Androidを使っていると、画面の反応が悪くなり、タッチパネルが正常に動作しないことがあります。
そこで本記事では、タッチパネルが壊れて反応しないAndroidを修理せず使う活用方法を紹介します。
大きく下記2パートに分けて記載をしています。
- タッチパネルの異常を直す方法
- 調子の悪いタッチパネルを活用する方法
まず、1の方法で元の正常な画面へ戻せないか試してみて下さい。
それでも改善しない場合、スムーズに認証しないタッチスクリーンのまま、2の方法でAndroidを操作する様々な方法を実践してみて下さい。
Androidの電源ボタンが壊れて困っている方は、関連記事【電源ボタンが壊れたAndroidの活用方法まとめ! 反応しない物理キーを修理せず使おう [画面オンオフ/スクショ撮影/再起動]】で対策を解説しています。

また、iPhoneで同様にタッチパネルが壊れて困っているなら、関連記事【[iOS] タッチパネルが壊れて反応しないiPhoneを修理せず使う活用方法! 画面が割れて動かなくても操作できる】で解説しています。

タッチパネルの異常を直す方法
ハードウェア的な問題ではなく、ソフトウェア的な原因でAndroidのタッチパネルに不具合が発生している場合、下記に挙げる方法を試すことで正常に戻る可能性があります。
Androidを再起動する
電源ボタン長押しでAndroidを再起動して下さい。

左:Nexus 6P(Android 7.1.2) / 右:Xperia X Performance(Android 7.0)
機種やOSバージョンによって電源ボタン長押しで「再起動」が表示されないケースもあります。
その場合は「電源を切る」選択後、再び電源ボタン長押しで端末を起動させる手順が必要です。

Xperia Z1(Android 4.4.2)
また、もし何らかの理由で通常の再起動を実施できない場合は、「強制再起動」してみましょう。
詳細は関連記事【Androidを強制的に再起動する方法! 強制終了で動かないスマホの電源を落とそう】で解説しています。

再起動後に画面をタップして、正常に動作するか試してみて下さい。
セーフモードで起動する
別途インストールしたアプリによってタッチパネルに異常が発生している可能性があります。
最近新しいアプリを導入して以降で調子が悪ければ、対象アプリをアンインストールしてみて下さい。

もし心当たりのアプリがない場合、Androidを「セーフモード」で起動して事象が改善しないか確認してみて下さい。

「セーフモード」によりプリインストールアプリでのみAndroidを起動できるため、「セーフモード」状態でタッチパネルが正常に動作するなら、何らかのアプリに原因があることを判別できます。

Xperia Z5 Premiumでの例。
ちなみに「どのアプリに原因があるか」までは判断できないため、1つずつアンインストールして解決しないか確認する必要があります。
開発者向けオプションをオフにする
Androidの隠れ機能「開発者向けオプション」を使えば、通常の設定では変更できない部分までカスタマイズが可能となります。

一方、「画面のタッチ動作」に影響を与える設定も存在するため、「開発者向けオプション」が不具合の原因になっている可能性もあり得ます。
そこで、一度設定をオフにして事象が改善しないか確認してみて下さい。

スリープモードなどトグルが自動でオフに切り替わる
詳細は関連記事【Android「開発者向けオプション」の基本と表示/非表示にする方法まとめ! デベロッパーモードで隠れ機能を使おう】で解説しています。

そのほか:基本的な事項を再確認する
スマートフォンのスクリーンは「電気」に反応して動作するため、指の静電気が伝わらないと正常に動作してくれません。
そのため下記2点に問題があり、タッチパネルの調子が悪い可能性があります。
- 指が乾燥している
- 画面が汚れている
指が乾燥している
Androidの画面を触れると、指に微量で覆われる汗や水分によって静電気がスマートフォンのスクリーンに伝達されます。
そのため、指が過度に乾燥しているとタッチパネルが動作しないことがあります。少し指を湿らせてみて事象の改善がないかチェックしてみて下さい。
画面が汚れている
画面が汚れているとタッチした部分が反応しなかったり、逆に汚れがタップと誤検知して正常な動作とならないことも。
特に画面保護フィルムを装着しているなら、長年の装着でゴミが溜まり、不具合に繋がっている可能性があるため、シートを剥がした状態で画面に触れてみて改善するかチェックして下さい。
Androidを初期化する
以上までの方法全てを試しても事象の改善がない場合、最後の手段としてAndroid本体の初期化が残されています。
もしAndroidの使用期間が長ければ、機種変更もご検討下さい。
サイト au Online Shop
サイト ソフトバンクオンラインショップ
初期化実施前に、大切なデータのバックアップは忘れずに!

「設定」→「システム」より「リセット」へ進み、
「データの初期化」より「モバイル端末をリセット」で初期化できます。
Androidの初期化に関わる内容はまとめて、関連記事【Androidを初期化する方法まとめ! スマートフォンやタブレットの個人情報を消去しよう】で解説しています。

調子の悪いタッチパネルを活用する方法
Androidを初期化までして事象が改善しない場合、ソフトウェア的な問題ではなく、そもそもハードウェア的にスクリーンが故障しておりAndroidのタッチパネルに不具合が発生している可能性が高いです。
完全な状態に戻すには端末を修理に出す必要がありますが、一時的にそのまま使いたいなら、下記に挙げる方法で操作できる可能性があります。
下記に挙げる方法の中には、別途アプリを導入する必要がありますが、そもそも画面が壊れておりインストールできないケースもあるでしょう。
もし別端末(例:パソコン / タブレット)からGoogle Playのブラウザサイトへアクセスできる環境があるなら、遠隔でアプリをインストールする方法が役に立つかもしれません。

問題ない画面領域でのみタッチパネルを使う
もし画面のタッチパネルが全画面ではなく”一部領域”でのみ反応しないなら、問題ない画面領域でのみ操作することで一応使うことはできます。
例えば別記事でまとめている様々なアプリを導入することで、下記のような機能を専用の操作メニュー上で完結できます。
- 基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)の操作
- 各種アプリの起動
- 機能スイッチ(例:Wi-Fi / Bluetooth)の起動

操作メニューはAndroid画面上の好きな場所へ移動できるため、タッチに問題ない画面領域に配置することで、いつも通り使えるかもしれません。

「Swiftly Switch」アプリの操作メニュー例。
物理ボタンやセンサー機能でAndroidを操作する
Androidを操作する手段は画面のタッチパネルだけでなく、物理ボタン(例:電源キー / 音量キー)やセンサー機能(例:近接センサー / 重力センサー)を有効活用する選択肢もあります。
別記事でまとめている様々なアプリを導入することで、下記のような機能を”タッチパネル以外”の手段で実行できます。
- 基本3ボタン(ホーム / 戻る / タスク)の操作
- 各種アプリの起動
- 機能スイッチ(例:Wi-Fi / Bluetooth)の起動

例えば「Fingerprint Quick Action」というアプリを使えば、指紋認証ジェスチャーで指定アプリを開いたり通知領域の表示ができるようになります。
パソコンからAndroidを遠隔操作する
もしパソコンをお持ちであれば、遠隔でAndroidを操作できます。
例えば「Vysor」というChrome拡張機能を使えば、USBケーブルを通してAndroid上の画面をブラウザ上でミラーリングし、PCよりタップやスワイプ操作が可能です。

MacにNexus 6Pの画面をミラーリングした例。

パソコンからAndroidの通知を確認する
もしパソコンをお持ちであれば、遠隔からAndroidの通知を確認できます。
例えば「Pushbullet」というアプリを使えば、PC側のブラウザ上で、スマートフォンに届いた通知一覧を確認できます。

外付けキーボードやマウスを接続して操作する
もし外付けキーボードやマウスがあれば、USB接続やBluetooth接続でAndroidを操作できます。
例えばApple純正の「Magic Keyboard」をAndroidのBluetoothでペアリングすれば、
タッチスクリーンの仮想キーボードを使わずとも、外部キーボードより文字入力が可能です。
同様にApple純正の「Magic Trackpad」をAndroidのBluetoothでペアリングすれば、画面上にマウスポインタが表示され、タップ・スワイプ等の操作が可能です。
参考:可能な範囲でデータはバックアップしておこう
もしAndroidのタッチパネルに不具合を感じ始めたら、完全に使えなくなる前にデータのバックアップをしておきましょう。
Google公式の「Googleアカウント」を使えば各種設定項目を保存できますし、写真やLINEトーク内容はそれぞれ個別アプリでバックアップ作業が必要です。

Nexus 6P(Android 8.1.0)のバックアップ画面例。
詳細は関連記事【Androidのデータをバックアップする方法! スマートフォンのデータを保存する特徴と使い方まとめ】で解説しています。

〆:タッチパネルが使えずとも操作できるかも
以上、タッチパネルが壊れて反応しないAndroidを修理せず使う活用方法! 画面が割れて動かなくても操作できる の説明でした。
もしハードウェア的にタッチパネルが壊れていても、後半で紹介した様々な方法で何とかAndroidを操作可能です。
が、やはり限界があるので、最終的には修理に出すか、新機種への変更が求められるでしょう。
ぜひ、ご参考あれ。
コメント
タッチパネルが壊れて反応しないのに、どうやって設定画面に行けというのか。
『おとといきやがれ』と同じでしょ。コレ。
壊れる前提で設定やらアプリやら入れとけば別ですが。
とりあえず、悶々とする記事ですね。
タッチできないから意味ない。
役に立ちませんでした。
タッチパネル反応しないから再起動出来ん
マウスが繋げられれば、タッチパネルが反応しなくても「設定」までたどり着けますよ。