Androidを使っていて「表示している画面そのままでタッチを無効にしたい!」というシチュエーションはないでしょうか?
- スマートフォンに動画を表示させて子供に触らせるとき
- ポケットに少しの間だけスマートフォンをしまっているとき
ただAndroid標準の「画面ロック(スリープ状態)」では、タッチが無効にされると同時に画面表示もオフになってしまいます。
そこで本記事では、Androidにおいて表示画面そのままでタッチを無効にするアプリ画面そのままロックを紹介します。
画面ロックせずに誤操作防止できるので、ぜひご覧あれ。
iPhoneでは標準機能「アクセスガイド」を使って、画面タッチを無効化できます。
詳細は関連記事【表示画面そのままでiPhoneのタッチを無効にする方法! iOSをロックせずに誤操作防止しよう】で解説しています。

画面そのままロック – 使い方
画面タッチを無効にする方法
インストール完了後、アプリを起動するとチュートリアルが始まります。
通知上に「画面そのままロック」の操作パネルが追加されているので、タップすると画面がロックされます。
Android標準の画面ロックとは異なり、表示中の画面はそのままでタッチパネル操作のみ無効状態となっているのが最大の特徴です。
YouTubeなど動画再生中も、画面タッチのみ無効にしつつ動画は流れ続けるので、子供にスマートフォンを渡しても安心です。
画面ロックを解除する方法
画面ロック中はあらゆる画面操作が認識されず、初期設定の状態では次の方法で解除が可能です。
- 音量アップ/ダウンキー
- カメラキー
- 電源ボタン長押し
- 端末ロック画面をタッチ
- 電話着信
- 電源接続
Android本体の物理ボタンを押すと解除されるケースが多いですね。
また着信時も自動解除されるので、電話がきても慌てる心配はありません。
画面ロック/解除の条件を変更する方法
画面ロック / 解除の条件を変更できます。
まず「画面そのままロック」トップ画面より「ユーザー補助」を有効にしましょう。
トグルをタップしてオンにすればOK。
続いてロック / 解除の条件を変更してみます。
「画面そのままロック」アプリでは大きく3種類の起動条件があり、利用するシチュエーションによって向き / 不向きがあります。
- シェイクでコントロールする
- 近接センサーでコントロールする
- 上下逆さまでコントロールする
各方法についてカンタンに紹介します。
シェイクでコントロールする
1つ目がシェイクです。
Android本体を上下左右に振る(シェイク)ことで、「画面そのままロック」が発動し画面ロック状態になります。
「シェイクでロック開始」のみ有効にすると、シェイクで画面ロックのみかかり、解除するにはAndroid本体の物理ボタンを押す必要があります。
さらに「シェイクでロック解除」まで有効にすれば、シェイクで画面ロックと解除が両方実施できます。
また「シェイク感度」で感度調整できます。実際に使ってみて、自分に合った適正値を設定してみましょう。
近接センサーでコントロールする
2つ目が近接センサーです。
Android本体に搭載される「近接センサー」が反応すると、「画面そのままロック」が発動し画面ロック状態になります。
「近づけてロック開始」と「遠ざけてロック解除」両方を有効にすることで、ポケットにスマートフォンを出し入れするタイミングで、ロック&解除が自動的に行われ便利です。
シェイク同様に「近接センサー感度」で感度調整できます。実際に使ってみて、自分に合った適正値を設定してみましょう。
上下逆さまでコントロールする
3つ目が上下逆さまです。
Android本体を上下逆さまにすることで、「画面そのままロック」が発動し画面ロック状態になります。
例えば地図アプリを起動中にスマートフォンを持ちながら歩いている状況で、手を下に降ろしている際に画面タップをしても誤動作とならず安心です。
同じく「上下逆さま感度」より感度調整できます。
ハードキーの解除方法を変更する
初期設定の状態だと、ハードキー(物理ボタン)いずれかを押すことで画面のロックが解除されますが、「ハードキー」タブよりさらに細かく調整できます。
例えば誤って物理ボタンを押してしまい、意図せず画面ロックを解除してしまうケースが多いなら、「長押し」を有効化すると良いかもしれません。
ロック中のデザインをカスタマイズする方法
デフォルトの画面ロック中は、画面全体の枠が強調される見た目となっていますが、「ロックデザイン」タブより変更ができます。
プリインストールされているデザインだけでも多数用意されており、例えばキャラクターアイコンを表示するデザインにすれば、より「画面ロック中」の状態が判別しやすくなります。
一方であまりに目立つデザインにしてしまうと、動画閲覧中は邪魔になってしまうため、用途に合致した見た目を探してみて下さい。
補足:勝手にスマホを操作されない豆知識あれこれ
家族や友人にスマートフォンを貸与する際、勝手な操作を防止する便利なアプリや機能を紹介します。
- 補足①Screen Pinning - 起動中のアプリ画面を固定する
- 補足②マルチアカウント - 2人目の専用アカウントを生成する
- 補足③スマートロック – Androidアプリの勝手なアンインストールを防止する
Screen Pinning – 起動中のアプリ画面を固定する
今回紹介した画面そのままロックは画面タッチを無効化するため、例えば家族や友人にスマートフォンを貸与して、とあるアプリのみ使わせたいシーンには不向きです。
そこで便利なのが、起動中のアプリ画面を固定する”ピン留め”(Screen Pinning)機能です。

YouTubeアプリ画面を固定した例。
下記のような特徴があるため、どんな操作をしても(基本的に)現在のアプリがずっと表示されます。
無効化される機能 | 使える機能 |
---|---|
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具体的な設定手順について、関連記事【Androidで画面をピン留めする方法! スマホで表示中のアプリを固定してキオスクモードを設定しよう】で解説しています。

マルチアカウント – 2人目の専用アカウントを生成する
1台のスマートフォンを家族や友人とシェアしているなら、Android標準のマルチアカウント機能もオススメです。
所有者のメインアカウントとは別に、ゲスト向けの専用アカウントが生成され、Androidを初期状態からセットアップできます。
一方、所有者スペースとは区別されるため、メインアカウントの次のような情報はしっかり保護されます。
- ログインしているGoogleアカウント
- アプリのデータ(例:LINE / Instagram)
- 保存しているメディアファイル(例:写真 / 音楽)

(左)初期化状態からセットアップできる (右)Googleアカウントなどは引き継がれない
もし次のようなニーズがあれば、マルチアカウント機能は解決策としてピッタリです。
ニーズ | 便利な使い方 |
---|---|
1台のスマートフォンを家族と共有したい | 家族向けユーザーを追加する |
1台のスマートフォンを「プライベート用」と 「仕事用」で使い分けたい | プライベート用ユーザーと 仕事用ユーザーを設定する |
スマートフォンを一時的に友人や子供に貸したい | ゲストモードにしてから貸す |
詳細な使い方は、関連記事【Androidでゲストモードを設定する方法! スマホにマルチアカウントを追加してユーザーを切り替えよう】で解説しています。

スマートロック – Androidアプリの勝手なアンインストールを防止する
「Androidのアプリが勝手に消されるのを防止したい」なら、スマートロックというアプリがオススメです。
専用パスワードを設定した上で、下記3アプリに制限をかけることで、
パッケージインストーラ
設定
Playストア
事前に設定したパスワードを知らないかぎり、ユーザーはアプリをアンインストールできなくなります。

ホーム画面からアプリのアンインストールする例。パスワードを要求されるようになる。
アプリの詳細は、関連記事【Androidでアプリのアンインストールを防止する方法! 制限をかけて勝手な削除をブロックしよう】で解説しています。

〆:誤動作を防止できて安心!
以上、Androidで画面タッチを無効にする方法! 画面そのままロックで誤操作防止しよう の説明でした。スマートフォンを子供に貸す際やポケットに入れている際に起きる「誤動作」に悩んでいる方は、ぜひ本アプリを設定してみて下さい。
お試しあれ。
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指認証の解除法