本ブログでも過去、Androidのナビゲーションバーに関する記事を多数記載してきました。
【ナビゲーションバーとは】 – Androidで基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)が表示される領域のこと。
特に最近のスマートフォンで多い「ハードキーを持たない端末」において、画面上にその代わりとなる「ナビゲーションバー」が配置される。
そこで本記事では、過去当ブログで取り上げたAndroidでナビゲーションバーをカスタマイズする方法をまとめて紹介します。
見た目を劇的に変化させるアプリや、機能面を自由に拡張できるユーティリティーまで幅広く記載しているので、ぜひご覧あれ。
Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ
ナビゲーションバーの色を変える
ナビゲーションバーの背景色は、基本的に「黒」か「透明」の場合が大半となっています。が、もしこの部分のカラーを自由に変更できたら面白いですよね?
そこで「Navbar Apps」というアプリを使えば、起動するアプリに合わせて自動的にカラフルなナビゲーションバーへ変化させることが可能です。
本アプリではさらに、ナビゲーションバーに絵文字を表示したり、音楽に合わせてビジュアライザーを流したりもできるため、見た目を幅広くデザインすることができますよ。
詳細は関連記事【ナビゲーションバーの色をカスタマイズする方法! アプリのテーマカラーへ背景を変える [Android]】で解説しています。

ナビゲーションバーに音楽ビジュアライザーを表示する
「Muviz」というアプリを使えば、再生中の楽曲を「可視化」する「ビジュアライザー」を有効にして、曲のテンポやビートに合わせてナビゲーションバーで上下するバーを表示することができます。
あらかじめ用意されている多種多様なデザインから好みのビジュアライザーを選択できるほか、ユーザー自身でオリジナルのビジュアライザーを作成し、設定することもできる面白いアプリですよ。
詳細は関連記事【Androidのナビゲーションバーにビジュアライザーを表示する方法! デザインを自作して音楽を視覚的に表現しよう】で解説しています。

ナビゲーションバーの配置変更やボタン追加をする
ナビゲーションバー上には基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)のみ(原則)表示されており、機種によってその順番も固定されています。
ただ「Custom Navigation Bar」というアプリを使うことで、ボタンの位置をズラしたり、4つ目 / 5つ目のボタンを追加することができます。

例:左端は「Notifications」を、右端は「設定」を起動するアイコンを配置したケース。
root不要な一方、adbコマンドを扱う必要があったり、一部機種で非対応だったりとハードルは高めです。が、ナビゲーションバーの見た目や機能性を劇的に変化できる大変面白いアプリとなっています。

ステータスバーとナビゲーションバーを隠して全画面表示にする機能もある。
詳細は関連記事【Androidのナビゲーションバーにボタンを追加する方法! アイコン配置変更や機能カスタマイズしよう】で解説しています。

ナビゲーションバー付近にMacのTouch Barを導入する
近年のMacBook Proでは「Touch Bar」という新しい機能が搭載されており、「音量」や「明るさ」などを素早く調整ができます。
ここで「TouchBar for Android」というアプリを使えば、Androidでもナビゲーションバー上部に擬似的なTouch Barを実現することができます。
MacのTouch Bar同様に、明るさや音量変更ができる他、「クイック設定パネル」と同様に「Wi-Fi / Bluetooth / 画面自動回転」の制御なども可能です。
詳細は関連記事【AndroidにMacのTouch Barを導入する方法! 各種機能の変更や指定アプリ起動が超ラクチンに】で解説しています。

壊れた物理キーの代わりに仮想(バーチャル)ボタンを設置する
最近の機種では、ナビゲーションバー上に基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)が表示される仕様が多いですが、以前だとソフトキーではなく物理ボタンとして搭載されている機種も多く、特にGalaxyシリーズは伝統的にホームボタンは物理キーとなっています。
そのため、使用期間が長い機種でハードキーが故障すると大きな問題が生じますが、そんな時は「Multi-action Home Button」というアプリを使うことで、物理ボタンの代わりとなるホームボタンの仮想キーを配置できるようになります。

青い光の部分が仮想ホームボタンを示し、タップするとホームキーを押した際と同様の動作となる。
詳細は関連記事【Androidに仮想ホームボタンを設置する方法! 物理キーが壊れたGalaxyで代用しよう】で解説しています。

またホームボタンのみならず、戻るボタンやタスクボタンも仮想キーを配置したいなら「戻るボタン」というアプリが便利。
ディスプレイ上の任意の領域にもう1つのナビゲーションバーが表示され、物理キーが壊れていても代替することができます。
詳細は関連記事【Androidにバーチャル(仮想)ボタンを追加する方法! 物理キー(ホーム/戻る/タスク)故障時に便利】で解説しています。

Galaxyの「戻る/タスク」左右ボタンを入れ替える
Androidのナビゲーションバーに位置する基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)は、中央が「ホーム」ボタン、左が「戻る」ボタン、右が「タスク」ボタン、というのが通常配置となっていますが、Galaxyシリーズでは伝統的に「戻る」と「タスク」ボタンの位置が逆になっています。
そのため、他のAndroid機種利用経験がある人にとって、非常に紛らわしい特徴となっていますが、「All in one Gestures」というアプリを使えば「戻る/タスク」左右ボタンを入れ替えることができます。
詳細は関連記事【Galaxyで戻る/タスクボタンの位置を入れ替える方法! 左右のナビゲーションバーを逆にしてAndroid標準配置としよう】で解説しています。

2018年7月現在、Google Play上から削除されたことを確認しています。
リスクはありますが、直接apkファイルからインストールする代替手段があります。
ダウンロード All in one Gestures – apk
インストール方法の詳細は関連記事【[Android] 提供元不明アプリのインストール方法! Google Playにない非公式apkを楽しもう】で解説しています。

ステータスバー/ナビゲーションバーを隠して全画面表示にする
Androidはどのアプリ画面も原則、上下両端に2つのバーが常に表示されます。
名称 | 役割 |
---|---|
ステータスバー(通知バー) | 通知アイコンや各種機能のオン/オフ状態を表示 |
ナビゲーションバー | 基本3ボタン(ホーム/戻る/タスク)のソフトキーを表示 |
ただ一部アプリでは、ステータスバーとナビゲーションバーが隠れた、全画面表示に切り替わるケースがあります。

ギャラリーアプリの例。写真を開くと自動で全画面表示になる。
残念ながら、Android標準の機能として、ユーザー側で全画面表示のオン/オフを切り替える仕様とはなっていません。
が、サードパーティ製アプリ(例:Fullscreen Immersive)を使えば、自由に全画面表示のコントロールが可能となります。

Chromeアプリの例。通常画面から(左)、フルスクリーンへ切り替えた(右)。
Androidの全画面表示は奥が深く、説明が長くなるため、詳細は関連記事【Androidを全画面表示する方法! ステータスバー/ナビゲーションバー/ホームボタンを隠してフルスクリーンモードへ】で解説しています。

ナビゲーションバーの焼き付き問題を解決する
同機種を長期間使っていると、ディスプレイの「焼き付き」現象により、画面を次に切り替えても薄っすら残像が残り続ける問題が出てきます。
特にナビゲーションバーは画面上で常時表示されているケースが多く、焼き付きによりそれ以外の部分との境が目立つようになりがちです。

上記3領域の焼き付きが目立つケースが多い。
ボクも2年近く使っているNexus 6Pでこの問題が発生しました。

例:「ナビゲーションバー」と「ドック」が「焼き付き」現象を起こしている。
そこで「焼き付き」現象の解決方法として、白一色の画像をディスプレイ全体に表示し続けるアプリ「液晶焼き付きクリーナー」を使うことで、ある程度軽減できる場合があります。
このアプリにより、画面全体を完全に白一色へ切り替えることができます。
詳細は関連記事【Androidで画面の焼き付きを直す方法! スマホの液晶や有機ELの画面焼けを改善しよう】で解説しています。

補足:
通常とは異なる手順で基本3ボタンを操作する方法まとめ
本記事では「ナビゲーションバーのカスタマイズ」がテーマとなっていますが、ここに配置される基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)は、ナビゲーションバー上以外から様々な方法で操作することもできます。
例えば、「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証で「ホームボタン」・「戻るボタン」・「タスクボタン」押下時と同じ動作を実行できるようになります。

また、「Assistive Touch」というアプリを使えば、iOS標準の「AssistiveTouch」機能をAndroidでも使えるようになり、仮想の「ホームボタン」・「戻るボタン」・「タスクボタン」を実行できます。

ほかにも基本3ボタンを操作するワザについて、詳細は関連記事【[Android] 通常とは異なる方法で基本3ボタンを操作する方法まとめ! ホームや戻るを素早く実行】で解説しています。

ステータスバーをカスタマイズする方法まとめ
Androidではナビゲーションバーと同様に常時表示される領域として「ステータスバー」があり、通知を確認したり「クイック設定」パネルの起動ができます。
実はステータスバーもその機能性や見た目を大幅にカスタマイズする方法があり、例えば「Smartphone upgrader 2017」というアプリを使えば、iPhone X風にステータスバーが”ノッチ”デザインとなります。

また、ステータスバーから下へスワイプすると表示される「クイック設定」パネルは、別途アプリを導入することで標準機能にない独自パネルを追加することも可能です。

「Notedown」アプリでクイック設定にメモ機能を追加した例。

このようなAndroidのステータスバーを強化する情報の詳細は、関連記事【Androidでステータスバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう】で解説しています。

〆:ナビゲーションバーを自由にカスタマイズしよう!
以上、Androidでナビゲーションバーのカスタマイズ方法まとめ! 見た目や機能性を劇的に変えよう の説明でした。
Androidのナビゲーションバーは常時画面上に表示される場面が多いため、今回紹介したアプリで見た目や機能面を自分好みにカスタマイズすることで、より使い勝手が向上してオススメです。
ぜひ、お試しあれ。
コメント
はじめまして。いつも拝見させていただいております。
当方,SH-M08を使っておりますが、最新版のAndroidバージョンにアップグレードするとナビゲーションバー自体がなくなりスワイプ操作(ホームに戻るは下から上など)になるようです。
この場合でもバージョンアップしてもナビゲーションバーを再表示できるのでしょうか?