この記事では、Androidで表示される次の通知について、詳細な原因と解決方法を紹介します。
Google Play開発者サービス アカウントの設定が必要です Googleによる法律の遵守をサポートするために、 今すぐお使いのGoogleアカウントに生年月日を登録してください
「アカウントの設定が必要です」通知の例
何度も通知が表示されて困っている方は、ぜひどうぞ。
類似の通知として「アカウントの操作が必要です」もあります。こちらの情報をお探しの場合、関連記事【Android「アカウントの操作が必要」の原因と削除する方法! Googleのメールアドレス(Gmail)を修正して通知を消そう】で解説しています。
Android「アカウントの設定が必要」の原因と削除する方法
このパートでは、具体的に「アカウントの設定が必要」通知を消す手順を解説します。
そもそも表示が出る原因も触れているので、合わせてどうぞ。
- 説明①通知が表示される原因 - 登録しないとどうなる?
- 説明②通知を消す解決手順 – 生年月日を登録する
- 説明③Googleアカウントの生年月日/公開先を変更する方法
通知が表示される原因 – 登録しないとどうなる?
お使いのGoogleアカウントで、ご自身の生年月日が登録されていないのが原因です。
今でこそ、新規作成するアカウントは年齢の入力が必須条件です。
(右)生年月日が空欄だと、アカウントを新規作成できない。
が、かつては任意項目だったため、以前に作成したGoogleアカウントであれば、生年月日を登録していないケースがありえます。
そもそもGoogleアカウントの年齢情報は、次のようなシーンで使用されます。
- 特定のサービスや機能の年齢制限を満たしているか判断するため
- 年齢に適した広告を表示するため
- アカウントの本人確認で使用するため
例えばGoogleアカウントは13歳以上が条件ですし、YouTubeには年齢制限が設けられた動画も配信されているなど、世の中のトレンドとして、未成年保護に関する規制が強化されています。
そこで2021年から、より厳密にGoogleのポリシーを適用させるため、生年月日を登録していないユーザーに対して「アカウントの設定が必要」通知を配信しています。
「Googleによる法律の遵守をサポートするため」という文句が記載される。
そのまま放置すると、主に2つのデメリットがあります。
- Googleアカウントが無効化される(可能性がある)
- 年齢制限のあるコンテンツを閲覧できない
生年月日は第三者に公開されないため、誰かに知られる心配はありません。
特別な事情がない限り、以降より紹介する手順に従って登録をオススメします。
通知を消す解決手順 – 生年月日を登録する
「アカウントの設定が必要」通知をタップすると次のメッセージが表示されるので、画面に従って誕生日を入力すればOK。
生年月日が設定されていません。 この情報はGoogleでの法律の遵守に必要です。
通知から生年月日入力ページを開く手順
もし通知が出ていない場合、Googleアカウントの管理ページから入力します。
Googleの公式サイトから生年月日入力ページを開く手順
生年月日を登録すれば、「アカウントの設定が必要」通知も出なくなります。
参考：Googleアカウントの生年月日/公開先を変更する方法
すでに登録済みの生年月日は、後から修正することも可能です。
Googleアカウントの管理ページから変更後の誕生日を入力して 保存 すればOK。
生年月日を修正する例。
また「生年月日を公開するユーザー」として 一般公開 へ切り替えると、年齢が第三者へ知られるようになります。
「一般公開」へ切り替える例。
なお、生年月日の情報そのものを消すことはできません。
空欄にすると「完全な生年月日を記入してください」とエラーが出る。
補足：Googleアカウントの設定に関するアレコレ
このパートでは「アカウントの設定が必要」通知に関連する、より細かい情報を補足します。
興味がある方は、どうぞ。
- 補足①Google Play開発者サービスの通知を強制的に消す方法
- 補足②Googleアカウントからログアウトする方法
- 補足③Googleアカウントを完全に削除する方法
Google Play開発者サービスの通知を強制的に消す方法
「アカウントの設定が必要」通知は、タップして開けば通知も消えます。
が、生年月日を登録せず放置していると、定期的に通知が表示されます。
もし生年月日の登録に抵抗がある場合、発出元である
Google Play開発者サービスの設定を変えれば非表示にできます。
通知を長押しで、通知をOFFにする を選択。
「アカウントについて推奨される対応」をオフにすればOK。
これで通知が出てこなくなります。
元に戻したい場合、Google Play開発者サービスのアプリ情報ページから切り替え可能です。
「通知」より「アカウントについて推奨される対応」をオンにすれば戻る。
アプリ情報の開き方は、関連記事【Androidでアプリ情報の見方と表示方法まとめ! 使用状況へのアクセスを開いて設定変更しよう】で解説しています。
なお、通知を強制的に非表示としたところで、次のデメリットは残り続けます。
- Googleアカウントが無効化される(可能性がある)
- 年齢制限のあるコンテンツを閲覧できない
従って本記事で紹介したとおり、生年月日の登録を推奨します。
Googleアカウントからログアウトする方法
「アカウントの設定が必要」通知が表示されるGoogleアカウントを使っていない場合、端末との紐付けを解除しましょう。
設定の アカウント より、ログアウトしたいGoogleアカウントをタップ。
アカウントを削除 すればOK。
より詳細な情報は、関連記事【AndroidでGoogleアカウントからログアウトする方法! スマホとGmailの紐付けを解除しよう】で解説しています。
Googleアカウントを完全に削除する方法
「アカウントの設定が必要」通知が表示されるGoogleアカウントそのものを削除したい場合、公式の「アカウントを削除」ページより実行できます。
(左)ログイン画面 (右)削除による注意事項が表示される
(左)「アカウントを削除」で決定 (右)削除完了後の画面
このように削除手順はカンタンですが、注意ポイントがいくつもあります。
- 全Googleサービスのデータが消える
- Gmailアドレスで登録するサービスが使えなくなる
- 代金の支払義務は残る/収益の受取権利は消える
- 削除後のアカウント復元は条件がある
- 削除されたアカウントと同じIDは取得できない
より詳細な情報をまとめて、関連記事【Googleアカウントを完全に削除する方法まとめ! iPhoneやAndroidでGmailアドレスを消そう】で解説しています。
〆：正しい生年月日を登録しよう!
以上、Android「アカウントの設定が必要です」通知の解決方法! Googleの生年月日を登録しよう の説明でした。
生年月日を登録するデメリットも少ないため、「アカウントの設定が必要」通知が出ているなら、対応することをオススメします。
ぜひ、ご参考あれ。
参考 Googleアカウントヘルプ – アカウントを更新して年齢制限の条件を満たす
参考 Googleアカウントヘルプ – Googleアカウントの年齢制限
コメント
アカウントが既に無効化している場合は、どうしたらいいですか？