スマートフォンをポケットやカバンに入れてると、誤操作で音量ボタンが勝手に押され、いつの間にかマナーモード(サイレントモード)となり着信に気付けなかった経験はないでしょうか?
そこで本記事では、音量ボタンでマナー/サイレントモード切替を無効化するAndroid向けアプリ「音量モードロック」を紹介します。
「ボリュームキーで着信音量やメディア音量を微調整したいけど、マナーモード切替は無効にしたい!」というニーズにピッタリのアプリです。ぜひ、ご覧あれ。
Androidの音量の基本
Androidの音量は5種類に大別されます。
- 着信・通知の音量
- メディアの音量
- アラームの音量
- イヤホンの音量
- 受話音量
それぞれ独立して音量が設定されるため、一方の音量変更は他方の音量と連動しません。
各音量の意味や調整方法は関連記事【Androidの音量を調整する方法まとめ! スマートフォンのボリューム5種類を個別に変更しよう】で解説しています。

このうち「着信・通知の音量」はホーム画面 / ロック画面上で音量ボタンを押して調整可能ですが、下げ続けると「マナーモード」や「サイレントモード」へ切り替わります。
サイレントモードについては、Androidの隠れ機能「システムUI調整ツール」で設定が必要な場合があります。詳細は関連記事【AndroidにシステムUI調整ツールを追加/削除する方法! SystemUI Tunerでスマホの設定をカスタマイズしよう】で解説しています。

このように音量ボタンだけで「ボリューム調整」と「ノーマルモード⇔マナーモード切替」を実現できる便利な仕様となっています。
ただ一方で、誤って音量ボタンを押すと「意図しないモード切替」を招くため、様々なトラブルが起こりえます。
- 勝手にマナーモードへ切り替わり大切な通知に気付くのが遅れた
- 勝手にマナーモードが解除され会議中に着信音が鳴り響いた
そこで今回はAndroid向けアプリ「音量モードロック」を導入することで、音量ボタン操作でモードをまたぐ変更(ノーマルモード⇔マナーモード⇔サイレントモード)を無効化できるようにします。
それ以外の便利な機能も合わせて、下記より解説します。
音量モードロック – 使い方と特徴
Androidに「音量モードロック」をインストールします。
基本的な設定と特徴
まず初期設定で「マナーモードへのアクセス」を有効にし、
トップ画面で「このアプリを有効化」にチェックを入れます。
さっそくアプリを使ってみましょう。
ノーマルモード中にボリュームダウンキー(音量ボタン・下)で着信音を最小まで下げても、マナーモードへの切替が無効化されています。
また逆のパターンで、マナーモード中にボリュームアップキー(音量ボタン・上)で着信音を上げても、マナーモードがオフとなりません。
このようにホーム画面上はもちろん、ロック画面上でも「ノーマルモード⇔マナーモード(サイレントモード)」切替を防止するので、誤操作で勝手に「音あり・なし」が変更されるのを回避できます。
以上が本アプリの基本的な設定と特徴ですが、さらにカスタマイズできる項目について下記より解説します。
モード切替時の音量設定(ノーマル/マナー)
通知領域に常駐型のボタンが表示され、「ノーマルモード⇔マナーモード⇔サイレントモード」の切替を手動で行えます。
「音量モードロック」適用中は音量ボタンのモード切替が無効化となるため、通知領域から手動ですぐに変更できる機能は便利です。
さらに「モード切替時の音量設定」にて各モード切替後のボリューム値を指定できます。
例えば「モード切替時の音量設定(マナー)」で下記ボリューム値を指定した状態で、
- メディア:15段階中 – 音量1
- アラーム:7段階中 – 音量1
通知領域の「マナー」をタップすると音量が自動で調整されます。
同様に「モード切替時の音量設定(ノーマル)」で下記ボリューム値を指定した状態で、
- メディア:15段階中 – 音量7
- 着信:7段階中 – 音量3
- アラーム:7段階中 – 音量3
通知領域の「ノーマル」をタップすると音量が自動で調整されます。
ロック解除時に音量を再設定
「ロック解除時に音量を再設定」にチェックが入ってると、ロック画面上でボリュームを変更しても、ロック解除時に自動で「モード切替時の音量設定」で指定したボリューム値へ調整されます。
例えば「モード切替時の音量設定(ノーマル)」で下記ボリューム値を指定した状態で、
- メディア:15段階中 – 音量7
- 着信:7段階中 – 音量3
- アラーム:7段階中 – 音量3
ロック画面上で着信音量を最大(音量7)に上げても、ロック解除後に自動で音量3へ調整されます。
通知領域に表示しない
「通知領域に表示しない」にチェックが入ってると、通知領域のモード切替ボタンが非表示となります。
アラーム音量は設定しない
「アラーム音量は設定しない」にチェックが入ってると、「モード切替時の音量設定」にてアラーム音量が設定の対象外となります。
まとめ:音量を完全固定したくない人にオススメ!
Androidの音量を一定値に固定するアプリとして「ボリュームコントロール」を別記事で紹介していますが、

今回紹介したアプリ「音量モードロック」は各モード(ノーマル⇔マナー)切替を無効化するだけで、各モード内のボリューム値調整は固定されません。
そのため、「誤操作でマナーモードが有効(無効)となるのは防止したいけど、ボリュームキーで着信音量やメディア音量は今まで通り微調整したい!」という方にオススメです。
補足:
画面の誤タップを防止する方法
子供が勝手にスマートフォンをいじくり誤操作となるのを防ぎたいなら、他にも画面タップを無効化する「画面そのままロック」というアプリがオススメです。
スリープモードとは異なり、画面が点灯した状態でタップを無効化できるため、子供にスマートフォンの動画を見せるときに便利です。
詳細は関連記事【[Android] 表示画面そのままでタッチを無効にする方法! 画面ロックせずに誤操作防止できる】で解説しています。

そのほか音量調整を便利にする方法まとめ
本ブログではほかにもAndroidの音量調整を便利にする情報を紹介しています。
例えば「MacroDroid」というアプリを使えば、様々な条件に応じてAndroidの音量機能を自動で調整できます。

そのほか、標準機能だけでは使いづらい音量調整の欠点を補う様々なアプリがあります。
詳細は関連記事【Androidで音量調整をカスタマイズする方法まとめ! ボリューム再生/変更を便利にしよう】でまとめて解説しています。

〆:勝手に音量モードが変わるのを防ごう!
以上、Androidの音量ボタンでマナー/サイレントモード切替を無効化する方法! 誤動作を防いでボリュームを固定しよう の説明でした。
いつの間にかAndroidのマナーモード設定が変更され失敗した経験があるなら、ぜひ今回紹介した「音量モードロック」を設定してみて下さい。
ご参考あれ。
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