなり個性的なクイック設定パネルへ仕上げることができますよ。
その他の機能含め、説明が長くなるため、詳細は関連記事【Power Shadeの使い方! Androidクイック設定のデザインを変更する無料アプリ】で解説しています。
方法②:開発者向けオプションのテーマ設定を使う
Androidの隠れ機能「開発者向けオプション」を使えば、クイック設定のタイルカラーやデザインを調整できます。
まず、設定より 開発者向けオプション → テーマ設定 を表示します。
初めて開発者向けオプションを使う場合、設定の デバイス情報 → ビルド番号 を連続タップでオプションを有効にして下さい。
詳細は関連記事【Androidの開発者向けオプションを表示/非表示にする方法! デベロッパーモードで隠れ機能を使おう】で解説しています。
テーマ設定 では3つのメニューを操作できます。
メニュー | 機能 |
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アクセントカラー | Android全体のテーマカラーを変更 |
見出しや本文のフォント | Android全体のフォントを変更 |
アイコンの形 | アプリやクイック設定のアイコン形状を変更 |
アクセントカラー – Android全体のテーマカラーを変更
デフォルトのカラーに加え、7種類の好きな色を選択できます。
設定したカラーは、クイック設定パネルのタイルにも反映されます。
▼7種類のカラー
さらに設定アプリ内のメニューやアイコン、スライダのカラーも影響を受けます。
見出しや本文のフォント – Android全体のフォントを変更
デフォルトのフォントを変更でき、クイック設定パネルのテキストにも反映されます。
その他、設定アプリで表示されるテキストも影響を受けます。
アイコンの形 – アプリやクイック設定のアイコン形状を変更
デフォルトの形状に加え、4種類の好きなデザインを選択できます。
設定したデザインは、クイック設定パネルのタイルにも反映されます。
▼4種類のデザイン
さらにホーム画面のアプリアイコンや、設定内メニューのアイコンも影響を受けます。
以上、説明でした。
開発者向けオプションは隠れメニューですが、比較的カンタンに操作できて、誰でもオススメできる機能です。
一方、調整できるカラーバリエーションが限定されるため、物足りないと感じれば別の方法をお試し下さい。
方法③:スタイルと壁紙から変更する(Pixelシリーズ限定)
Pixelシリーズであれば、設定の標準機能より、クイック設定パネルのデザインを調整できます。
設定より ディスプレイ → スタイルと壁紙 と進み、
プリセットのデザイン一覧から選択・適用すると、Android全体の下記3点が変化します。
- アイコンのカラー
- フォント
- アイコンの形
これはクイック設定パネルのタイルにも反映されます。
▼プリセット5種類のデザイン
その他、ホーム画面のアプリアイコンや、設定内メニューのアイコンも影響を受けます。
プリセットの中で気に入るデザインがない場合、カスタム 設定より下記3点の組み合わせを自分で考えて、新しいデザインを作成することも可能。
- アイコンのカラー
- フォント
- アイコンの形
作られたデザインは保存され、いつでも切り替えできます。
以上、説明でした。
標準の設定メニューから操作でき、かつカスタム要素も多いため、Pixelシリーズをお使いであればオススメです。
参考:なぜかクイック設定の色が変わってしまう原因まとめ
操作した覚えはないのに、クイック設定パネルの色が黒系に変わるケースがあります。
ここでは、主な3つの原因を紹介します。
- 原因①:ダークテーマがオンになっている
- 原因②:バッテリーセーバーがオンになっている
- 原因③:色反転がオンになっている
原因①:ダークテーマがオンになっている
夜間向けの機能「ダークテーマ」が有効になっていると、画面全体が黒系に変化します。
クイック設定パネルのタイルでダークテーマを見つけ、オフにして下さい。
もしタイルの中で見当たらない場合、設定の ディスプレイ より ダークテーマ をオフにすればOK。
ダークテーマに関する詳細な情報は、関連記事【Androidでダークテーマを設定する方法! スマホをダークモードにして画面を黒系に変化させよう】で解説しています。
原因②:バッテリーセーバーがオンになっている
電池残量を節約する機能「バッテリーセーバー」が有効になっていると、画面全体が黒系に変化します。
クイック設定パネルのタイルでバッテリーセーバーを見つけ、オフにして下さい。
もしタイルの中で見当たらない場合、設定の 電池 より バッテリーセーバー をオフにすればOK。
原因③:色反転がオンになっている
画面の色を反転させる機能「色反転」が有効になっていると、画面全体が黒系に変化します。
クイック設定パネルのタイルで色反転を見つけ、オフにして下さい。
もしタイルの中で見当たらない場合、設定の ユーザー補助 より 色反転 をオフにすればOK。
参考:クイック設定のタイルを独自にカスタマイズする方法
クイック設定で追加できるタイル(機能)はあらかじめ決められており、標準機能の範囲で自由にカスタマイズするには限度があります。
そこで便利なのがQuick Settingsというアプリで、標準では用意されていないタイルを追加できるようになります。
他にもクイック設定のタイルをカスタマイズする豆知識は、関連記事【Androidのクイック設定パネルをカスタマイズする方法まとめ! 上からスワイプのタイルを編集しよう】で解説しています。
〆:お洒落で見やすいカラーへ変更しよう!
以上、Androidでステータスバーの色をカスタマイズする方法! クイック設定や通知ドロワーのカラーを変更しよう の説明でした。
ステータスバーやクイック設定の色は単調になりがちですが、今回紹介した方法で独自のカラーを実装すれば、雰囲気が大きく変わります。
ぜひ、お洒落でカラフルに設定してみて下さい。お試しあれ。
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