スマートフォンのブラウザで表示しているページは、様々な方法でPDFファイルへ変換できます。
本記事ではその方法について、AndroidとiPhoneに分けて紹介します。
家族や友人へウェブサイト情報を共有したいとき便利ですよ。
PCにおける方法は、関連記事【パソコンでWebページをPDF化する方法! PCのChromeやSafariでサイト全体を保存しよう [Windows/Mac]】で解説しています。

Androidで画面をPDFへ変換する方法
2つの方法を紹介します。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
印刷メニューで PDFを作成する |
|
|
Web Snapshots でPDFを作成する |
|
|

それぞれ順番に解説します。
方法①:スマホの印刷メニューでPDFを作成する
Androidでは印刷メニューから、表示中のページをPDF化できます。
例えばChromeの場合、PDF化したいページでメニューから 共有 → 印刷 と進み、
印刷メニューで PDF形式で保存 をセットして実行、保存先とファイル名を選択すれば完了です。

(左)印刷メニューでPDF化を実行 (右)保存先とファイル名を選ぶ
PDFファイルのデフォルトの保存先は「Download」フォルダにあるので、表示に問題ないか確認してみましょう。

(左)「Download」フォルダに保存されたPDF (右)PDFの表示を確認してみる
もし保存したはずのPDFが見つからない場合、解決策のヒントを関連記事【Androidでダウンロードしたファイルの保存先はどこ? 内部ストレージからデータの場所を探そう】で解説しています。

もしページ内の一部範囲のみPDF化したい場合、印刷メニューで 用紙サイズ を開き、ページの範囲選択で対象ページを数字で入力すればOK。

(右)ページ範囲を1〜3とした例。
Chrome以外のブラウザ(例:
Brave /
Edge)でも、たいていは印刷メニューが搭載されますし、

Brave(左)やEdge(右)も印刷メニューよりPDF化できる。
一部のブラウザ(例:Firefox /
Opera)では、PDF化専用メニューが用意されているため、より操作しやすいです。

印刷メニューを開かずとも、Firefox(左)やOpera(右)は専用のPDF化機能が用意される。
またブラウザ以外のアプリでも、印刷メニューを表示できればPDF化可能です。
例えばGoogleフォトなら、撮影した写真やスクリーンショットもPDFへ変換できます。

(左)Googleフォトで印刷を選択 (右)印刷メニューでPDF化を実行
一方、ブラウザによっては(例:Smooz /
Sleipnir)印刷メニューを選べないケースがあります。
この場合、次パートで紹介する専用アプリを使った方法をどうぞ。
方法②:スマホの専用アプリでPDFを作成する
Web Snapshotsを使えば、共有メニューより表示中のページをPDF化できます。

PDF化したいページで 共有 からWeb Snapshotsを選択、
FULL PDF でページ全体をPDF化できます。
保存されたPDFにチェックを入れ、 VIEW をタップすると内容を確認できます。
ちなみにWeb Snapshotsで保存されたPDFファイルは、次の場所に保存されます。
/Android/data/com.trans_code.android.websnapshots/files/
階層が深いため、SHARE より別アプリに移動した方が管理しやすいかもしれません。

(左)SHAREより他アプリに移動できる (右)PDF化したWebページ
なお、共有メニューからPDF化するアプリは他にもありますが、
特にWeb Snapshotsは下記2点が優れているためオススメです。
- PDF化にかかる所要時間が短い
- PDF化でレイアウトが崩れにくい
補足:Androidで縦長スクリーンショット画像を撮影する方法
画像ファイル形式(例:PNG)でページ全体のスクリーンショット撮影したい場合、オススメアプリが2つあります。
アプリ | 共通する特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
![]() LongShot for long screenshot |
|
|
|
![]() スクリーンショットイージー |
|
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アプリの使い方について、詳細は関連記事【スマホでページ全体のスクリーンショット撮影する方法! Android/iPhoneで縦長画面を繋げてキャプチャを保存しよう】で解説しています。

補足:Androidのスクリーンショット撮影方法まとめ
Androidでは様々な手順でスクリーンショット撮影が可能です。
例えば「Assistive Touch」というアプリを使えば、画面上の仮想ボタンをタップして画面をキャプチャできます。

また「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証でスクリーンショット撮影ができます。

この画像では指紋認証にホームボタンを配置しているが、スクリーンショットも追加できる。

このようにAndroidのスクリーンショット撮影を強化する豆知識を、関連記事【Androidでスクリーンショットを強化する方法まとめ! 画面キャプチャをもっと便利に使いこなそう】で解説しています。

iPhoneで画面をPDFへ変換する方法
2つの方法を紹介します。どちらも専用アプリのインストールは不要です。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
マークアップで PDFを作成する |
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印刷メニュー でPDFを作成する |
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それぞれ順番に解説します。
方法①:iOSのマークアップでPDFを作成する
Safariなら標準のマークアップ機能から、表示中のページをPDF化できます。
まずPDF化したいページでスクリーンショットを撮影して下さい。
すると左下にサムネイルが出るので、タップしてマークアップ機能を表示、フルページ → 完了 と選べば、
WebページをPDF化して、ファイルに保存できます。
また別の手順として、Safariの
共有メニューより マークアップ → 完了 と実行してもPDF化可能です。
もしページ内の一部範囲のみPDF化したい場合、マークアップ機能で フルページ を選んだ後、アイコンをタップすれば調整できます。

(右)グレーとなった範囲はPDF化の対象外となる。
参考 Appleサポート – iPhone、iPad、iPod touchでマークアップを使う
方法②:iOSの印刷メニューでPDFを作成する
Safari以外のブラウザ(例:
Chrome)でPDF化したい場合、印刷メニューを使う方法があります。
PDF化したいページで、共有メニューより 印刷 へ進み、
印刷レイアウト画面でピンチアウトしてから、さらに共有メニューを開きます。
ピンチアウトは、指2本で中心から外側へ広げるように開く操作のことです。

印刷レイアウト画面でピンチアウトする操作。
これでWebページをPDF化して、ファイルに保存できます。
もしページ内の一部範囲のみPDF化したい場合、印刷レイアウト画面で 範囲 を開き、対象ページを指定すればOK。

(右)ページ範囲を1〜3とした例。
補足:iOS 12以前のiPhoneでPDFを作成する方法
iOS 12以前のiPhoneをお使いの場合、PDF化したいページで、Safariの
共有メニューより PDFを作成 → 完了 と選べば、
WebページをPDF化して、ファイルに保存できます。
補足:iPhoneで縦長スクリーンショット画像を撮影する方法
ここまで紹介した画面をPDFへ変換する方法は、弱点が2つあります。
- ウェブページ以外(例:
Instagram /
LINE)は変換できないことが多い
- ページ数が多いとうまく変換できない
同様のお悩みがある場合、オススメなのが画像ファイル形式(例:PNG)で撮影する方法です。
ページ全体をスクリーンショット撮影ができ、オススメアプリが2つあります。
アプリ | メリット | デメリット |
---|---|---|
![]() WebCollector |
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![]() Tailor |
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アプリの使い方について、詳細は関連記事【スマホでページ全体のスクリーンショット撮影する方法! Android/iPhoneで縦長画面を繋げてキャプチャを保存しよう】で解説しています。

〆:スマホでもWebページをPDF化できる!
以上、スマホでWebページをPDF化する方法! Android/iPhoneのChromeやSafariでサイト全体を保存しよう の説明でした。
サイトをPDF化すればオフラインでも閲覧できますし、相手へ共有したいシーンでも便利です。
ぜひ、お試しあれ。
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