Androidのブラウザで表示しているページは、様々な方法でPDFファイルへ変換できます。
そこで本記事では、その方法について紹介します。
家族や友人へウェブサイト情報を共有したいとき便利ですよ。
iPhone・MacでウェブサイトをPDF変換する方法は関連記事で紹介しています。


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Androidのブラウザ上でページをPDFへ変換する方法
本記事では3つの方法でウェブサイトをPDF化する手順を解説します。
- GoogleクラウドプリントからPDF化する
- アプリ「Web Snapshots」でPDF化する
- ブラウザ「Firefox」でPDF化する
具体的には、JAL公式サイトのスマホページをPDF化するケースを例に説明しています。
GoogleクラウドプリントからPDF化する
ブラウザ「Chrome」アプリで使用できる「Googleクラウドプリント」を使えば、表示中のページをPDF化できます。
まずPDF化したいページでメニューから「共有」へ進み、
「印刷」を実行します。
なお、Chromeアプリによってはメニューに「印刷」が表示されるバージョンがあります。
この場合、直接「印刷」を選択すればOK。
印刷メニューで「PDF形式で保存」をセットし、PDF化を実行すれば保存できます。
保存されたPDFは「Download」フォルダにあります。
もし見つからない場合、関連記事【Androidでダウンロードしたファイルの保存先はどこ? 内部ストレージからデータの場所を探す方法】を参照下さい。

この方法の特徴です。
メリット
- 別途アプリのインストールが不要
デメリット
- 使用するブラウザが限定される
- サイトによってPDF化したページのレイアウトが崩れる
ちなみに「Googleクラウドプリント」を使えば、スマートフォンから遠隔印刷も可能です。
初期設定でGoogleアカウントとプリンタを関連付けすれば、印刷の度にスマートフォンとプリンタを接続せずともすぐ印刷できます。
詳細は関連記事【Googleクラウドプリントでスマホから遠隔印刷する方法! HPプリンタでCloud Printを設定しよう】で解説しています。

アプリ「Web Snapshots」でPDF化する
「Web Snapshots」アプリを使えば共有メニューより表示中のページをPDF化できます。
PDF化したいページでメニューから「共有」へ進み、
「Web Snapshots」を選択して「FULL PDF」を実行します。
保存されたPDFにチェックを入れ「VIEW」をタップすると内容を確認できます。
「SHARE」から別アプリで共有もできますし、内部ストレージに保存されるPDFを取り出してもOK。

「Web Snapshots」で保存したPDFの場所。
この方法の特徴です。
メリット
- 使用するブラウザに制限がない
- PDF化したページのレイアウトが崩れにくい
デメリット
- 別途アプリのインストールが必要
- PDF化に少し時間がかかる
ちなみに「Web Snapshots」のように、共有メニューからPDF化するアプリはほかにもあります。
これらと比較して、「Web Snapshots」は下記2点が優れているためオススメです。
- PDF化にかかる所要時間が短い
- PDF化で崩れるレイアウトが少ない
ブラウザ「Firefox」でPDF化する
ブラウザ「Firefox」アプリには表示中のページをPDF化する機能が搭載されます。
PDF化したいページでメニューから「ページ」へ進み、
「PDFとして保存」からPDF化を実行すれば保存できます。
保存されたPDFは「Download」フォルダにあります。
もし見つからない場合、関連記事【Androidでダウンロードしたファイルの保存先はどこ? 内部ストレージからデータの場所を探す方法】を参照下さい。

この方法の特徴です。
メリット
- PDF化に時間がかからない
- PDF化したページのレイアウトが崩れにくい
デメリット
- 別途アプリのインストールが必要
- 使用するブラウザが限定される
まとめ:どの方法がオススメか
3つの方法の比較です。
Googleクラウドプリント | Web Snapshots | Firefox | |
---|---|---|---|
使用するブラウザの制限 | あり | なし | あり |
別途アプリのインストール | 不要 | 必要 | 必要 |
PDF化のスピード | 普通 | 遅い | 速い |
PDF化の精度 | 低い | 高い | 高い |
PDF化の精度を求めるなら「Web Snapshots」や「Firefox」がオススメですが、新しいアプリのインストールが面倒なら手軽な「Googleクラウドプリント」もアリです。
各方法をそれぞれ試してみて下さい。
補足:
縦長スクリーンショット画像を撮影する方法
今回紹介した方法を使えば、ウェブサイトの縦長画面もすべてPDF保存できますが、ファイル形式を”画像ファイル(例:jpg / png)”としたい場合、アプリ「Stitch & Share」がオススメです。
一度では画面に入りきらない部分を複数回分割して撮影・結合することで、1枚の画像としてスクリーンショット撮影できます。
詳細は関連記事【Stitch & Share – Androidで縦長スクリーンショットを撮影し画面全体をキャプチャする方法】で解説しています。

そのほかAndroidのスクリーンショット撮影方法まとめ
Androidでは様々な手順でスクリーンショット撮影が可能です。
例えば「Assistive Touch」というアプリを使えば、画面上の仮想ボタンをタップして画面をキャプチャできます。

また「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証でスクリーンショット撮影ができます。

この画像では指紋認証にホームボタンを配置しているが、スクリーンショットも追加できる。

このようにAndroidのスクリーンショット撮影を強化する豆知識を、関連記事【[Android] スクリーンショットを強化する豆知識まとめ! 画面キャプチャをもっと便利に使いこなそう】でまとめて解説しています。

〆:Android上でもサイトページをPDF化できる!
以上、AndroidでウェブサイトをPDF変換する方法! ブラウザのページを保存しよう の說明でした。
ウェブサイトの内容を相手に伝えたい場合、URLの共有が一般的な方法ですが、ログインが必要なページではうまくいきません。
そのようなケースで、ページのPDF化を知ってると便利な裏ワザとなります。
ぜひ、お試しあれ。
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