AndroidでWi-Fiへ接続していると、急に速度が遅くなったり、時には切断されてモバイルデータ通信に切り替わることがありますよね。
これは周囲のネットワーク環境が変化して無線チャンネルが混雑していたり、電波が届きにくい場所に移動してWi-Fiが不安定になることが原因としてあります。
そこで本記事では、Androidで接続中のWi-Fiネットワークの混雑状況を表示する無料アプリ「Wi-Fiミレル」を紹介します。
Wi-Fiミレル – 使い方
アプリはWi-Fiへ繋がっていない状態だと計測ができないため、接続を確認後、トップページが表示されます。
「Wi-Fiミレル」アプリでは4つのタブを切替えることで、ネットワークの混雑状況を調査することができます。
下記より順番に解説します。
強度 – 接続しているWi-Fiの強度を表示
「強度」タブでは、現在接続されているWi-Fiの電波強度を0〜100の数値で表示します。数字が大きいほど、電波状態が良い状態であることを示しています。
例えば電波状態が良好な場合、数字は「60」前後を示し、メータの色も緑色となりますが、
電波状態が悪い場合、数字が「30」前後だとメータの色は黄色信号を示し、さらに悪化して「20」前後だと赤色の危険信号に変わります。
電波状態が悪い原因は様々ですが、本アプリでは下記2点を解消するために、
- 周囲のネットワーク環境が変化して無線チャンネルが混雑している
- 電波が届きにくい場所に移動してWi-Fiが不安定になっている
「空いている無線チャンネルを調べる機能」と「部屋の中で電波が良い場所と悪い場所を調べる機能」の2つがさらに搭載されています。
混雑 – 空いている無線チャンネルを調べる
「混雑」タブでは、Wi-Fiの無線チャンネルがどれだけ混雑しているのかを表示し、どのチャンネルが空いているのかをカンタンに把握できます。あまり使われていないチャンネルを使うように設定することで、Wi-Fi通信をより快適にすることができます。
最初に「開始」をタップしてスキャンが始まり、接続中のWi-Fiで使用しているチャンネルと、周囲のチャンネルの混雑状況が出ます。
緑色は良好ですが、黄色や赤色だと混雑しているチャンネルを示すため、接続先を変えることで電波状態の改善に繋がります。
Wi-Fiの無線チャンネル変更は、使用しているルーター機種ごと異なります。例えばボクが使っているWiMAXルーターのWX02の場合、ブラウザ上から設定変更ができます(詳細は製品HPを参照)。
また、計測結果は左上チェックボタンを選択して保存もできるため、時間帯や曜日による無線チャンネル混雑状況の変化を比較する際に便利です。
ヒートマップ – 電波が届きにくい場所を調べる
「ヒートマップ」タブでは、場所ごとに電波強度を計測することで、自宅やオフィス全体のWi-Fiの電波強度を分かりやすく把握できるヒートマップを作成できます。間取り図も読み込みできますので、場所ごとの計測結果が一目で分かります。
最初に「開始」をタップすると白地の図面が表示されます。このままでも調査はできますが、部屋の中でどの場所を示すか分かりづらいため、できれば間取り図を読み込ませるのが理想です。
間取り図の準備ができたら、さっそく調査開始。
部屋の中を移動し、調べたいポイントごと間取り図上の場所をタップします。
例えばボクの部屋の場合、ベランダ付近や部屋中央の数字は「40〜50」付近でまずまずの電波状態ですが、
玄関やバスルームは「10〜20」付近の悪い状態だと分かりました。
ヒートマップの結果を確認しながらWi-Fiルーターの設置場所を変えてみて、最適なポイントに調整できれば電波状態の改善に繋がります。
また、計測結果は左上チェックボタンを選択して保存もできます。
情報 – 接続中のWi-Fiネットワーク詳細を調べる
「情報」タブでは、現在接続しているWi-Fiについての各種情報(SSID、IPアドレス、サブネットマスク等)を表示します。
〆:最適なWi-Fi設定へ調整しよう!
以上、AndroidでWi-Fiの混雑状況を表示する方法! 電波強度の高いネットワークや空いてる無線チャンネルを調べよう の説明でした。
電波は目に見えないため、現在の混雑状況や電波の届きにくい場所に気付かず利用しているケースも多いでしょう。
ぜひ「Wi-Fiミレル」アプリを使って、最適なWi-Fi設定へ調整してみて下さい。
お試しあれ。
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