Androidに搭載される物理キーやセンサー機能を有効活用する過去記事をまとめて紹介します。
「音量ボタン」・「指紋認証リーダー」・「近接センサー」・「重力センサー」を有効活用すれば、ディスプレイのタッチパネルに触れずとも利用頻度の高い機能を呼び出せるようになります。
ぜひご覧あれ。
紹介するアプリの中にはGoogle Play上で配布されないため、apkからインストールが必要なケースがあります。
apkをインストールする手順は、関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

音量ボタンを有効活用する方法まとめ
Androidで音量ボタン(ボリュームキー)を押すと、状況に応じた音量調整が可能ですが、別途アプリを使ってこの機能をカスタマイズできます。
アプリ起動やシステム切り替えを操作する方法
「ボリュームキーランチャー」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーに対し様々な機能を付与できます。
ダウンロード ボリュームキーランチャー – apk
具体的には「音量上キー」と「音量下キー」それぞれの下記4つのジェスチャーに対し、
- 1クリック – 1回ボタンを押す動作
- 1ロングクリック – 1回ボタンを押し続ける動作
- 2クリック – 2回連続でボタンを押す動作
- 2ロングクリック – 2回連続でボタンを押した後しばらく押し続ける動作
大きく下記8カテゴリーより機能を割り当てることができます。
- アプリ – 指定アプリを起動できる
- ショートカット – ウィジェットのショートカットを起動できる
- アシスト – アシストアプリ(例:Google検索)を起動できる
- アプリ管理 – 起動中アプリの情報閲覧や削除を実行できる
- アクション – 基本3ボタン(ホーム / 戻る /タスク)の実行や通知領域の表示ができる
- システム – 各種機能(例:Wi-Fi / ライト)の切り替えができる
- スクリーン – 画面向き変更やスクリーンショット撮影などができる
- 入力補助 – 入力画面での各種補助(例:コピー / 行削除)を実行できる
例えば頻繁に起動するアプリや、切り替えの多いシステム機能を音量ボタンで制御できるようにすることで、ディスプレイのタッチパネルに触れずともAndroidを操作できるようになる面白いアプリです。
詳細は関連記事【音量ボタンでAndroidを操作する方法! ボリューム物理キーでアプリ起動やシステム変更ができる】で解説しています。

文字入力カーソルを操作する方法
「Cursor Control」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーで文字入力カーソルを操作できるようになります。
デフォルト設定では音量↑上キーで右へ、↓下キーで左へ入力カーソルが移動するため、細かい調整をタッチパネル不要で実現できます。
詳細は関連記事【[Android] 音量キーで文字入力カーソルを操作する方法! ボリューム物理ボタンで位置移動を快適に】で解説しています。

カメラライトの点灯/消灯を操作する方法
「Torchie」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーでカメラのフラッシュライトを点灯 / 消灯できるようになります。

画面中央の赤ボタンがライト消灯、緑ボタンだと点灯状態を示す。
ライト点灯は、どのアプリ画面を開いている時も動作する上、ロック画面上でも機能するため、まさにいつでもすぐに音量ボタンからライト点灯ができる便利なアプリとなっています。
詳細は関連記事【Androidのライトを音量/電源ボタンで操作する方法! 物理キーで懐中電灯を点灯/消灯できる】で解説しています。

マナーモード設定を行う方法
Androidの隠れ標準機能である「システムUI調整ツール」を使って、音量ボタンで「通知を非表示(=マナーモード)」を有効にすることができます。
通常はクイック設定よりオン / オフの切り替えを行うのが一般的な「通知を非表示」を、特別なアプリ不要で音量キーより実現できるため、ディスプレイを触らずすぐにマナーモードにしたい場合に便利です。
詳細は関連記事【AndroidにシステムUI調整ツールを追加/削除する方法! SystemUI Tunerでスマホの設定をカスタマイズしよう】で解説しています。

スリープを解除する方法
「Power Button to Volume Button」というアプリを使えば、Androidのボリュームアップ / ダウンキーで画面のスリープ状態を解除できるようになります。

音量ボタンで画面点灯ができる。
他にも通知領域に表示されるボタンをタップして、スリープ状態へ入る機能も用意されています。
このように画面点灯 / 消灯の動作を電源ボタン不要で実行できるため、様々な場面で便利です。
詳細は関連記事【音量キーでAndroidのスクリーン点灯/消灯する方法! 電源ボタン不要で画面スリープ解除できる】で解説しています。

曲送りする方法
「Tactile Player」というアプリなら、「ボリュームキー」と「電源キー」を使って、「次の曲 / 前の曲へ曲送り」や「再生 / 一時停止」が可能です。
- 音量・上キーを2回連続で押す:次の曲へ移動
- 音量・下キーを2回連続で押す:前の曲へ移動
- 電源キーを3回連続で押す:曲の再生 / 一時停止
画面を見なくてもミュージックプレイヤーを操作できますよ。
詳細は関連記事【Androidの音量ボタンで曲送りする方法! ボリューム/電源キーに「次/前へ移動」や「再生/一時停止」を割り当てよう】で解説しています。

指紋認証リーダーを有効活用する方法まとめ
Androidの一部機種で搭載される「指紋認証リーダー」は、標準ではロック画面の解除や支払い処理の認証など、主にセキュリティ面で利用されるのが一般的ですが、別途アプリを用意することで様々な機能を付与することができます。
例えば「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証ジェスチャーで指定アプリを開いたり通知領域の表示ができるようになります。

また「ノートン アプリロック」というアプリを使えば、Androidで指定アプリを起動する際にパスワードを設定し、指紋認証で解除できるようになります。

このように少し工夫するだけで、指紋認証リーダーを役割をさらに拡大することが可能です。
詳細は関連記事【Androidの指紋認証をカスタマイズする対応アプリまとめ! 機能やセキュリティを強化する裏ワザ的方法】で解説しています。

近接/重力センサーを有効活用する方法まとめ
最近のAndroidで多く搭載される「近接センサー」・「重力センサー」などの各種センサー機能は、様々な場面で密かに活躍をしています。
例えば、通話中スマートフォンを耳に近付けると画面を消灯したり、机に置いたスマートフォンを手に取ると画面を点灯してくれます。
この機能は、別途アプリを用意することでさらに拡張できます。
条件に応じて画面オン/オフ動作を制御する方法
「ScreenOn」や「Gravity Screen」というアプリを使えば、様々な条件(例:ポケットからスマートフォンを出し入れする / テーブルにスマートフォンを置く)に応じた画面オン / オフ動作を制御できるようになります。

「Gravity Screen」を使って机に置いたとき自動で画面消灯する例。
詳細は関連記事【Androidで電源ボタンを押さずにスリープ解除する方法! スクリーン画面オン/オフをアプリでコントロールしよう】で解説しています。

シェイクや回転で指定機能を起動する方法
「Gravity Gestures」というアプリを使えば、シェイクや回転など、スマートフォンの特定の動きに反応して、指定機能を起動(例:アプリを起動 / Wi-Fiの切り替え)できるようになります。
詳細は関連記事【Gravity Gestures – シェイクや回転でスマホを操作! 動きに反応して指定機能を起動できる無料アプリ [Android]】で解説しています。

特定条件と操作を自動化するマクロを設定する方法
「MacroDroid」という自動化アプリを応用すれば、各種センサー機能の検知をトリガーに、実行するアクションを自由に設定することもできるため、使い方がより広がります。
例えば、シェイクでAndroidのライトを点灯することも可能です。

マクロ設定例は無限に存在し、その一例を関連記事【MacroDroidでオススメのマクロ集まとめ! ルーティン作業はアクション/トリガーで自動化しよう】でまとめて解説しています。

補足:そのほかAndroidの使い勝手を劇的に変えるアプリまとめ
本記事では「物理ボタンやセンサー機能でAndroidを制御する方法」をテーマにしており、うまく使いこなすことでAndroidの使い勝手が大きく変化します。
が、ディスプレイ上のタッチパネルを用いる方法でも、Androidの操作性を劇的に変えるアプリは沢山存在します。
例えば、「コントロールセンターIOS 11」というアプリにより、iOS 11で刷新されたコントロールセンターをAndroidで使えるようになります。

このようなAndroidの操作性を大きく変える方法は、関連記事【Androidの使い勝手を劇的に変えるアプリまとめ! 専用の操作メニューでホーム画面が不要になる】でまとめて解説しています。

〆:タッチパネルに触れずにAndroidを操作しよう!
以上、Androidで物理キーやセンサー機能をカスタマイズする方法まとめ! ボタンを活用してタッチパネル不要で操作しよう の説明でした。ディスプレイのタッチパネルはできるコトが多いからこそ、目的の機能を実行するまでに時間がかかったり、操作ミスを招くリスクも存在します。
そこで今回紹介したAndroidの物理ボタンやセンサー機能を有効活用する豆知識を応用することで、頻度の高い機能をすぐに呼び出せるようになり、より使い勝手が向上します。
ぜひ、ご参考あれ。
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