iPhoneでSMSを送信予約する方法! 時間指定したiMessageを自動でスケジュール配信しよう [iOS]

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iOS

SMS(ショートメッセージサービス)を使えば宛先となる電話番号だけでメールを送信できますが、予約送信の機能は搭載されません。

そこで本記事では、iPhoneでSMSを送信予約する2つのアプリを紹介します。

  • SMS Text Scheduler(App Storeにあるアプリ)
  • Kairos 2(脱獄アプリ)

iPhoneの場合、送信操作まで自動化する「完全な予約送信」は脱獄しないと実現できません。

ただしApp Storeにあるアプリでも予約送信に近い機能は搭載されるため十分便利です。

一般ユーザーは「SMS Text Scheduler」を、脱獄済みユーザーは「Kairos 2」はぜひチェックして下さい。

Photo by Kyle Glenn on Unsplash

 

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SMS Text Scheduler – 使い方

‎SMS Text Scheduler
‎SMS Text Scheduler

「SMS Text Scheduler」アプリの特徴です。

  • 予約日時に通知を表示する
  • あらかじめ作成した本文をすぐに送信できる

「自動送信」ではありませんが、事前に作っておいたメッセージ本文を使ってすぐに送信できるので、送り忘れを防止できる便利なアプリです。

SMSを予約送信する手順

アプリを起動し、右上のプラスアイコンより新規メッセージ作成に入ります。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順1

宛先を入力する

送信したい相手の電場番号(-ハイフンなし)を入力します。

方法は2通りあります。

  • 番号を直接入力する
  • 連絡先から選択する

「連絡先」画面は入力欄右側のプラスボタンをタップすれば表示されます。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順2

宛先を入力する2つの画面。

予約日時を入力する

スケジュール送信したい日時を決めます。

ここで設定した日時になると、通知で知らせてくれます。

「Add date」をタップして、プルダウンメニューより設定できます。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順3

本文を入力する

「Enter message bellow」という吹き出しに送りたい文章を入れます。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順4

設定を完了する

最後に「SAVE」をタップすると、トップ画面に作成したSMSが追加されます。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順5

予約した日時になったら通知が表示され、タップすると「宛先」と「本文」がすでに入力された状態で「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリが起動するので、後は送信ボタンをタップするだけ。

SMS Text SchedulerでSMSを予約送信する手順6

表示される通知をタップすると、送信準備OKな状態で「メッセージ」アプリが起動する。

あくまで自動送信ではないため、最後にユーザー自身が手動で送信ボタンをタップする必要はありますが、本文がすでに入った状態で起動できるので、すぐ送信できます。

SMSの予約送信状況を管理する手順

「SMS Text Scheduler」には4つのタブがあり、それぞれからSMSの予約送信状況をチェックできます。

  • ALL:過去の送信実績と今後の送信予定を表示
  • UP NEXT:今後の送信予定を表示
  • SENT:過去の送信実績のうち「送信に成功したメッセージ」を表示
  • NOT SENT:過去の送信実績のうち「送信に失敗したメッセージ」を表示

過去の送信実績では、緑色のチェックマークが付いてれば送信に成功しており、赤色のバツマークなら失敗していることを示します。

例えば「SMS Text Scheduler」でメッセージを作成し、通知が表示された後に送信操作を実施しない場合、送信に失敗したメッセージとして表示されます。
SMS Text SchedulerでSMSの予約送信状況を管理する手順1

ALLタブの画面例。

また過去の送信実績をタップすると、同じ内容で新しい予約送信ができます。

同様のメッセージを使いまわしたいシーンで知ってると便利です。

SMSの予約/履歴を削除する手順

「SMS Text Scheduler」で予約したメッセージは、左にスワイプして表示される「DELETE」より削除できます。

同様の操作で、過去の送信実績も消せます。

SMS Text SchedulerでSMSの予約/履歴を削除する手順1

以上が「SMS Text Scheduler」の説明です。

予約した時刻になるとリマインド通知するアプリは多い中、「宛先」と「本文」がすでに入力された状態で「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリを起動し、すぐに送信できるのが「SMS Text Scheduler」の魅力です。

もし送信操作まで自動化する「完全な予約送信」を実現したい場合、以降で紹介する脱獄アプリ「Kairos 2」をお試し下さい。

 

Kairos 2 – 使い方

「Kairos 2」アプリの特徴です。

  • 脱獄前提のアプリ
  • 送信操作まで自動化する「完全な予約送信」を実現できる

前提となる脱獄環境を用意するハードルはありますが、予約したメッセージの「自動送信」まで可能です。

iOS 11.2.1で動作を検証しています。

アプリをインストールする手順

まずCydiaに次のレポジトリを追加します。

http://repo.packix.com/

Kairos 2をインストールする手順1

次に「Kairos 2」を検索し、「変更」メニューより「インストール」・「SpringBoardの再起動」を実行します。

Kairos 2をインストールする手順2

以上でアプリの準備はOK。

SMSを予約送信する手順

iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリで本文を入力して送信ボタンをタップすると、プルダウンメニューより予約送信したい日時を設定できるようになります。

Kairos 2でSMSを予約送信する手順1

後はその時刻になると、自動でメッセージが配信されます。操作は何もいりません。

Kairos 2でSMSを予約送信する手順2

予約送信が実行されても、通知は特に表示されません。

SMSの予約送信状況を管理する手順

iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」トップ画面右上のアイコンより、今後の予約状況を確認できます。

  • Today:本日予約されているメッセージ
  • Future:明日以降予約されているメッセージ
  • Repeating:繰り返し予約されているメッセージ

Kairos 2でSMSの予約送信状況を管理する手順1

さらにタップして表示される編集画面では、次の3点を操作できます。

  • 予約時間の変更
  • 繰り返し予約の設定
  • 予約の削除

Kairos 2でSMSの予約送信状況を管理する手順2

Kairos 2の起動条件を調整する手順

「設定」→「Kairos」より「Kairos 2」の起動条件を3項目より調整できます。

  • SCHEDULE PICKER:予約画面の起動条件を変更する
  • SMART AIRPLANE TOGGLE:予約日時にメッセージを送るとき自動で機内モードをオフにする(送信後は再びオンに戻ります)
  • SMART BATTERY SEND:設定した値よりバッテリー残量が少ないとき自動送信を止める

Kairos 2の起動条件を調整する手順1

注意:「メッセージ」アプリが終了していると自動送信されない

「Kairos 2」の予約送信機能はバックグラウンドで「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリが動いていればよいので、別のアプリを開いている最中も自動送信は実行されます。

ただし次のようなケースに該当し、予約した時刻に「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリが終了していると自動送信されません。

  • アプリスイッチャーで「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」を強制終了した
  • iPhoneの電源が入っていない

特にスイッチャーでアプリを終了する習慣がある方は注意して下さい。

自動送信されなかったメッセージは保留状態となり、「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリが起動され次第、滞留分が一斉に送信されます。

 

補足:

メッセージアプリ機能の種類について

iPhoneのプリインストールアプリ「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」は3種類のメッセージ機能に分類され、

  • SMS
  • MMS
  • iMessage

それぞれに特徴があります。

SMSMMSiMessage
宛先電話番号原則メールアドレス電話番号またはメールアドレス
メッセージの内容テキストのみテキストとマルチメディアテキストとマルチメディア
料金有料
※パケット定額の範囲外
実質無料
※パケット定額の範囲内
実質無料
※パケット定額の範囲内
件名なしありあり
送信規制ありなしなし
文字数制限ありなしなし
メッセージの同期なしなしあり
既読機能なしなしあり
Wi-Fi対応なしなしあり
対応機種iPhoneのみiPhoneのみAppleデバイス全般
提供元携帯キャリア携帯キャリアApple社

詳細は関連記事【iPhoneのSMS/MMS/iMessageの違いまとめ! iOSで3つのメッセージ機能とメールを使い分ける方法】で解説しています。

iPhoneのSMS/MMS/iMessageの違いまとめ! iOSで3つのメッセージ機能とメールを使い分ける方法
この記事では、iPhoneのSMS/MMS/iMessageの違いを解説します。3つのメッセージ機能の特徴や、使い分ける方法、違いを見分ける方法など説明しています。

宛先が電話番号の場合、お互いAppleデバイスならiMessageとして、それ以外はSMSとして送信されます。

SMS/MMS/iMessageのフローチャート図

SMS/MMS/iMessageのフローチャート図。

SMSとして送信する場合、さらに以降で紹介する2点に注意して下さい。

SMS送信の料金体系に注意

iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリでiMessageではなくSMSとして送信する場合、料金体系に注意が必要です。

送信文字数1回あたりの料金(税抜)
1〜70文字(半角英数字のみの場合1〜160文字)3円
71〜134文字(半角英数字のみの場合161〜306文字)6円
135〜201文字(半角英数字のみの場合307〜459文字)9円
202〜268文字(半角英数字のみの場合460〜612文字)12円
269〜335文字(半角英数字のみの場合613〜765文字)15円
336〜402文字(半角英数字のみの場合766〜918文字)18円
403〜469文字(半角英数字のみの場合919〜1071文字)21円
470〜536文字(半角英数字のみの場合1072〜1224文字)24円
537〜603文字(半角英数字のみの場合1225〜1377文字)27円
604〜670文字(半角英数字のみの場合1378〜1530文字)30円

引用 ドコモ – SMSの料金体系

受信側は無料です。

LINEやEメールと同じ感覚で自動送信を設定し続けると、思わぬ金額が請求される可能性があります。

「自動送信されるSMS1通1通にお金がかかっている」という認識を忘れずにしましょう。

SMSのメッセージ規制に注意

iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリでiMessageではなくSMSとして送信する場合、メッセージ規制に注意が必要です。

SMSは迷惑メール対策として、1日に送信できる上限が200通までと決まっています。

従って大量のメッセージを予約すると、途中でエラーが発生する可能性があります。

対策としては、1日の配信数を調整するか、SMS以外の方法でメッセージを送る必要があります。

詳細は関連記事【SMSのメッセージ規制を解除する方法! 1日に送信できるショートメール上限200通の制限を回避しよう】で解説しています。

SMSのメッセージ規制を解除する方法! 1日に送信できるショートメール上限200通の制限を回避しよう
SMS(ショートメッセージサービス)を使えば、相手の電話番号を宛先にしてメールを送信できます。 ただ迷惑メール対策として、1日に送信できる上限が200通までと決まっており、大量のメッセージを送ることはできません。 そこで本記事ではこのS...

 

〆:SMSを普段から多用しているなら便利なアプリ!

以上、iPhoneでSMSを送信予約する方法! 時間指定したiMessageを自動でスケジュール配信しよう [iOS] の說明でした。

一般ユーザーは「SMS Text Scheduler」を、脱獄済みユーザーは「Kairos 2」を使えば、「iOS標準「メッセージ」アプリのアイコンメッセージ」アプリで予約送信できて便利です。

「メッセージの送り忘れ」に悩んでいれば、ぜひお試しあれ。

参考 ドコモ – ショートメッセージサービス(SMS)

参考 au – SMS(Cメール)

参考 ソフトバンク – SMS/MMS

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あっとはっく

コメント

  1. もう一つの選択 より:

    SMS Text Scheduler… テキストを自動送信できません。 それはあなたが送るようにあなたに思い出させるだけです。 テキストメッセージを自動送信するには、AutoSenderというアプリを使用することをお勧めします。

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